いやはや、ちょっと忙しくて気がついたらもう12月もすでに5日じゃないの。というわけで、出場チームの選手数削減もいろいろ反応があるようですが、今日のところはシュテファン・キュングの話題。カンチェラーラの後を継ぐと言われるスイス人です。
ただ、2年目の今シーズンは
拙ブログでも紹介したように、トレーニングに入った途端に、自転車選手たちの間で蔓延しているファイファー病(キス病 苦笑)にかかって、大きく出遅れてしまいました。
3月末にレースに復帰し、パンヌ三日間で7位、ジロのTTでも7位、ステル・ZLMツールのプロローグでは3位だったんですが、その後、スイス選手権で落車して腕と骨盤と鎖骨を折ってしまいました。これからさらに調子を上げていこうというときですから、痛かったですね。
「呪われた一年だった。確かにクラシックは出場したけど、本調子とはほど遠かった。ジロでは良くなったけど、そのあともっと調子が上がるはずだったのに、落車で怪我して、3ヶ月のリハビリのあと、エネコ・ツアーと世界戦に出場した。これはあとから振り返れば、準備が完全ではなかっただけに、内容にはかなり満足できる。あの落車のあとだと思えば、よくここまで戻せたと思うよ。」
BMCで三年目のシーズンになり、2017年の目標を問われて、キュングは健康第一と言いながら、クラシックとツール・ド・スイス、それにツール・ド・フランスをあげています。
190センチ以上の体格だけに、グランツールの総合を狙うような選手にはなれないでしょうけど、ステージとTTで活躍すると思われます。去年、今年と落車で長期離脱して、まだ実力を完全にシーズン通して発揮することができてないんですが、個人的には現時点では今後一番期待できるドイツ語圏の若手選手ではないかと思っているところです。

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