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フィニョン逝去

2010.09.01.07:46



Arturo さんがコメントで速報してくれました。なんということでしょう、ピンボケですが、ちょうど上記の本が先週届いたのでした。題名は「ぼくらは若く怖いものはなかった」 

フィニョンというと、89年NHKが衛星放送でツールの全ステージを放送した最初の年で、そこでツール史に残る大接戦でしたからね。日本では特にその時のイメージが強いのでしょう。まあこれは日本だけではないんでしょうけど。

上記の本の出だし。「『ああ、あなたのことは知ってますよ。あなたはツールに8秒差で負けちゃった人ですよね!』『いいえ、ちがいます、私はツールに2回勝った者です』」

フランス人の好みか、負けたほうが記憶に残っちゃうんでしょうか。プリドールなんかも、ついにアンクティルに勝てなかった男と言われるけど、本人はブエルタに総合優勝した男と言ってほしいみたいですからね。

個人的にはフィニョンはこれですね。最初に買ったサイスポ。84年の9月号です。

DSCF5392_convert_20100901103701.jpg

当時は誰でもみんな持っていたルノーエルフのヘアバンド。ぼくも持ってました。当時はまだなんだかよく分かっていなかったから、イノーに勝ったフィニョンと言われても全然意味不明でしたが、レースシーンの美しさに魅了されて自転車にのめり込んでいったのでした。

DSCF5394_convert_20100901103723.jpg

しかし、ツールを見てから亡くなるなんて、アンクティルの逸話を思い出しました。胃がんで余命幾ばくもないアンクティルは胃の切除手術を勧める医師に「手術するならツールの後にしてくれ」って頼んだそうです。アンクティルも53歳でしたかね。フィニョンが現役ばりばりのころでしたっけ。

合掌

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comment

Arturo
残念ながら、そこまでは細部まで解りませんでした。ご丁寧に、今日付けのレキップには、写真は載っていました。が、案の定(!?)教会をバックの後姿写真、(棺を持って教会の中に入る)のみで、(テレビと符号!?。)やっぱ、何も解りませんでした。

 話が少しずれますが、去る水曜日付けのレキップは、さすがに一面は、全部フィニョンの写真(ちなみに見出しの下りは、”ローラン フィニョン 1960-2010”でした。)で、(83年のマイヨージョーヌ姿の物。他の扱いは全くなし。)その後、4ページ(しめて5ページ、1~5ページ)に渡って、フィニョンの記事で埋めつくされていました。ここだけ見ると、完全にアンクティルが死んだ時と、”同格”の扱いと思われます。例えば、(勿論、外国人ですが、、)クネットマンが死んだ時の小さな記事とは対照的でした、、、。
(一面の画像でも送ろうかとも思ったほどですが、書き込みの域から逸脱しているとも考えたので、これにて一回出します。

2010.09.05 02:31
ヴァルデマール
少年メルクスが憧れていたオケルスが事故死したときの、ステンベルヘンなんかが柩を担いでいる写真を見たことがあります。

ヴァンサン・バルトーなんかが担いだんじゃないのかなぁ、あるいはモテやマリーは?マディォ兄弟は?当時のシステムUの選手たちも当然列席していたことでしょうね。
2010.09.04 15:05
Arturo
棺は教会をバック(ついでに掲げられた本人の大写真)の後姿がメイン(階段を上がっていく)で、人相を断定するには至らなかったのですが、選手のイメージはありませんでした。この辺、メルクス、プリドールらが棺を担いだアンクティルの時とは、相似化出来ない!?。
(今日レキップを見れば、写真あり!?。)
2010.09.04 14:56
ヴァルデマール
Arturo さん、情報をありがとうございました。やっぱりだいぶ前から癌だと公表していたし、なによりパンターニのように現役ではなかったから、扱いも低めなんでしょうけど。。。ドイツの radsport-news.com では一回のニュースで終わりでした。

柩を担いだなかにかつての選手とかがいましたか?
2010.09.04 08:44
Arturo
再追加の書き込みですが、今日は、フィニョン、埋葬の日でした。
各TVニュースは、やはり報道していましたが、死と言う既成事実は既に有る為に、報道にそんな力が入っている訳ではなく、(まあ、日本のその手の報道とまあ同じか?。でも、勿論、キヨシローの葬儀で、やれロック葬で、上空にはヘリコプターが飛んでいる、、、、みたいな”騒ぎ”は勿論ありませんが、、、。まあ、「故人に最後の別れを告げました。DERNIER HOMMAGE.」みたいな感じで、、、。この辺は日本は大差なし、な感じでした。)どこも、まあ、1分半、と言った感じでした。アランプロスト、と自転車界の外の人物にインタヴューしているのが印象的でした。(実際にはイノーとかプリュドンムとか、やってる事はやってるでしょうが、、、。まあ、2日前に登場したばかりなので、単純に繰り返し登場を回避しただけかも知れませんが、、、。)

2010.09.04 03:24
Arturo
すみません。訂正と追加です。
 先の書き込み中、TF2と言う表記がありますが、これはFR2の誤りでした。訂正とお詫びします。(まあ類推済み!?。)
 それとやはり先のフランスの知人のセリフ追加版、最後のセリフを書き忘れていました。ここに追加します。(「~見えた話だ。」の次)
 「解りきった事だ!。何度も言う通り、連中の考えているのは、ビジネス、カネだけだ!。(「どうだ否定出来まい?。違うか?。」状態)」

  しかし誰か、このセリフに正面切って否定してくれる人が書き込んでくれる人が居ると良いんですけど、、、、。
 
  
2010.09.03 20:32
ヴァルデマール
Arturoさん、H.Kumaさん、CYPRESSさん、

コメントをありがとうございました。フィニョンについては折を見て少し記事にしてみたいと思っています。

今後ともよしなに。
2010.09.02 09:09
CYPRESS
フィニョンは過去に興味が無く、引退後、英語の雑誌と本でインタビューを読んだのは一回のみ(英国CYCLE SPORT誌2005年8月号)。

89年ツール最終区間タイムトライアル。
以下、アプトの本に書いてあったらご容赦を。
ブーン レノン(多分スコットの社長)の話。
レモンが使ったエアロバーは手作りの試作品。写真を見ると他の区間で使ったバーと違います。
レモンがウォーミングアップでちょっと休憩してる時、全力でエアロバーを押したり引いたりしたら、バーが動いた。あららら~
「一踏み毎にこれ位力を入れて引くんだけど」とレモン。
レノンが持って来たシムは全部使ってもう無し。
どうしたかと言うと、一人のメカニックがコーラの空き缶を拾って来てハサミで切ってバーのシムに追加してクランプに挟んだ。、で、動かなくなりレモン優勝。

あの時の写真をよく見ると確かにクランプから「赤」がはみ出てますな。
2010.09.02 06:27
H.Kuma
以前、フィニョンの件でコメントさせていただいた者です。
昨日亡くなった事を先ほど知りました。
癌で闘病中との事で、最近の容体はどうなんだろうな…などと思っておりました。
諸々含めて好きだった選手なだけに残念です。
2010.09.01 23:40
Arturo
しかし、偉大(だと個人的には少なくとも思っている。)なアスリートの死に対してですが、意外にも書き込みが無いので、(これは残念!)オマージュの意味も込めてもう一回書き込みます。
  アンクティルの死とどこか相似化させられる話ですね。確かに。共通項が多い。アンクティルの時も当時のアンテンヌ2はニュースのトップで扱い、かつ時間を割いた訳ですが、(チャンピオンの序列では、アンクティルより下がると言わざるを得ないにしても、、。)今回も、TF2の夜のニュースではトップ扱い、かつ20分以上をこの件に割いていました。(書く言うTF1は1分半ほど、、、。勿論FR-TVのコメンテイターもやっていた人物と言うのもあるでしょうが、、、、。この”温度差”には、、。)

 しかし、悲しいかな、(単に死が悲しい、と言う意味とは別に)、彼の死は別の意味も、まさに悲しいかな、もたらしてしまう、とも思えます。(日本は蚊帳の外でしょうが、、、フランスでは特に、、、。例によって、こんな事かいてる奴は日本のその手のサイト、ブログには居ない!?>)
 ヴァルデマール様が、先週受け取ったばかりの本にも出てくるように、フィニョンは、生前、癌の告知に関連して、自身のドーピングについても、(しかも癌を誘発する)告知しており、しかし、それにつれて、良く言われる事ですが、ドーピングとはつまり命の切り売りをするようなもんだ。その事例を又一個ここに作ってしまった。と言う事になるような気がします。先に書いたフランスのパブリックの心理(勿論100%ではないにせよ)からすると、「あんなスポーツに手を出したから、こういう若死にをするんだ。」と言う冷めた見方をする輩の存在。その層の存在、これは否定出来ないだろうと想像します。(悲しいかなここでは皮肉にも、この見方が間違っている事を祈るしかない、、、。)
 FR2は時間を割いただけあって、この辺、パブリックの心理を先行して読んだのか、この件、つまり、彼の死とドーピングについても、いつか書き込ましてもらった、ジェラールホルツをゲストに呼んで、トークの形で触れていましたが、、、。

 ま、偏見で書くなら、彼の死は、又、行き過ぎた、(いつか書いた)商業主義の被害者(もっとも、それを言ったら、パンターニ、ヒメネス、誇張するなら、オカーニャもこれに入れて良いかも知れませんが、、、。)だと思っています。
 アンクティルには”第一次ドーピング騒動、”のあの時代、「我々、プロアスリートは結果を出す為に、ヤクに手を出すか、出さないか?選択する権利がある。」と言う有名なセリフがありますが、、、。

 以前書きこまして貰った、フランス人の友人のセリフ(ASO、奴らは選手がヤクを打とうがおかまいなしだ!。発言)には続きがあるので、ここで懲りずに、続編を紹介します。(ASOの家族がヤクをうつ訳じゃなあない、。」の続き。)「大体、EPOなんてものは、オレだって、その存在、名前をとっくに知ってたぜ。」「連中(ASO)が、今回、ベルギーの国境で捕まって(フェスティナのスタッフ。のちに有名人になる。)その存在が(パブリックに)あからさまになるまで、その存在を知らなかったとでも思うか?!。笑わせるな!。そんなのとっくに知ってたに決まってるだろ。今回、騒動になって、(やっと重い腰を上げざるを得なくなった。)取り組むとか言ってるけど、これが選手、スポーツのためだとか思ってんじゃないだろうな!。見えた話だ!。心からそう思う気持ちがあるなら、今まであげた莫大な利益、その一部を還元する気持ちでやれば、もうとっくの大昔に着手出来た話だ。今、ここに来てやるのは、今回の騒動で、パブリックに(実態が)あからさまになったからだろ。もしこのまま放置したら、パブリックに、”人の生死にかかわる行為を強要するスポーツ、そんなレッテルを貼られる事になる。もしそうなったら、困るのは連中の方だ。(事実、あの件で、スポンサーが、かなり撤退したのはあからさまな事実。00年に予定していたグワダループスタートがボツになった、ウラの理由とも言われる。)そう、ああいう姿勢を示すしか、選択肢はないだろう。見えた話だ。」
  フィニョンも又、あの時代を生きた一人なんですよね。(フェスティナ騒動の前の時代)
 (繰り返しになりますが、何かに抵触の恐れなどありましたら、削除、御願いします。)

 
2010.09.01 21:56

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アンコウ

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あんけ・たつや。欧州ロードレースに興味を持ってすでに30年以上。主にドイツ人選手を応援。特に青田刈りにいそしむ。歳にも関わらず、あらゆる点ですごいミーハー。そのほか好きなものは、読書、音楽はバッハと友川カズキ、北方ルネサンス絵画、映画、阪神タイガース(村山、江夏以来ですが、強すぎないこと希望、弱すぎはもっと困るが)。北欧の社会民主主義に対する憧れ強し。家族構成は連れ合いと娘三人。

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