いやぁ、スポーツの統括団体ってどこもなんか怪しげではあります。IOCしかり、FIFAしかり、UCIしかり、というわけで、
ミルラムのセンティエンスはEPO陽性の結果がわかったら45分でマスコミに公表ですよ。でもスーパースターの場合は、UCIはすでに8月24日にドーピングの可能性があるのを知っていたというじゃあありませんか。しかも本人にも伝え、さらに口止めまでしていたという話も伝わってきます。あきらかにUCI内部で対応を検討するとともに、当事者に対応策を練る時間を与えた、と非難されても仕方がありません。
しかもシーズンオフの2ヶ月ほどの出場停止で手打ちをしようとしているという噂も流れていますけど、こんな不公平なことをしたら、ドーピング以上に自転車競技をおとしめるものだと思いますけどね。センティエンスのような無名選手はさっさと切ってしまうけど、金になるスーパースターにたいしては腫れ物に触るような対応。しかもスーパースターのほうも、もしUCIが処分を下すなら引退してやるぅ、と逆に脅しているようですけどね。引退されたらUCIも困るっていうわけなんでしょう。
そもそもフエンテス事件のときだって、イタリアのバッソとドイツのウルリッヒの名前は速攻で出たけど、その他確定的な、写真に写っていたとかいうケースを除くと、うやむやのまま、結局自転車選手が数名スケープゴートになっただけで、全部で200名ともそれ以上とも言われる証拠品と顧客名簿は闇の中へ葬られてしまいましたからね。そこには自転車選手だけじゃなくてサッカー選手やテニス選手の名前もあったそうだけどねぇ。これが公表されたら国がひっくり返るとかいう噂も流れたようですが。あ、これ以上書くと予断をまぜこんだ余計なことを書きそうだからやめておきます 笑)コメントを寄せてくださる方も過激なことは書かないように 爆)
ただねぇ、ドーピングって選手個人の問題で、もしそれが原因で寿命が短くなったとしても(フィニョンはそう信じていたようですが)自業自得、自己責任と言われてしまうのかも知れませんが、でもよく考えると、たいていは個人の問題ではないだろうと思います。特に大物になればなるほど、まわりの圧力や利権がからんで、追い込まれていくんじゃないか。旧東ドイツの例は極端にしても、逆にセンティエンスのように個人で車飛ばしてバルセロナまでEPOを買いに行くような奴は珍しいと思うんだけど。。。
勝者にはなにもやるな、っていう故寺山修司が言った文句を思い出しながら、たしかに多額の賞金がなければ純粋に名誉のためだけの勝負になってドーピングもなくなるんじゃないか、なんてのどかなことを考えたこともあるけど、どうも世の中はそんな簡単なものではなさそうです。
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