
一面トップは「疑惑・不祥事3ヶ月で『13』、異常事態の安倍政権」とある。写真はそうした疑惑・不祥事の一覧表。まるでもぐら叩きとは辻元議員のセリフだそうだ。
記事にはこうある。「政権の対応で特徴的なのは、新たな事実が出てきても、問題をあくまで否定し続ける点だ」
嘘でも構わないから認めなければ、グレーのままだ、という論法なのだろう。あるいは嘘でも「断固として」とか強い口調で言えば嘘ではなくなるかのよう。潔さとか恥などという言葉は彼らの辞書には載ってない。デタラメである。
そもそも写真の不祥事は今年に入ってからだけだ。それ以前の安保法制にしたって、歴代政権が一貫して「違憲」といってきた集団的自衛権を、一内閣の「閣議決定」で容認した上、国民の多くが説明不足というのに強引に決めた。その時の説明だって、安倍はTVでありえない設定で危機感を煽っていた。
秘密保護法だってそうだ。公約にもしてなかったくせに最優先課題にして一月ほどの審議で強行採決。今年に入ってからの各種隠蔽問題を見る限り、この法律を最優先させた理由は、言わずもがなだろう。
他にもTPPだってアンダーコントロールだって嘘ばかり。他にも小さな嘘なら数え切れないほどある。そしてそうした嘘のどれも、ほとんど言いっぱなしで、訂正したり撤回したりしない。
金子勝が国会前で「安倍は歴代首相の中で最も愚か」と言ったが、全くその通りだと思う。安倍は唐突に昨日北朝鮮による拉致被害者の家族と面会し、自らが「司令塔」になって解決に邁進するとか言ったそうだ。これまでまるで何もしなかった、それどころか被害者家族の蓮池透氏は、安倍は拉致被害者を見殺しにした、とすら明言している。安倍が今になって突然この問題を持ち出したのは、北朝鮮のミサイルはあてにならなくなったからだろう。これで支持率アップを目指しているのだろう。
安倍のやり方はもうはっきりしている。自分を応援してくれる人を利用し、自分の取り巻きたちに便宜を図り私物化し、その他の人々は締め上げて、自分たちの言うことに従わせたい、そう考えているのである。それが安倍の言う美しい国なのだ。
僕らは今、ひとつの平和国家が滅ぼうとしている場に立ち会っているのだ、少し前からそんな気がしてなりません。

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