というわけで、ド・パンヌの3日間はジルベールが総合優勝したようです。キッテルは最初のスプリントステージではクリストフに力負けしましたが、二度目のスプリントステージでは、今度はクリストフをねじ伏せました。ただ、やっぱりこのところ3年前までの圧倒的なパワーの違いを見せつけるような勝ち方が少なくなったような気がしますねぇ。まあ、YouTubeで見ると、最後はかなり後ろから行って差し切った、という感じではあったのですが。。。
……
落車、追走、勝利。ド・パンヌの3日間の最後から二つ目のステージのなんてぇ結末だ! ゴール前15キロで落車して、本当に最悪のタイミングだったぜ。確かに落車は楽しくないし、ゴールまでこれだけ短い距離で追いつくチャンスは本当にわずかだ。しかも俺は落車してもすぐに追いかけることができなかったんだ。ブレーキのグリップがぶっ壊れて、ハンドルも曲がっちまった。だから俺は代車を待たなければならなかったんだ。だが、俺たちはなんとしてでももう一度先頭集団に追いつきたかったんだ。そしてチームメイト達が全力を発揮してくれて集団の後ろを追いかけたぜ。最終周回の始まるときに集団に追いついていれば、まだチャンスがあると思ってたぜ。そして俺たちはそれをうまくやれたぜ。
それからどんどん前へ前へ突き進んで、やっとゴール前数百メートルで再び勝負できるところに位置取りできた。俺を待っていてくれたチームメイト達は、まるで明日なんてもう存在しないかのように走ってくれて、俺を完璧に位置取りさせてくれたぜ。最後のカーブは本当に狭かったけど、最初の3人はそのポジションを得るために相当力を尽くしたことはわかっていたし、きっと、いなくなるはずだと思っていた。俺はだいたい8番目ぐらいで、クリストフの番手を取るのに、対して風を受けなかったぜ。それでスプリントで追い抜けたんだ。ゴールでは最大限の開放感だったぜ。この勝利が欲しかったんだ。そしてとうとう手にした。きっと落車でアドレナリンが血中に大量に放出されたんだろうな。落車の後再び集団に追いついた時にすでにとんでもねえ気分だったぜ。それから他の選手をどんどん追い抜いて前へ出て行って、最後にはスプリントで勝てたんだ。こんな嬉しいことはねえぜ。俺がこんなことをできるように助けてくれたチームメイトを誇りに思うぜ。みんなありがとうだぜ。
全体としては今日は最初からとても気分が良かったし、とてもシャキシャキしていたし、足も一日中調子が良かったぜ。調子が良くなけりゃあ、今日みたいなことはできねえ。この調子の良さは、最終ステージのTTで4位になったことでもわかるぜ。俺は適当に走りたくはなかったから、全力を尽くしてみたんだ。最後は優勝したダブリッジに3秒足りなかったぜ。今回のレースでは大いに自信がついたし、楽しかったぜ。特に俺たちのチームはフィリップ・ジルベールの総合優勝も獲得したからな。俺たちのチームにとっては素晴らしい3日間だったぜ。
……
重くなるので貼りませんがYouTube で見られますね。下にリンクしておきます。残り15キロで落車、クイックステップのアシストたちが必死に引っ張り、残り8キロぐらいで追いついてますね。しかし、路面電車のレールがある道路でレースってのが信じられませんねぇ。
https://www.youtube.com/watch?v=52Q_16fridk
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