しかし、キンタナが強いのはまあそうだとしても、フルームもすごかったですねぇ。あの長い腕を持て余したようなひょこひょこした走り方でものすごい勢いで追い上げましたからねぇ。ひょっとして追いついちゃうんじゃないかとすら思ったほどでした。
……
C: どうだった?
フ: 明日休息日なのが悲しくない、と言っておこう。
C: 今日は少しは良かったのかい?
フ: そうだね、今日はずっと良かったよ。スタート時点でかなり活発だった。この日の逃げグループをめぐって70キロも争いがあった。
C: 逃げグループは大きく強かったね。集団は大きなリードを許さなかったけど、途中で、彼らが逃げてしまうかもしれない、とは思わなかった?
フ: 組み合わせが悪かったね。総合であまり遅れてない選手たちもいたから、逃げグループができたのが遅かったから、集団の中でも追走時間が少なかった。
C: クリス・フルームのスペシャルタクティクスについて説明できないかなぁ?
フ: そばにいたわけじゃないからね。彼はどのぐらいのワット数でどのぐらい長く走れるかを正確に知っていて、インターバル的な走りを避けようとしているんだろうね。
C: 君たちもそれは作戦会議でテーマになっているんだろう? 今日は特にそれが大切だったんじゃないの? 君はどのぐらいパワーメーターを見るんだい?
フ: なんとなくいつも見てるね。でも、その数値に従って走るのはトレーニングと個人TTの時だけだよ。レース中は指針程度に過ぎないね。
C:明日は休息日だね。今日の締めの質問は、君が一番楽しみにしていることを聞かせてよ。
フ: レースのストレスが1日なしですみ、バス移動がないってことが嬉しいね。アスタ・マニャーナ。
……
というわけで、フルームのあの変な作戦??は数値に忠実に走っているということなのでしょうかね。ちなみに、フレーリンガーの第10ステージ終了時点での成績は、58分遅れの総合69位。ジャイアント・アルペツィンとしては総合狙いはいないし、ニキアス・アルントのスプリントぐらいなので、フレーリンガーも逃げにどんどん乗っていいと思うんだけどねぇ。

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