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1985年のブエルタ

2018.01.22.15:42



本箱からこんなのが出てきました。自転車競技マガジンは1978年末から1990年までベースボール・マガジン社から出ていた月刊誌です。

この写真の3人がわかるとかなりなもんです 笑) 前の二人は割と簡単ですが、マイヨオロの選手はかなりコアかな。

この頃のブエルタは4月終わりから5月初めにかけて行われていたんですね。レース展開を見てみましょう。

最初の方では若いミゲル・インドゥラインが総合トップになりますが、第6ステージのコバドンガの頂上ゴールでペドロ・デルガドが優勝して総合トップになります。しかし次のステージでロバート・ミラーがアタック、デルガドは4分近く遅れて、ペロ・ルイス=カベスタニが総合トップ。2位にミラーが6秒遅れで追う展開。

第10ステージのミラーのアタックで総合トップはミラー。ルイス=カベスタニに30秒近くのリードを取ります。このまま最後から二つ目の第18ステージ。ここまでの総合順位は

1. ロバート・ミラー(プジョー、英)
2. フランシスコ・ロドリゲス(ゾル、コロンビア) 10秒
3. ペロ・ルイス=カベスタニ(MG・オルベア、スペイン)  1分15秒

で、デルガドは6分13秒遅れ。

そして最後から二つ目の第18ステージ。ロバート・ミラーが10秒差を守れるかというところだったんですが、3つある山の2つ目の下りでデルガドがケルメのホセ・レシオと二人でアタックして逃げます。このステージYouTube にありますね。さすがに画像はひどいものですが 笑)



ここからが、この時代のジロやブエルタでよくあったナショナリズムむき出しのレース展開になります 笑) 

トップのミラーは、2位と3位をマークして、6分以上遅れているデルガドを追うことはしません。差はどんどん開いて、残り40キロで3分差。そろそろ追いかけないとやばいというのに、2位のロドリゲスは監督の指示で追走せず、ルイス=カベスタニはデルガドと同じオルベアチームなので追うはずはなく、総合5位のライムント・ディーツェンを要するテカも追走を拒否。

見事なチームを超えたスペイン人連合 笑)の前に、フランスのチームプジョーに属す英国人のミラーはなすすべなく、ここに大逆転がなったのでした。ちなみにロドリゲスのチームゾルも、テカもスペイン国籍のチームです。ミラーとしてはプジョーのアシストが序盤で遅れてしまったのが致命傷になりました。

というわけで、最初の競マガの表紙の3人はデルガドとミラーとルイス=カベスタニでした。デルガドは一昨年来日して、サイン本をゲットしたことは書きました。 ミラーは一時期性転換して女性になったという噂が流れ、ネットには現在のミラーというおばちゃんの写真までアップされたことがありましたが、どうやらガセだったようですね。ただ、現役時代からかなりの変人だったと言われていました。

ルイス=カベスタニはこの時22歳、長身細身の、自転車に乗っている姿が格好いい選手でした。

IMG_1367_convert_20180122153153.jpg

この写真は86年のブエルタ(競技マガジンから)のTTです。この写真の感じは、下りのコーナーを走っている時には、よく思い浮かべたものでした 笑) 将来必ずブエルタに勝つと言われたのですが、結局勝てませんでした。



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comment

アンコウ
かばきちさん、

初めまして。

情報をありがとうございます。本当だったんですか。びっくりです。ずっとガセだと思い込んでました。

ちゃんと検証しないといけませんね。反省です。記事にも反映させます。どうもありがとうございました。
2018.01.28 11:15
かばきち
もちろんデヴィッド・ミラー→ロバート・ミラーです(笑)。すみません。
2018.01.28 10:52
かばきち
いつも拝見しています。ロードレース以外のお話にも共感することが多いです。
ただ、ミラーについては誤解があるようです。
ミラーの「性転換」は本当です。トランスジェンダーであることをカミングアウトして、今はフィリッパ・ヨークと改名しています。
トランスジェンダーであることを隠していた選手時代はとてもつらかったようで、選手生活そのものを否定するようなコメントもしています。たとえば下記。ご参考までに。
http://www.cyclingnews.com/news/philippa-york-would-have-swapped-cycling-success-for-personal-happiness/
2018.01.28 10:50
CYPRESS
おっと、
グランコンペのタイガース優勝版、書き忘れてました(-_-;)。
当時、実物がどんなもんか見たくて都内の大きな自転車店を何軒か巡ったところ、
現物があった店、無し。
どこへ行っても、
「やっぱり東京はジャイアンツだね。欲しいって言う人いないなぁ」

と言う訳で30年以上実物を見たこと無し。

その昔、
タイガース優勝記念ビデオを見た時、
終盤に今で言う「プロパティ事業部」が映り、エラい人混み(笑)。
そこに来ているオヤッサン達が、どう見てもその辺のオヤッサン達(笑)。

あのオヤッサン達の一人が吉貝ブレーキの社長だったのかと、
今では思うのであります(笑)。
2018.01.24 21:49
アンコウ
CYPRESSさん、

東ドイツの団抜きに供給とかでしたかね。

よしがいのタイガースバージョンは覚えてます。サイスポに乗ってなかった? なるほど、世界のシマノと地域のヨシガイという比較は面白いです。
2018.01.24 17:54
CYPRESS
1985年と言えばもう二つ。
まず、千葉洋三大先生(➡日本のロードレース界に多大な貢献をしていらっしゃる)
のアマンダスポーツがカーボンファイバー板+バルサリムのディスクホイール発売開始。
超軽い外周部と「一枚」のスポークで感動的に速かった(^o^)。
軽いアルミリムも確かに速いけど振れやすく実用性に難有。
ディスクも横風に弱いけど、強度ははるかに強い。
ディスクホイールはスポークの少なさが空気抵抗を劇的に減少させる事を自転車乗りに実感させ、
現在のスポークが少ない完組ホイールの先駆となりました。

吉貝ブレーキが阪神タイガース日本シリーズ優勝記念グランコンペ発売。
白+黒、黄色+黒の二種類のタイガースストライプがあった。
「地元密着型」吉貝と「世界の」島野の違いであります。
2018.01.24 00:21
Arturo
アンコウ様
  はい、そうです。(ちゃんと覚えてるじゃあないですか!!)。個人的には、本と言えば、先日の荻窪版の本も登場してもらえると幸いです。まあ、いずれにしてもマイペースで、、、。
2018.01.23 01:18
アンコウ
CYPRESSさん、

誰かのインタビューで、チームメイトのミラーについて、あいつは変わってる、他のみんなとはうまくやってるけど、あいつだけは。。。と、協調性の欠如を批判しているインタビューを、大昔に読んだことがあります。

まさにこの85年の7月号の関さんのミーハー講座がファニーバイクの話題ですね。写真のルイス=カベスタニが乗ってるのも前輪小径のファニーでしょうか。ファンデラールデンがファニーに乗ってる真横からの写真ポスターがサイスポにあって、格好いいなぁ、と思ったものでした。

ズーテメルクについてはまたそのうち。
2018.01.23 00:29
CYPRESS
この時のプジョーチーム、ミラーがイギリス人だったためか総すかん、
または全然やる気が出ず。
、とイギリスの雑誌で読んだ気が...

1985年と言えば、
イノーのダブルツール、ズートメルクの世界戦、前輪小径のファニーバイク、
ミシュランの高性能WO「ハイライト」シリーズ。
注目はズートメルクの世界戦。
オランダチームにジャージを提供したのが、パールイズミ。
ツールの方は1999年にアームストロングが着ていたんですが(笑)。

因みに、
島野デュラエースが世界戦を初制覇したのは、
1980年女子ロード。
アメリカのあのベス・ハイデン。
小柄で高梨沙羅みたいでした(笑)。
2018.01.22 23:09
アンコウ
Arturoさん、

いや、競技マガジンは創刊号から、欠けているところもあるけど、概ね出てきました。

で、なんだっけ、クネーテマンとモゼールの世界戦だっけ? なんの話だっけ? 

少しいろいろ出てきたので、昔のレースのことをYouTubeなんかも探しながら書いてみようかと思っているけど、まあ、気が向いたらね。
2018.01.22 21:47
Arturo
アンコウ様
で、出てきたのは1冊ポッキリですか?。もっと出てきたんだったら、以前の積み残しの懸案、再開お願いします。えっ!?何か覚えていない!?。
2018.01.22 21:29

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あんけ・たつや。欧州ロードレースに興味を持ってすでに30年以上。主にドイツ人選手を応援。特に青田刈りにいそしむ。歳にも関わらず、あらゆる点ですごいミーハー。そのほか好きなものは、読書、音楽はバッハと友川カズキ、北方ルネサンス絵画、映画、阪神タイガース(村山、江夏以来ですが、強すぎないこと希望、弱すぎはもっと困るが)。北欧の社会民主主義に対する憧れ強し。家族構成は連れ合いと娘三人。

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