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ロジェ・パンジェオン逝去

2017.03.20.10:56

うーん、去年の年末にフェルディ・キューブラーが亡くなり、最高齢ツール優勝者となったロジェ・ヴァルコヴィアクもあとを追うように亡くなったと思ったら、今度は1967年優勝者のロジェ・パンジェオンが亡くなりました。76歳。心臓麻痺で突然死だったようです。

アンクティルとメルクスの間に挟まれて地味かもしれません。そもそもアンクティルが最後に勝った64年の後から69年にメルクスが勝つまでの間の4年間の優勝者の名前を言える人はあまりいないでしょうね。むしろ、そんなものがスラスラ言えるようなら、あなたは危ない! 

ところで、パンジェオンが勝った1967年はトム・シンプソンがヴァントゥで「put me back on my bike!」とうわ言のように言いながら死んだ年でした。この事件で全て飛んじゃいましたから、その意味でも地味なのは致し方ないかもしれません。そして、パンジェオンもシンプソンもプジョーチームの一員で、パンジェオンは亡くなった同僚のために総合優勝したということになるんでしょうね。

だけど、この人はブエルタでも優勝しているし、何より、1969年、メルクスの初登場で、これまた、そのあまりの圧勝ぶり(総合とその他の賞全て独占ですからね)に、他の選手が全て忘れられてしまいましたが、その時二位になったのがパンジェオンでした。写真を見ると、どこかロマン・バルデ系の二枚目です。

IMG_0419.jpg

合掌。


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comment

CYPRESS
ブログ主殿、はい、その通りです。
「人間の記憶は、やはり、あやふやなんですなぁ」を引き出したかったんです。
ピエール・シャニーの歴史の本なんかが手にはいる様になったのが、
"The fabulous world of cycling"を手にしてから10年後位。
そこでゼッケンを調べると、ち、違う(@_@)。
魔法の数字51じゃない(@_@)。
「当事者と言えども正しく記憶してるとは、限らない」を実感したもんです。

さて、ミステリー小説でロードレースが出て来るのは、
ジェフリー・アーチャーの『ロシア皇帝の密約』(A matter of honor)。
第23章で舞台をステージレースにしてます。
でも、内容を覚えてない(笑)。

アメリカのミステリーだと、最近のは読んでないんで不明ですが、
ち~と前だと2003年に出たアール・エマースンの"Into the inferno"で主人公がロードバイクに乗っている程度。
レースとは程遠い内容だったはず。
ロードレースが引用されたのは、スティーヴン・キングの『暗黒の塔』シリーズの第5巻『カーラの狼』第5章の12だけだなぁ。
Yeah,and if fish had bicyles,every fuckin river'd be Tour de France.
(そう、魚が自転車を持ってりゃどこの川でもツール・ド・フランスになっちまぜ)
CYPRESS訳
こっちも2003年だ(@_@)。
まぁ、剛腕君が絶好調だったからネ。
2017.03.23 01:21
アンコウ
CYPRESSさん、

いや、70年のメルクスはゼッケン1番です。キッパリ! 71、72年ももちろん1番で、73年不出場の後74、75年と再び1番。

51番は縁起のいい数字と言われてきたけど、最近はもう聞かなくなりましたね。
2017.03.22 14:22
-
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2017.03.22 00:36
CYPRESS
ヘミングウェイは、実は、まだ、国語の時間でやった『老人と海』しか読んでおりませんで…(滝汗)

お詫びに変態(笑)ブログ主殿なら喜びそうな所をご紹介

http://www.toursdantan64.fr/

ロードレースの人気が日本とは段違いでありますなぁ(溜息)。
ここで直ぐ分かった間違いは、1970年のメルクスの番号。
"1"ではなく、1969年と同じく"51"なんだなぁ。
メルクスの"The fabulous world of cycling"をカバーが破れるまで読んだ方なら、"The magic number 51"が脳みそに刻み込まれているでしょう。
私もその一人です(笑)。
2017.03.21 23:40
Arturo
アンコウ様。
  う~む、結局、どっちつかずの結論と言う事になるのか?!。充分アブナイと思ってらっしゃる、とも表記されている訳で、、、  
  反面確かに21世紀に入ってからは、確かに直ぐ解るのは05年までですね。とてもスラスラとは言い難い!?、、、。幾ら思考しても全くアウトプット不可な年もあるしで、、、(まあ、実際、現実にはここまで行ったらもうクリックしちまおう、となりますけど、、、)

 と言う訳で、今回はどっちつかずのドロンゲーム、と言う事で退場します(笑)
  まあ、かなり深刻と言う状況ではない、と楽観的にも解釈出来る!?。
2017.03.21 02:26
アンコウ
Arturo さん、

危ないという言葉にこだわってるようですが、あの文章を書いた時の想定上の読者は一般の人です 笑)何もArturoさんやCYPRESSさんを危ないと言っているわけではありません。十分危ないと思うけど 笑) まあ、危ないという言葉のベクトルが正負の、あるいは上下の、あるいは善悪の意味合いを含んでいるわけではないですけどね。

さらにいうなら、僕らが危ないのは、今更いうまでもないことで、一般の方々でスラスラ言えちゃったら、危ない僕らの仲間だよ、という意味で解釈してもらっていいと思います。まあ、これは完全に後付けですが 笑)

逆に21世紀に入ってからのツール優勝者はすべてスラスラと言えます?これも問題なくスラスラなら、これはかなり深刻 笑)
2017.03.21 00:30
Arturo
アンコウ様
  う~む。コメントは登場しているにも拘らず、肝心の僕の質問には答えていない、、!?。これはコメントしたくない、棄権したいということか?、、う~む、、つまりは、アブない、棄権、健全(な投稿を心がけてきたつもりですが、、、)でないと言いたいが、しかし、投稿自粛、と言う事態は回避したい、と言う気持ちの表れなのか?う~む、、、。
 或いはエマーの件に答えてから、改めて、コメントする、と言う事実上、の引き伸ばしか、、、、、。う~む、、、。

 ちなみに66年は、彼アンクティルの最後のツールでもあり、この4回の中ではハードルは低いような気がするのですが、どうでしょう?。エマーの勝利を見届け、彼の最後のツールを後にする、、(注意、これは僕がアブナイから、知っているのではなく、過去にもアンコウブログネタになったという背景があるからこそ知っている。これをアブナイか否かの判断ネタにするにはムリがある、と言う事で、、、むしろ、このブログに熱心な気持ちの現れと解釈下さい。ちなみにこの件、この後、翌年には、このコンビは67年のジロを走るけど、それはどっちがエースが?攪乱させる事も可能の筈だったか、ある日、これは敵陣各種に見抜かれてしまった、、、とそんな内容だった記憶があります。)

 さて、今度はキチンと返事がもらえるか?。
2017.03.21 00:12
アンコウ
ヘミングウェイの話は Mas Cyclismo でも一時結構話題になってましたよ。小説の中でも出てくるんじゃなかったかな?誰がために鐘は鳴るだったか、それとも他のだったか。
2017.03.20 22:48
アンコウ
Arturo さん、

リュシアン・エマールもすぐ出ました? ジモンディやヤンセンは出てもエマールはなかなか出ないよね。

もっともFBのアンクティルのファンクラブグループに出入りしている人ならすぐわかるか(内輪ネタ 笑)

2017.03.20 22:43
CYPRESS
危ない自転車人間なんで、危ない投稿を(笑)。

あのヘミングウェイは第一次大戦後(第二次大戦前か?)パリにいて、そこでロードに限らず自転車競技に嵌っちゃたんだな。
自転車競技の小説を書こうとしたんだけど、自転車用語がフランス語なんで書かなかった。
そんなヘミングウェイの自転車に関するお言葉を。

“It is by riding a bicycle that you learn the contours of a country best, since you have to sweat up the hills and coast down them. Thus you remember them as they actually are, while in a motor car only a high hill impresses you, and you have no such accurate remembrance of country you have driven through as you gain by riding a bicycle.” -- Ernest Hemingway

「ある国の地形を学ぶには自転車で走るのが一番。なぜなら丘を登るには汗をかくし下るには何にもしなくてもいい。そうすれば実際どんなもんか覚えていられる。ところが、これが自動車だと印象に残るのは高い所だけだ。自転車に乗って一生懸命手に入れた記憶みたいにハッキリとは覚えていられんのだよ」
CYPRESS訳

アンクティルとメルクスの間のツールの勝者?
知らないこともないから、こんな写真を見ると羨ましくて仕方ない(笑)。
しかも、これ、ジモンディが引退した年のビアンキだもんなぁ、いいよなぁ(笑)


http://www.cyclingweekly.com/news/latest-news/cycling-obsessions-the-man-with-17-bianchi-bikes-201067
2017.03.20 20:12
Arturo
アンコウ様
  あなたは危ない、、、て、じゃあズバリ、僕もアブないとみなされているんでしょうか?。
  (ご返事ご注意ください。ご返事内容によっては、投稿は今後自粛しよう、と言う展開も考えられます、、、要注意、、まあ、「いや、そういう意味じゃあありません、」みたいに発言を事実上撤回するのが、無難な回答、模範解答と考えられますが、、、)
2017.03.20 19:29
CYPRESS
ヤン・ヤンセンは大丈夫なのかなぁ?
チェインスモーカーの一歩手前(笑)らしいからねぇ。
この人もかなり誇り高かったみたいで、1968年のツールの時…、
まぁ、ここから先はブログ主殿の領域ネ(笑)。
2017.03.20 15:40

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アンコウ

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あんけ・たつや。欧州ロードレースに興味を持ってすでに30年以上。主にドイツ人選手を応援。特に青田刈りにいそしむ。歳にも関わらず、あらゆる点ですごいミーハー。そのほか好きなものは、読書、音楽はバッハと友川カズキ、北方ルネサンス絵画、映画、阪神タイガース(村山、江夏以来ですが、強すぎないこと希望、弱すぎはもっと困るが)。北欧の社会民主主義に対する憧れ強し。家族構成は連れ合いと娘三人。

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