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今日は憲法記念日

2017.05.03.20:38

今更改めて憲法の話なんて、僕には無理だ。しかし安倍が北朝鮮が危ない危ないとあちこちでふれまわり、そのおかげか、このところ、憲法改正(改悪)に賛成というのが50%前後にまで高まったそうである。

拙ブログでは何度も書いてきたけど、このアンケートってどういうものなんだろう? まず一番最初に聞くべきは

   「あなたは憲法改正に関心がありますか?」

と、

   「あなたは憲法を読んだことありますか?」

でなくては有意味な回答など得られないのではないか?

安倍がマッチポンプのごとく、自分で危機を煽っておいて、あたかも憲法を変えればこの危機に対応できるかのような印象を与えようとしているのは明らかである。だけど、日本の憲法を変えれば北朝鮮が核開発を止めるようになるのか? 中国が日本に好意的になるのか? ちょっと冷静に考えてみれば、憲法を変えて一番喜ぶのは権力者とアメリカの軍需産業だ。

これまでにも何回かここで引用したことがあるが、憲法99条の条文はこう書いてある。

「天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。」

天皇や政治家、裁判官や公務員、つまり権力者は憲法を守れ!ということだ。憲法とは国民が権力者たちに守れ!と言っているのである。だからこの99条に国民が守れとは書いてない。

国民に守れ、と言っているのは憲法に基づいて創られた法律だ。先の各アンケートに回答した人々はこの真逆の関係を知っているのだろうか?

憲法を変えようと言えるのは国民だけであって、権力者が憲法を変えようだなんて言い出すのはこの99条に違反する行為である。そもそも憲法というものの意味を知れば、安倍ら権力者が憲法を変えようなんていうのがなぜなのか、わかろうというものだ。しかも現政権内には国民に主権などないと言い出す議員だって複数いるわけなのだから、彼らが意図しているものは明らかだろう。



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comment

アンコウ
ミニさん、

日本はやせ我慢してでも9条を手放すべきではないと思います。これを手放せば、人類の歴史は100年近く後退してしまう。

しかし、ゆとり教育開始の時に三浦朱門は「できる奴だけやればいい、できない奴はやらんでいい、その代わり国家に逆らったりしないような従順な精神を身につけてくれればいい」と言って、一部から非難されていたけど、まんまとそれがハマったようです。

裁判員制度が始まった時も、国民を裁く側に取り込んでいくシステムだと言われたけど、ある意味でそれは当たっていたんでしょう。そう考えると20世紀末の国歌国旗法あたりから、いろんな布石が置かれてきたわけで、これを元に戻して若い人たちの人権意識や寛容な精神を取り戻させるのは一朝一夕ではいかないんでしょう。積極的に人権意識などいらない、不寛容な社会でいい、と主張する人たちは論外ですが、人権意識なんかに無関心な若い人たちが増えているわけで、これは政治に嫌気がさしているからでしょう。つまり、現権力者たちはひどい政治をやればやるほど自分たちの権力は安泰という流れになっている。

僕は日本も世界も、今よりももっともっとひどいことになっていくのではないか、という不安を拭えずにいます。日本が巻き込まれるような戦争が起こるとは、あまり思わないけど、今よりもずっと殺伐とした風景。それはネトウヨ連中だけではなく、リベラルな陣営にも言えるのではないか。みんながみんな劣化していくんじゃないか。内向きになって、自分たち(その範囲は文字通り家族や友人という狭いものから日本という国に至るまで)だけよければいいという風景。10年後、日本の社会はどんな風景になっているんだろう、と思うと、ミニさん同様、暗くなります。
2017.05.07 00:35
ミニ
改憲は時間の問題という気がします。現実には、世代の交代でやむをえないのかな、ということです。
第9条改悪は、自衛隊の肥大化とその活動領域の拡大の現状を考えればある程度仕方ないのかな、とも思いますが、国民主権を骨抜きにして近代的憲法から後退させることはなんとしても避けたいです。

戦争と戦時体制の醜悪さを身体的な感覚で知っていて、平和憲法を戦後日本の誇るべきものととらえているのは、戦争体験世代とそれに続く戦後の昭和20年代30年代生まれくらいまででしょう。そして戦争世代はどんどん退場していっています。現在の40代くらいから下の世代は若くなればなるほど、現状肯定とプラグマティック思考が強いようです。このままだと日本国民の多くが、観念的な平和愛好者ですらなくなっていき、日清戦争以降の好戦的な民族に戻っていきつつあるようです。
日本の近現代の歴史学習も憲法学習も、日教組排撃とともに学校教育では意識的に回避されてきました。若い世代が歴史や憲法について驚くほど無知なこと、とんでもない謬説を頑迷に信じている原因の一端は、論理的思考や科学的思考を軽視して、ものを考えないロボット化のみを求めてきた日本の教育にあるでしょう。もちろんマスコミと近年のネットの罪も大きく、社会全体の右傾化も顕著ですが。

結局、日本人は戦争の教訓を後代に伝えることに失敗したのだと思います。戦争責任をあいまいにしたことが大きく関係しています。その点で、天皇制はやはり日本の一番のネックかもしれません。よく言われるように、日本は過去から学べなかったということになります。そんな国がこの先どうなっていくのでしょう。心配です。
2017.05.06 22:27

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アンコウ

アンコウ
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あんけ・たつや。欧州ロードレースに興味を持ってすでに30年以上。主にドイツ人選手を応援。特に青田刈りにいそしむ。歳にも関わらず、あらゆる点ですごいミーハー。そのほか好きなものは、読書、音楽はバッハと友川カズキ、北方ルネサンス絵画、映画、阪神タイガース(村山、江夏以来ですが、強すぎないこと希望、弱すぎはもっと困るが)。北欧の社会民主主義に対する憧れ強し。家族構成は連れ合いと娘三人。

* 時々コメントが迷惑コメントとしてゴミ箱に入れられることがあるようです。承認待ちが表示されない場合は、ご面倒でも書き直しをお願いします。2017年8月3日記す(22年3月2日更新)

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