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麻原らの死刑執行について

2018.07.07.04:35

被害者の関係者がホッとしたとか、やっと仏壇に報告できると言うのはわかる。当然だと思う。殺された者はもうこの世にいないのに、殺した者がまだこの世の中で空気を吸っているというのが耐えられない、というも、もちろん想像できる。僕だってきっと被害者の関係者なら同じことを思うだろう。

だけど、と思う。死刑のことを思うとき、どうしても思い出すのは、光市殺人事件の被害者の父にして夫だった本村さんの言葉だ。

「どうすれば死刑という残虐で残酷な刑が下されない社会にできるか。それを考える契機にならなければ、わたしの妻と娘、そして被告人も犬死にです」

それを考えるためにやることがたくさんあったんだと思う。そもそも一審で死刑確定なんていう麻原の裁判がどうなのか。さらに言えば麻原が途中から意味不明のことを言い始めたのが本当に詐病だったのかどうか。詐病でなければ刑事訴訟法に照らして、死刑執行は違法であるのだが。。。

本来人類の幸福を考えるはずの宗教が、なぜあんな無差別のテロ行為を引き起こしたのかを徹底的に調べるべきだったと思う。麻原の口から語らせるべきだったと思う。今回、加害者達を単純に「排除」してしまったわけで、これではまた同じようなカルトによる事件が起こるのではないのか? 刑罰って何のためにあるのか。被害者を慰藉するためだけにあるわけではないだろう。

海外の人間の尊厳を重視する国からはどう思われるだろうと思ったら、やっぱりドイツ政府の批判的コメントが出た。そりゃそうだろう。いっぺんに7人、それも次々と実況中継並みに、今誰それが死刑執行されました、この後〜人が順次執行されることになっています、なんて臨時ニュースが出たらしいけど、これじゃあ北朝鮮の公開処刑まであともう少しだ。

前にも書いたことだけど、死刑制度というのは排除するっていうことだ。悪意にかられて誰かを排除した者を、国が排除するって、国の持つ哲学として、やっぱりおかしくないだろうか?


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comment

Arturo
アンコウ様
  まあ、僕は、この件、”重い”と書きましたが、言い換えるなら、僕個人は迂闊に物が言えないな、(迂闊に死刑賛成、反対、、、と論じる気になれない、、。)状態と言いたかった。まあ、ツールのスタートに立つ資格がある、ない、と言った議論をするような気楽さはないな。と言う事でした。勿論、死刑反対、と先に明文化しているアンコウ様に異を唱える、すごい剣幕で反論するつもりもありません。(ところで英国人は結局ツール走るんですね?なんだよ?じゃあ説明ついたのか?!)
  色々な意見があって、当然というスタンス、少なくとも意見比率が、10:0或いは0:10と言った事には永遠にならないだろう、とは思う訳です。(世界中で死刑制度を実地しているのは日本のみ、となる事も恐らくないでしょうね。まあ、神のみぞ知る、ではありますが、、)ここでの論点は、あくまで、なるべき、議論(主張)ではなく、そうなるのでは?(推理、憶測)です。既に書いた通り、”主張”議論はやりたくないなあ、(苦笑)

  ましてや、サグラダファミリアから遠ざかる一方、と言う事で、”僕にとって謎なのは、いくら同じ日本でのことだとしても、全く知らない人の殺人事件にどうしてあんなに目くじら立てるんだろう、と思うわけです。”辺りに関するコメントも、所感はなくもない、と言った感じでもありますが、ここでは僕のコメントは回避しようと思います。どなたか、そっち系の方に譲ります。謎解きをしてくれる方がおられれば、、、、、

  まあ、今回はそんな底辺があったので、死刑どうこうより、オウムに関して、一寸感情が入った、と言う部分はあったかも!?(苦笑)本来はしない筈のコメント書いたしで、、、
  既に書いた通りこの場合、死刑賛成でも、反対でも彼の悲劇に変わりなし、、、勿論、彼を捕まえて、「オマエは、反対?賛成?」はやりませんが、、、、そこに、この議論の空虚感を僕は覚えてしまった、、もはやある意味、アンコウ様の言う、”当事者ではない僕ら”の資格を持っていないのかも?。冷静さの欠落!?。

  まあ同じ死刑案件でも、別件だったらそもそも投稿すらしなかった、と言うのも間違いなし!?。でもまあとにかくいつものスタンスに戻ります。
2018.07.07 20:15
アンコウ
Arturoさん、

ケルンのヴァルラフ・リヒャルツ美術館へようこそ 笑)

そう、当事者ではない僕らは、だからこそ、冷静に法治国家としての哲学を考えるべきなんだと思うんですよ。

被害者がお前の親族だったらどうなんだ!って言ってくる人も多いけど、そりゃあそうなれば僕だって犯人を殺してやりたいと思うでしょう。でもそういう話じゃ無いんだよね。

僕にとって謎なのは、いくら同じ日本でのことだとしても、全く知らない人の殺人事件にどうしてあんなに目くじら立てるんだろう、と思うわけです。これ右も左も関係なく、現在の日本では多くの人が、死刑制度に反対だというと、ものすごい剣幕で反論してくる。

昭和の時代には死刑賛成派は60%台だったそうですが、現在は85%以上が死刑存置派だそうです。殺伐とした社会の雰囲気が関係しているのは間違い無いでしょうね。
2018.07.07 18:05
Arturo
アンコウ様
  珍しくサグラダファミリア外の事を書きますが、これって、先のサッカーの件(張本のセリフ)じゃあないですけど、結論は出ない話題、話な気もしますね。
  まあアンコウ様も認識されておられる通り、被害者の意識も考えると、今度ばかりはどうしようもない、やるしかない、遅きに失した、とさえ思っている人も少なからずいるとは想像します。(維持に税金も使ってる訳でもあるし、、、ま、こっちは余談にせよ。)

  とわざわざ書くのも、随分前に投稿したとおり、知人に、今回の”処刑者”の一人を縁故に持つ人がいる(当事者間で、幼馴染の友人。僕自身ではない)ので、僕も今回は一寸、彼の事を考え、少し独特の感慨を持ってしまったので、、、。
  この場合、彼は二次的”当事者”であり、同時に二人の相反する人物の死刑が執行された状況下な訳で、彼の胸中をおもんばかった、と言う事になります。
  一人は、たった今書いた幼馴染の友人、そして今一人は、随分前投稿した通り、「それも東京ドームみたいなところで、もろ公開処刑、それも一人一人順番に串刺しにしてやってやりたい。」の当該人物。(と言う話を当時、江川紹子さんにした、という話。)
 おもんばかった、と書きましたが、この場合のポイントは、彼にしてみれば、死刑があっても廃止になったとしても、どっちに転がっても、彼には悲劇でしかない、、、。
 すると当時の投稿に書きましたが、外野、第三者が能書き、ヤジを飛ばすのは簡単だが、しかし、当事者の気持ちは重い、、、と言う事でした、、、。少なくとも僕には重い、、、、となった次第です。
2018.07.07 11:41

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アンコウ

アンコウ
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あんけ・たつや。欧州ロードレースに興味を持ってすでに30年以上。主にドイツ人選手を応援。特に青田刈りにいそしむ。歳にも関わらず、あらゆる点ですごいミーハー。そのほか好きなものは、読書、音楽はバッハと友川カズキ、北方ルネサンス絵画、映画、阪神タイガース(村山、江夏以来ですが、強すぎないこと希望、弱すぎはもっと困るが)。北欧の社会民主主義に対する憧れ強し。家族構成は連れ合いと娘三人。

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