というわけでradsportnew.com では恒例のドイツ語圏選手たちの今年度のまとめと、レースでの順位による順位リストを掲載し始めていますが、ゲシュケが出てきました。順位はというと63位になっていますが、去年も一昨年も書いたけど、これってレースの順位だけなので、全然無名のプロコンの選手が小さなレースで上位に繰り返し入って点数を稼ぐってことができる一方で、アシストに徹している選手が点数を稼ぐことはまずないので、この順位リストはあまり拙ブログでは評価しません。
さて、ツールの伝説のプラ・ループステージで優勝したおかげで、すっかり日本でも有名になりました。何しろあのヒゲだから目立つこと。今回サイタマでご一緒した方など、写真を撮ると必ずゲシュケが写ってると言ってました 笑) ところで、サイタマクリテは皆勤賞かと思ったんですが、2回目の時には来てませんね。
さて17年シーズンは、勝利なしに終わりましたが、本人は満足している様子です。
「今年は良かったよ。もっと安定して走りたかったけど、まあいつだって計画通りというわけにはいかないよ。」
レースには76日間出走(1月のツアー・ダウンアンダーから10月のイル・ロンバルディアまで)、結果をいくらか残したのはドイツナショナル選手権での9位とノルウェーの世界戦での20位ぐらいでしたが、アシストとしての働きは十分でした。何よりジロ・ディ・イタリアのトム・デュムランの総合優勝に貢献し、ツールではワレン・バルギル(山岳賞)とマイケル・マシューズ(ポイント賞)のオールラウンドなアシストとして存在感を見せたようです。
「僕にとってのハイライトはトム・デュムランのジロ総合優勝のアシストだね。それともちろんツールでのワレンとマイケルの特別賞ジャージ獲得のアシストもできたことだ。」
自分自身のことは、というと、本人が一番狙いたいアルデンヌ・クラシックのアムステル・ゴールドとフレッシュ・ワロンヌは、どちらも全くダメでした。
「あの二つでもう少し上位へ行きたかったね。」
ただ、自分のために走るチャンスはあまりなかったし、純粋に自分のために走れたドイツ選手権ではトップテン入りし、世界戦ではドイツ人最高位でした。
「残念だけど、チームにはたくさん優秀な選手がいるからね。みんながみんな、自分のことだけ考えて走ったらとんでもないことになるよ。自転車競技はチームスポーツだからね。チームの若い選手たちは時間とともに強くなっていくだろうし、僕は31歳で、もう大きな飛躍は望めないからね。」

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