クラシカ・サンセバスチャン、1981年に始まった、比較的新しいクラシックレースです。優勝者一覧を見る限り、スプリンターにはちょっと辛いレースですね。初代優勝者はマリノ・レハレッタなんていう懐かしい名前が挙がっています。
YouTube にはすでにアップされていますね。これだと15、6分ぐらいのところからをたどってみます。
最後はスカイの思い通りになりました。残り10キロ弱ぐらいの15%の坂で、まずロットのイェレ・ファンエンデルト

(ロット)がアタック。それが次の8キロぐらいの激坂で捕まると、即、ツールでも調子が良かったミケル・ランダ

(スカイ)がアタックして、ついてきたのはトニー・ギャロパン

(ロット)だけ。しばらくしてバウケ・モレマ

(トレック)が追いついて、先頭は3人になって下へ。後ろではミヒャウ・クヴィアトコフスキー

(スカイ)とトム・デュムラン

(サンウェブ)が集団から抜け出して10秒足らずの差で下りへ。集団はあっという間に30秒近い差ができてしまいます。
下りではクヴィアトコフスキーが速い。例の格好悪い姿勢でデュムランをちぎって前に追いつきますが、しかし、すごいワインディングの狭い道で時速60キロ以上出すっていう神経が理解できませんね。下りきったところでデュムランも追いついて5人の先頭集団が後続に約30秒差。残り2、5キロ。5人の中ではほとんど80%はランダが先頭を引いて、クヴィアトコフスキーは前にまったく出ません。
残り1.5キロ強のところで先頭を引いていたギャロパンが下がった拍子にランダが先頭へ。その時後ろのモレマが一瞬躊躇したか、ランダと後ろに差ができて、仕方なく一番後ろにいたデュムランが追いかけてブリッジ。残り500メートルで再び5人になった中で脚を溜めていたクヴィアトコフスキーが余裕のスプリント勝利でした。
結果的に見れば、ファンエンデルトが逃げたのが早すぎでしたね。もう少しあとでいけばギャロパンとともにロットが二人先頭に入れたかもしれなかったんですがね。そうするとギャロパンも最後まで前に出ないで済んだかもしれません。だからスプリントで勝てたかどうかはわかりませんけどね。結果的に5人になってからの先頭はランダが80%、ギャロパン15%、デュムラン5%というところでしょうか。

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