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ルディ・アルティヒ死去

2016.06.12.23:18

アンクティルの時代からメルクス時代にかけて、いかにもドイツ人というゴツいスプリンターでした。下の写真でもわかるように、顔もいかにもドイツ人。

世界チャンピオンにもなり、クラシックもミラノ〜サンレモやフランドルで優勝、ツールでのステージ勝利も8勝、ブエルタでも総合優勝しています。ある意味でツァーベルを始め、デーゲンコルプやキッテル・グライペルらにとっては、アルティヒと並んで(キッテルのツールステージ勝利)とか、アルティヒに次いで(ツァーベルのミラノ〜サンレモ優勝)とか、アルティヒを抜いて(ツァーベルやグライペルのツールステージ勝利)、あるいはアルティヒにもできなかった(デーゲンコルプのパリ〜ルーベ)、という枕詞がついて回ったのではないでしょうか?

その意味ではまだアルティヒの名前は、ドイツ人最後のロードの世界チャンピオンとして燦然と輝いています。

image_20160612231427f9f.jpg
62年の雑誌ミロワール・ド・スポールです。右がアルティヒ、左はやはり当時の名スプリンター、アンドレ・ダリガードです。

合掌



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comment

CYPRESS
私のネタ元は全て英語なもんで、世界戦の古い話とか皆無。
この辺がドイツと違い、英語じゃツールしかないんもんで、悲しい(涙)。
ジロもクラシックも無し。

アルティッヒはシャニーのアネ・ド・シクリスムで世界戦の特集をやった時だと思うけど、おそらく表彰式の直後の写真があり、これが結構カッコよく撮れている。
顔付はブログ主殿が書かれた通り、確かにいかついドイツ人だなぁ。

アンクティルは確かに魅力的な選手であります。
アンドラでの休息日に「喰う」だけでなく、「飲む」までやっちゃうし、
翌日二日酔いになりながらも、アンバリーラ峠で「プリドール」や「カッコ悪いことするな」の言葉で復活、回復する驚異のノルマン人。
こういうアホな事する選手、出て来るはずなし。
(でも再登場を願う)

フランスのロードレース界の凋落は、強い個性の選手の消滅と共に始まったんでしょうか?
フィニョン以降、個性と強さの選手、いる?
2016.06.18 02:08
Arturo
アンコウ様。
  なるほど了解しました。(”再婚”件)
  しかし、こうして返事を貰うと、久しぶりに100回投稿、チャレンジしちょおうかな?と言う気になります(!?)

  勿論、それは楽しみです。(本の内容の件)宜しくお願いします。空白を埋める知識がそこにある可能性が高い!。
  でもね、サグラダファミリアは、誰かが登場して(ひいては関心を持つ人の絶対数が増えて)初めて石が積み上がる訳なので、二人でやってる分には井戸端会議の域を出ないと思うんですよね。だからこそデルガドの件の時、女子マネが登場して、”サグラダファミリア万歳!”となったんじゃあ、、、そんな記憶があります、、、、。う~む、、、、。いやでも待て、そこまで解っているからこそ、”その石が転がり落ちなければいいけど、、、、”となっている!?。う~む、、、。
2016.06.17 16:44
アンコウ
Arturo さん、

ごめんごめん、日本語は難しいや。「再婚した」はカミさんにかかるつもりだったんです。アンクティルが再婚したんじゃなくてカミさんがアンクティルと二度目の結婚。この経緯も前にやりましたね 笑)

まだ読んでないアルティヒとアンクティルの世界戦の話が載っていそうな本が手元にあります。そのうち読んだら、またアップしましょう。サクラダファミリアに石一つ積み上げることになるでしょうけど。

せっかく積んだその石が転がり落ちなければいいけど 笑)
2016.06.17 09:33
Arturo
アンコウ様。
  確かに面と向かって聞かれると僕にも分かりません。
  只、その時の状況を鑑みて、幾つか二次的に言える事はあろうかと思います。
  既にツール5勝した66年当時のアンクティルにとって(メルクスの出現前夜でもあり、、、)、アルカンシェルはある意味最後のタイトルだったと言えるとも思います。(確か実際、アンクテイルはアルカンシェルを欠いており、真のチャンピオンではない。と言うのを何かで聞いた事があります。そう言えば、70年位の大昔のニューサイにも「世界タイトルだけはついに栄冠を逃した。」と言う下りを読んだ覚えがあります、、、。)
  ここでのポイントはコッピは手にしている、と言う事。(ついでにボベも、、、)その彼にとって、千載一遇のチャンスをプリドール絡みでフイにした、、、、と言うのはかなり、、、、フラストレーション、と言う言葉では不十分であったろう、とは想像します。

  まあ泥酔の件は、並の選手じゃあ絶対有り得ない話ですね。以前書いたとおり、僕は逆説的にこれも憧れる理由ではあります。(確か野球の”管理野球”と言う言葉と重ねて書いたような曖昧な記憶アリ、、、!?)勿論、おさらいですが、彼の破天荒な行動はこれはある意味全く逆だったボベに対するあてつけだったのでは?とは思っています。以前書いた記憶があるので、繰り返しの詳述は回避しようかと思います。ボベは努力型の典型、アンクティルは天才型の典型。両方兼ね備えたのがメルクス。(或いはコッピが少しこっち寄り、、、)

  でも”再婚したカミさんの娘に手出したって、、、”とは?こっちは逆によくわかりません?。ドミニックの話!?。いや待て、ジャニーヌの娘のマニューの話か?こっちなら説明がつくか?!?でもジャニーヌは最初のカミさんですぜ(笑)それに、あれは子供を作れないジャニーヌが代わりに貸出した(!?)訳だから、手を出したのとは、話が違う!?。う~む、、、、。
2016.06.17 02:19
アンコウ
いや、もちろんプリドールとアンクティルが協力しあったらどうなったかは分かりませんよね。するはずないとは思うけど 笑)

何れにしても、30年代から続く、ご存知、おなじみの、まあ、いろんな形容がつくだろうけど、自転車レース史上繰り返されてきたフランスナショナルチームの内紛による他国の選手の漁夫の利のパターンに当てはまるんでしょうけど、アンクティルがそれでも表彰式に来なかった理由がわからない。

まあ、僕のアンクティル観は、Arturo さんとはちょっと違っていて、かなりの変わり者というイメージを持っていますから、何したって、ツールの休息日に泥酔したって、再婚したカミさんの娘に手出したって、おどろきゃしないんですけどね。
2016.06.16 11:25
Arturo
アンコウ様。
  でも後付けの憶測なら何とでも言えるとは思います。(とにかく生き証人が死んだところ、、!?)
  とにかく、こっちは二人居たんだから。決定的な優位、相手が相手だから、このまま、みすみすスプリントでカタをつける選択肢はないと思いますね。
  少なくとも高速巡航力でアンクティルの右に出る選手はいなかった訳で、どっちかが囮になって、スプリントを回避する顛末に持ち込む事はアリだった気がします。片方がゴールの遥か手前で攻撃に出て、ドイツ人の足を使わせ、もう一人はその背後にピッタリ張り付いて、スリップストリームで足を溜める、みたいに。しかし仲間割れ状態では!?。
  勿論、囮に対してドイツ人が応戦しなければ、そのまま一人が逃げてしまう。(95年のオラーノのように、、、)と言った戦局を見ての能書きなら幾らでも言える気はします。

  スプリントが速い、ではそれを封じる為に潰す、と言った事は戦略として充分アリな気がします。92年のベニドルムで、仮にニュートラルな状態で戦ったら、ブーニョはジャラべールに勝てたか疑問です。ま、歴史にIFは禁物なのは過去散々やった気はしますが、、、。

  そう、この二人、チームメイトだったんですね、、、。「プリドールがアルカンシェル着る位なら、ドイツ人が着た方がマシ。」状態!?。
2016.06.16 02:07
アンコウ
CYPRESSさん、Arturo さん、

こんにちは。享年79歳だそうです。

66年のアンクティル表彰台すっぽかし、前にも書いてましたね。ただ、細かい経緯がよく分からないんだけど。。。ゴールシーンの写真を見る限り、結構差がついてるし、やっぱりスプリンターのアンクティルにはどうやっても勝てなかっただろうと思うけどねぇ。コースもニュルブルクリンクと地元だし、すっぽかしの理由もよく分からないんだけど、どういう話なの? ドイツ語圏の本では表彰台でプリドールと握手しているのがあるけど、確かにアンクティルはいないですね。ゴソゴソやっていたらアルティヒの本も出てきましたが、読むのはちょっと面倒くさいので 笑)

ただ、この二人って同じチームだった時期が結構長かったんじゃない? いつかのバラッキのマイヨもこの二人が組んで優勝した時のもののようだし、二人が仲が良かったという話も読んだことがあるけど。まあ、仲が良かったとしても負ければ悔しいだろうけど、タイプがウィギンズとカヴェンディッシュみたいだしねぇ。 それともプリドールが嫌だった?
2016.06.15 23:11
Arturo
アンコウ様
ああ、そうなんですね、、、。
  世界チャンピオン、66年の話ですね。また一人、生証人が居なくなった、、、。唯一アンクティルがアルカンシェルを獲れたかも知れなかった分ですね、、。プリドールと、”仲間割れ”を起こして、アルディッグが油揚げをさらってしまった話。いや以前投稿した気がする、、、!?。これでアンクティルは表彰式をサボった話(世界選の表彰式をサボった話は他に聞いた事がない、、、)の件。
  勿論”仲間割れ”事件そのものは、他にも色々話題に出た記憶がありますが、73年とか81年とか、01年とか、、、。
2016.06.15 12:30
CYPRESS
え~、アルティッヒも死んじゃったの…
ピエール・シャニーの本で見た選手が一人づつ彼岸へ旅立っていくなぁ(溜息)。
2016.06.14 00:00

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アンコウ

アンコウ
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あんけ・たつや。欧州ロードレースに興味を持ってすでに30年以上。主にドイツ人選手を応援。特に青田刈りにいそしむ。歳にも関わらず、あらゆる点ですごいミーハー。そのほか好きなものは、読書、音楽はバッハと友川カズキ、北方ルネサンス絵画、映画、阪神タイガース(村山、江夏以来ですが、強すぎないこと希望、弱すぎはもっと困るが)。北欧の社会民主主義に対する憧れ強し。家族構成は連れ合いと娘三人。

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