昨日ウルリッヒについてこう書きました。
>どことは言わないけど、別の国の人だったら、こんな目には遭わなかっただろうなぁ。<
そしたら、さっそくフランクフルター・ルントシャウ紙で出てきました ∈^0^∋ ←自慢顔です 笑)しかも署名記事。ちなみにこの新聞は地方紙ですが高級紙です。
表題は
「文化財保護 ― むろんウルリッヒだって他の人と同様リスペクトされる権利がある。彼の罪はいつの日か晴らされよう」冒頭はこんな出だし。
「もしヤン・ウルリッヒがスペイン人かイタリア人なら、こんなにいろんなことが彼に降りかかることはなかっただろう。この二つの自転車大国では、自転車競技のドーピングというテーマに関して、伝統的に(あえて言えば)現実的な理解が共有されている。かの地では自分の能力を生化学の力を借りて高めたことがばれた者がいつまでも石打たれ続けることはない。ジロやブエルタでは、ドーピングによる出場停止が開けた選手にも歓声が浴びせられる。ウルリッヒの場合(事態はもう少し複雑だが)ドーピングチェックで引っかかったわけではなかった。彼自身も、自分はプロとして誰も騙したことはないと言っている。」
一方で、ウルリッヒ対フランケの訴訟争いはさらに続いているようです。金曜日にウルリッヒのフランケに対する発言禁止要求の訴えが棄却されたハンブルクで、今度は逆にフランケ側による訴えが取り上げられているようです。訴えの内容は、ウルリッヒが虚偽の宣誓をしたことと、ごまかそうとしたこと(正式の用語があるんでしょうけど、なにぶん素人なので)。いずれにしても、裁判手続き上のことのようで、こうなると相手のあら探しをしてやろうという悪意以外感じられませんなぁ。
以下、個人的なメモです。読まれた方の中には異論もあるでしょうけど、メモっておきます。
ぼくはウルリッヒがドーピングをしたことはほぼ間違いないだろうと思っています。そしてドーピングを容認するつもりもありません。ただ、フランクフルター・ルントシャウの記事にもあるように、ドイツと他の国とでは、あまりに違いがありすぎる。フランケを初めとする反ドーピングの専門家たちが錦の御旗をふってドーピングを批判し、過激なまでに発言するのを見ると、他のスポーツや他の国とのバランス上、不公平感が強く感じられるんですよねぇ。たとえばサッカー選手の名前もフエンテスの顧客にはたくさんあったようですが、これについてはなにも言われない。サッカーの場合体力よりテクニックが重視されるから、体力と回復力が勝負の自転車とは違うという人もいますが、そんなことはないでしょう。90分間走り回る体力の上にテクニックが乗っかっているわけなんですからね。
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