アンコウ
ミニさん、
コメントを二回読ませていただきました。お書きになったことはすべて、全く同感です。
振り返ってみれば、僕ら昭和世代は日本史上まれに見る幸せな時代に生きていたのでしょう。戦争もなく、一億総中流と言われ、アメリカ人のデイブ・スペクターから、社会主義が唯一成功した国が日本だ、などと揶揄 笑)された時代でした。無論個別に見れば交通戦争があったり(私の小学校時代にも交通事故死した子がいました)公害があったり、永山則夫に代表されるように総中流からこぼれ落ちた人たちもいたり、理不尽なことはいっぱいあったでしょうけど、現代のような、底知れぬ人々の悪意を感じることはなかった。今の時代は社会全体の雰囲気が悪意に満ちているような不安感があります。
それにしても、クールな本音と称して、みんなが自分の中にある醜い差別意識をむき出しにしているこんな社会が行き着く果てがどうなるか、彼らはそういうことを考える想像力すらないんでしょうか? ミニさんの言葉を借りれば、本当にもうすでに「共食い」を始めているんじゃないか、今回の相模原の事件だって、そういう「共食い」の一つの表れなんじゃないのか、そんな風にすら思えます。
少し前にも中国脅威論をぶつ人がコメントしてきたことがありましたが、中国脅威論というのはアメリカの差し金でしょう。日本が中国と仲良くなっては困るアメリカの意向をくんだ人たちが煽っているのだと思えます。「高額な隕石保険」の比喩はおもわず吹き出しましたが、本当にその通りだと思います。