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嘘を戦略とする人たち

2017.03.15.21:39

防衛大臣の稲田某が例の極右幼稚園の訴訟に弁護士として出たことなどない、知らぬ存ぜぬと言ってから、すぐに記録文書によってその嘘がばれた。さらに少し前にはその園長を表彰したのは民主党じゃないか、と安倍は言ったが、すぐにそれが嘘だったことがばれた。

どちらも普通の人なら、勘違いしたんだろう、みっともない、と思うところだ。だけど、そうじゃないんじゃないか。トランプにもそういう傾向があるらしいけど、嘘でもその場ですぐバレなければ、あとはその嘘が一人歩きし、嘘だとばれた頃にはすでに印象が出来上がっているから、構わない。しかもこれまでも嘘なんていくらでもついてきたから、一つや二つ嘘をついてばれても痛くもかゆくもない。そういうことなんじゃないか、そんな気がしている。

そういう風に見ていくと例の在日特権とやらを主張していた連中も、実はそんなのないことを承知の上で言っていたのではないか? 嘘でもいいのである。拡散すれば信じる奴、信じたがる奴はいくらでもいるから。ポスト真実というやつだ。

拙ブログにもかつて、「お前のように年金をもらわなくてもやっていける金持ちは」なんて書いてきた人がいたし、昨今も、「レースにも出たことないくせに」といってきた人もいた。びっくりしたが、これなんかは、こうした連中の典型的な思考法なんだろう。嘘でもいいから言ってしまって、それを攻撃すればいいと思っているんだろう。

ドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」に出てくるゾシマ長老の言葉に、嘘をつくと、その嘘を本人が信じ込んでしまうというようなセリフがあった。以前書いたように、言葉にしてしまうと、その自分が発した言葉に取り込まれてしまう。

嘘をつかない人はいない。誰でも、わざと嘘をつくことは、人生で何度もあることだろう。でも問題はそれがばれた時だ。彼らはばれても恥じるどころか、最初からばれても構わないと思っているのである。つまり、嘘をつくことを『戦略』として使っているのである。おぞましい世の中である。


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comment

アンコウ
いや、弁護士としても連戦連敗だったという話が出回ってますよ。本当のところはどうなのか知らないけどね。ただ、自分が弁護したケースを忘れちゃうなんてクライアントに失礼でしょうが。

ああいう素人を大臣に据えておいた方が助かる人がいるんでしょう。安倍だって同じで、あれだけひどいのが総理大臣をやっていてくれた方がいいと思っている人がいるってことでね。ちょうど天皇は何も口出ししないから、自分たちの好きなようにやれると思っていた連中がたくさんいたように。半藤一利が書いていたと思うけど、昭和天皇は226の時に指示を出してしまって、その結果に負い目を持っていたのではないか、なのでその後口出しすることを一切しなかったのではないか、というようなことを読んだことがあります。ちとうろ覚えだけど。しかし、安倍の場合、自分が偉いと思ってるらしいからたち悪い。
2017.03.18 23:38
CYPRESS
ブログ主の代わりに稲田某の悪口を書く(笑)。

思想や政策以外の事をね、大臣としての資質について。

1:
見栄えが悪い。

これは、政治家としてかなり損してるぞ、この大臣。
『人は見た目が9割』なんて本があるくらい重要。

1960年の米国大統領選でJFKがニクソンを史上初のTV討論会で見た目と着る物で破ったのを知らんのだろうか、
この大臣?

まず、メガネが悪い。
目立ち過ぎて顔のバランスを崩している。
この辺の事情、絵心があれば鏡を一目見れば一目瞭然なんだが、
絵心が無いんだな、この大臣。
オマケにプロのスタイリストも付いてないな、いればあんなメガネ掛けさせるはずがない。
因みに安倍も絵心が無い。
有れば、「稲田さん、ちょっとそのメガネ、顔に合ってませんよ、スタイリストさんと相談した方がいい」
とかそっと注意するはず。

次に、髪型。
陰気な顔してるのに、前髪で額を半分以上隠し更に陰気な印象にしている。
顔を隠す髪型は、常に隠し事をしている様な印象を与えているのを知らんのか、この大臣。
プロのスタイリストがそばにいれば、大臣に就任した時に絶対髪型を変えさせる。

このブログに相応しい例では、1980年代後半から1990年代前半に活躍したオランダのヘルト・ヤン・テュニス。
ロードから引退後、看護婦をしていた彼女から、
「顔のカーテンを開けなさい。髪の毛で顔を隠すもんじゃない」
長髪から坊主頭に変更。
MTBに乗ってる画像を見ると坊主頭になっとる。

安倍にプロのスタイリストがついているのは間違い無いのに、安倍はなんで稲田に注意しないんだろう。
「稲田さん、見た目が悪いですよ」と。


2:
気が弱い、小心者。

ここのブログ主殿は石原慎太郎を「ビビり」と書いとりましたが、
この大臣も小心者だな。

大臣は省庁の職員を統率する役割と同時に、野党議員と討論で戦う役割がある。
イエスの様に四六時中論争を挑まれる。
人心掌握術に長けているだけでなく、闘士、戦士でなければならない。

弁護士なら人間の記憶のあやふやさは熟知しているはずなのに、
10年以上前の関係をなぜあれ程完全に否定したのだろう?
「全く関係はないと思いますが、念には念を入れ確認するために少々お時間を頂きたい」
という模範解答が有るはずなのに、なぜそうしなかったか?

ありそうなのが、小心者。
森友との関係がバレそうになり、恐怖のために嘘を吐きその場を切り抜けようとしたんだろうなぁ。


3:
読書量不足

人間、誰しも不完全だから弱み、間違いがある。
過去に失敗もある。
この大臣は、自分の弱点に対する準備、攻撃された時の対処をしていなかった。
戦争を初め勝負事での守り、守備の重要性を全く理解していない。
「失敗から学ぶ」系の本を読んでいないな。
半藤一利とか沢山あるのにね。

輪島功一の名言がある。
「練習は根性、試合は勇気」
練習でいくら強くても、
勇気の無い選手、恐怖に立ち向かえない選手は試合に勝てない、
チャンピオンになれない。

この大臣は小心者かどうか不明だけど、野党側からの攻撃に対する方法はいくらでもある。
そのヒントが本と言うものの中にある。
勇気が無ければそれを補うものを見つけ、作ればいい。

弁護士になれるだけあり、物事の理解力、記憶力、応用力などは確かに人並み以上の能力なんでしょう。
でもなぁ、弁護士と仕事に関するものしか読んでないのは明らか。

繰り返しになるけど、大臣には戦士としての準備と心構えが必要。
これを理解してなかった稲田某。

「記憶に基づいて発言したので、虚偽ではない」
とは弁護士らしく悪い答ではないんだけど、
あれだけの失態をやっちまった後なんで、側近か誰かに教えてもらったとしか思えん。


4:
まとめ

思想や政策はともかく、この大臣には麻生や高市早苗のふてぶてしさが無い。
強さが無い。
常に論争を挑まれる大臣に必要な資質が一つ欠けている。
あの程度の人物には無理ダワ。
2017.03.18 19:49

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プロフィール

アンコウ

アンコウ
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あんけ・たつや。欧州ロードレースに興味を持ってすでに30年以上。主にドイツ人選手を応援。特に青田刈りにいそしむ。歳にも関わらず、あらゆる点ですごいミーハー。そのほか好きなものは、読書、音楽はバッハと友川カズキ、北方ルネサンス絵画、映画、阪神タイガース(村山、江夏以来ですが、強すぎないこと希望、弱すぎはもっと困るが)。北欧の社会民主主義に対する憧れ強し。家族構成は連れ合いと娘三人。

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