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バルデ、TUEに吠える

2016.10.03.01:00

いやあ、バルデ、勝つんじゃないかとハラハラしたんですがねぇ。ちぎれた時は、あちゃあ、でした。しかしロンバルディアの雰囲気がずいぶん違いました。まあ、予想でも言われていたけど、登りの選手が勝つだろうというのは当たりでしたね。

で、そのロマン・バルデ、ロンバルディアではなく、例のTUE(治療目的使用にかかる除外措置)について発言して、レキップに乗ったそうです(この記事の出典は radsportnews.com に載っていたものです)。

彼はブラッドリイ・ウィギンズのTUEについて知って、びっくりするとともに、彼がずっとそのことを黙っていたことに失望したと言っています。同時にこのTUEのシステムを変えることを求めています。

「僕らはこのシステムを止める必要がある。良心のない医者が架空の病気のためにコルチゾンを処方するかもしれないのだ。なぜ世界反ドーピング機構(WADA)に独立した医療チームがないんだろう?現在の委員会はチームドクターがいう通りのままに結論を下している。この規則はダダ漏れだし、乱用の可能性があると思う。ルーズすぎるよ。規則にスキがあるなら、誰だってそのスキを利用していいんだと思うよね。

グランツールの前に注射を打つなんて、驚きだよ。僕はウィギンズをアスリートとしても人間としても尊敬している。彼の生き方やてらいのなさも評価する。彼が自伝に書いていたことと、この現実のギャップが辛いし腹がたつ。そして、この情報がどうやってわかったか(ハッキングによって)ってことも僕を混乱させている。」

実はバルデも、ウィギンズが打っていたコルティコステロイドの注射を打ったことがあるそうです。ネオプロの時にカリフォルニア一周の後、足が腫れ上がって、治療のためだったそうですが、その後、彼は一月レースには出なかったとのこと。このコルティコステロイドという薬はこれまでトレーニングでは禁止されておらず、レースの時にのみ禁じられていたとのことで、バルデは全面禁止にすべきだと言ってますね。

「問題はそれが許可されているということだ。レース中でもレース外でも完全に禁止すべきだね。僕らはたくさんの薬物の検査をする。それなのに、炎症を抑えるとともに、パフォーマンスを高める効果があることがわかっているコルティコステロイドは許可されることがあるんだ。TUEを申請しているのが誰かは知っておきたいけど、それだけじゃあこの問題の解決にはならないと思う。一番いい解決方法は、病気ならレースに出るな、っていうことだ。」

以上は独訳からの孫訳ですので、正確なところはわからないし、どうも曖昧な、意味不明のところもあったので、ちょっと端折ってありますので、あしからず。

病気ならレースに出るな、は至極正論ですが、ウィギンズが言うように慢性の喘息みたいな場合、競技選手になることはできなくなりますかね?



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アンコウ

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あんけ・たつや。欧州ロードレースに興味を持ってすでに30年以上。主にドイツ人選手を応援。特に青田刈りにいそしむ。歳にも関わらず、あらゆる点ですごいミーハー。そのほか好きなものは、読書、音楽はバッハと友川カズキ、北方ルネサンス絵画、映画、阪神タイガース(村山、江夏以来ですが、強すぎないこと希望、弱すぎはもっと困るが)。北欧の社会民主主義に対する憧れ強し。家族構成は連れ合いと娘三人。

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