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ジーモン・ゲシュケ、今年の総括

2017.11.12.18:46

というわけでradsportnew.com では恒例のドイツ語圏選手たちの今年度のまとめと、レースでの順位による順位リストを掲載し始めていますが、ゲシュケが出てきました。順位はというと63位になっていますが、去年も一昨年も書いたけど、これってレースの順位だけなので、全然無名のプロコンの選手が小さなレースで上位に繰り返し入って点数を稼ぐってことができる一方で、アシストに徹している選手が点数を稼ぐことはまずないので、この順位リストはあまり拙ブログでは評価しません。

さて、ツールの伝説のプラ・ループステージで優勝したおかげで、すっかり日本でも有名になりました。何しろあのヒゲだから目立つこと。今回サイタマでご一緒した方など、写真を撮ると必ずゲシュケが写ってると言ってました 笑) ところで、サイタマクリテは皆勤賞かと思ったんですが、2回目の時には来てませんね。

さて17年シーズンは、勝利なしに終わりましたが、本人は満足している様子です。

「今年は良かったよ。もっと安定して走りたかったけど、まあいつだって計画通りというわけにはいかないよ。」

レースには76日間出走(1月のツアー・ダウンアンダーから10月のイル・ロンバルディアまで)、結果をいくらか残したのはドイツナショナル選手権での9位とノルウェーの世界戦での20位ぐらいでしたが、アシストとしての働きは十分でした。何よりジロ・ディ・イタリアのトム・デュムランの総合優勝に貢献し、ツールではワレン・バルギル(山岳賞)とマイケル・マシューズ(ポイント賞)のオールラウンドなアシストとして存在感を見せたようです。

「僕にとってのハイライトはトム・デュムランのジロ総合優勝のアシストだね。それともちろんツールでのワレンとマイケルの特別賞ジャージ獲得のアシストもできたことだ。」

自分自身のことは、というと、本人が一番狙いたいアルデンヌ・クラシックのアムステル・ゴールドとフレッシュ・ワロンヌは、どちらも全くダメでした。

「あの二つでもう少し上位へ行きたかったね。」

ただ、自分のために走るチャンスはあまりなかったし、純粋に自分のために走れたドイツ選手権ではトップテン入りし、世界戦ではドイツ人最高位でした。

「残念だけど、チームにはたくさん優秀な選手がいるからね。みんながみんな、自分のことだけ考えて走ったらとんでもないことになるよ。自転車競技はチームスポーツだからね。チームの若い選手たちは時間とともに強くなっていくだろうし、僕は31歳で、もう大きな飛躍は望めないからね。」



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アンコウ

アンコウ
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あんけ・たつや。欧州ロードレースに興味を持ってすでに30年以上。主にドイツ人選手を応援。特に青田刈りにいそしむ。歳にも関わらず、あらゆる点ですごいミーハー。そのほか好きなものは、読書、音楽はバッハと友川カズキ、北方ルネサンス絵画、映画、阪神タイガース(村山、江夏以来ですが、強すぎないこと希望、弱すぎはもっと困るが)。北欧の社会民主主義に対する憧れ強し。家族構成は連れ合いと娘三人。

* 時々コメントが迷惑コメントとしてゴミ箱に入れられることがあるようです。承認待ちが表示されない場合は、ご面倒でも書き直しをお願いします。2017年8月3日記す(22年3月2日更新)

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