今日はCDの紹介です。前の「復讐バーボン」もすごかったけど、これもすごい。予約注文して届いてからほぼ1ヶ月、もう何度かけたことか。最初の「光るクレヨン」は過去4回行ったライブの全てで歌われた曲ですが、CDのはそれらに比べてかなり静かな印象です。同じくライブで3回聞いている「透谷を聞く」もそうですが、歌いぶりに圧倒されて、なんて言っているのか歌詞がよくわからなかったんですが 笑)CDの歌詞カードを見て、ああ、こういう歌詞なんだと納得。特に透谷のリフレイン部分は、むちゃくちゃ格好いいんだけど、恥ずかしながら、なんて言ってるのか全くわからなかったから、この歌詞カードは楽しみにしてました。
この人の歌にはどれも何か、とても格好の良い歌詞があります。「愉楽はリスクの先にある」(「愉楽」)とか、「右手をまわしても 左手をまわしても とどかぬ背後の一点」(「死んだ男に」ただし、これはひょっとしたら石原吉郎の詩句かもしれません)とか、「誰も彼も青春を失敗したのだ」(「楕円の柩アラカルト」)とか、一度聞いてすぐに心に残るというよりは、何度か聞いているうちに忘れられなくなるような歌詞です。
まあ、もっとも僕は歌詞に引っ張られ気味で、ライブの後の飲み会で友川さん本人からも、歌詞にこだわるなと一喝されたんですが 笑・汗)しかしそうは言っても、私はやっぱり言葉の意味に引っ張られちゃうんですよねぇ。。。まあ、歌詞の中には韻を踏んでいたり、オノマトペみたいな感じのものもあったりして、「お話」がわからないものの方が多かったりするんですけどね。
そして、このアルバムの最後の「三鬼の喉笛」は堂々たる繰り返しのメロディの後に山崎春美さんの朗唱がどんどん加速していき、もうめまいがするほどの格好よさ。 というわけで、現在私のイチオシです。

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