フリージャーナリストの安田純平さんが解放された。これに対して危険なところへ勝手に行ったんだから自己責任だという連中がこの日本にはまだまだたくさんいる。一般人がいう分には、バカだなぁ、こういう人たちがその危険な場所で今何が起きているのかを伝えてくれなければ、世界がどうなっているのかがわからないじゃないかと言ってやればいいだけだ。
そんなものわからなくてもいい、知らなくてもいい、という人もいるかもしれない。世界は平和で社会は安定していると思っていた方が楽チンだから、知らないままなら自らの負い目や後ろめたさを感じなくて済むわけ。
でもね、朝日の漫画にこんなのがあるそうだ(FBから拝借してきました)。

こういうことだよね。
人間に大切なのは想像力で、もし自分がこの危険な場所に生まれていたらと考える想像力が人間を人間たらしめているんだと思う。こうして世界をより良いものにしていきたいという気持ちがなければ、人類は早々に滅ぶだろうと思う。青臭いと思われるかもしれないけど。
これに対して、権力を持つ者たちが同じように自己責任論を振りかざす時、これは一般人が想像力の欠如から言うのとは違う悪意があると思う。彼らがそう言う時、それは人々の目を世界に向けさせたくないのである。人々を社会に積極的にコミットさせたくないんだろうね。

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