というわけで、すでにあちこちで言われていますが、東京オリンピックのコースが共同通信発で発表されたようです。いろいろ噂があったけど、やっぱり富士山を利用しようというようですね。これであちこちでまことしやかに言われているジロ・ディ・イタリアの富士山ステージも実現性が高まるんでしょうかね?
オリンピック、うーん、僕は東京(日本)でやることには反対です。もちろんトップアスリートを眼の前で見るチャンスができるのは楽しいことであるのは間違いないんですが。。。ただ、それによって生じるであろう(いや、すでに生じている)様々な「しわ寄せ」を思うと、手放しで喜べない。
そもそもオリンピックというもの自体が、すでに巨大化しすぎて、金がかかりすぎるし、招致に関連した賄賂など、様々な不正があることは知られている通りだし、関係者の中にはスポーツのことなどまるで関心がなく、自分の金儲けのためだけに血道をあげているようなのもたくさんいるようだし、ドーピングの問題もいつまでたってもモグラ叩きのようで、解決はつきそうにない。
少なくとも、オリンピック憲章にある「オリンピック競技大会は、 個人種目または団体種目での選手間の競争であり、 国家間の競争ではない」という文言をもっと前面に出して、優勝者の国旗掲揚や国歌演奏をなくすことはできないだろうかと思ったりもする。これで問題が一挙に解決なんかしないけど、少なくとも国家ぐるみのドーピングなんかは減りそうな気がするし、変なナショナリズムも薄まると思う。
だけど、そうするとスポーツへの公的補助は減るだろうし、そうなれば金持ちしかスポーツができなくなるかもしれない。これも困る。ただ、スポーツは国威発揚のための道具ではないし、刹那的な娯楽とかその場限りの憂さ晴らしであるわけでもないのだ、スポーツは文化なのだ、人間の様々な活動の中でも守るべきものの一つなのだ、ということを国家が共有すればいいのだろうけど。
さて、オリンピックのコースに戻ると、270キロというのはモニュメント・クラシック並みの距離ですね。しかも富士山周回となるとクライマーが優勝する可能性が高そうですね。フルームなんかが有力候補となるんでしょうか。

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