ミルラムのヨハネス・フレーリンガー

、ツールの放送でもよく前の方で走っている姿が見られた小柄なミルラムの選手です。といっても172センチ。うーん、イノーと同じぐらいですね。ただ集団の中だとやけに小柄に見えます
。ヘルメットとサングラスがないと、とても25歳には見えません。
ルクセンブルクの新チームに移籍とかスキル・シマノへと、最近いろいろ言われている、ということはステージレースのオールラウンドなアシスト選手として重宝されそうなタイプと言うことでしょうか。過去、ジロでもツールでもステージ3位になったことはありますが、ドイツ以外では無名選手かも知れませんね。 radsport-news.com に現在移籍先未定という彼のインタヴューが載っていました。
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ツールの後、クラシカ・サンセバスチャンを走りましたね。その後はなにをしていたのですか?
フレーリンガー: サンセバスチャンは残念ながら調子は良くなく、完走できなかった。その後は完全に休養に充てていた。これは体のためだけじゃなく頭のためにもとても良かったね。今またトレーニングを開始していて、今シーズンの最終段階の準備をしているところだ。
ツールの最初の休息日前日に落車して肩から落ちたでしょう。怪我は完全によくなりましたか?
F: この時の怪我はたいしたことはなかった。立ち漕ぎするとまだちょっと傷みはあるけど、もうほとんど大丈夫だろう。
ブエルタを走ることを決めましたね。どうしてそう決意したのですか?そして今年最後の大ステージレースで何をしようと思ったのですか?
F: 決めたのはつい最近だ。単に、今シーズンのこれまでの成績に満足していなかったってことさ。当初の計画ではもうぼくはほとんどレースに出ないことになっていた。そこでチーム監督たちに、他にどんなレースに出場できるかを問い合わせてみた。で、幸運なことにブエルタのメンバーになれたわけだ。いまは楽しみだね。中級レベルのステージが多いので、そこで自分の存在感を示したいと思っている。
あなたは去年は調子が良く、ツールではステージ3位もあって注目されました。でも「契約更改の年」の今年は、病気や怪我もあってうまく走れませんでした。この不調の年は契約交渉に当たってあなたに不利に働いたでしょうか?
F: そのとおりだね。これまで良いことがなかったからね。こんなシーズンになるとは思ってなかった。一つか二つ目立つことをして、もっと良い契約条件があったかもしれないね。でもね、ぼくはいま自分の将来に不安はないよ。
いろんな噂がありました。新しいルクセンブルクのチームとかスキルシマノとか。現在の交渉はどうなっているのですか?すでに契約書にサインしているんですか?
F: それはいまは言えないよ。でも来年度は良いチームで走れることは間違いないと思っている。
ミルラムのチームマネージャーのヘリ・ファン・ヘルヴェンが新しいスポンサーを見つけてくるという希望は、もう完全に諦めたのですか?
F: 希望を捨てるのは一番最後さ。ヘリ・ファン・ヘルヴェンは目下奔走している。彼がチームを興せれば、ドイツの自転車競技にとってはとても良いことだ。
プロツール・チームへの移籍しか考えていないのですか?それともセカンド・ディヴィジョンの強豪チームでも良いのですか?
F: セカンド・ディヴィジョンのチームにもしっかりサポートされていて、たくさんの重要レースに出られるような良いチームはいくつもある。だからどうしてもプロツール・チームじゃなきゃ嫌だということではない。実際にチームのなかで気持ちよく思えるのがとても重要なことなんだ。
【2006年に】ゲロルシュタイナーに加わる前に、あなたはフランスのチームともコンタクトを取りましたね。今回、その選択肢もあるのですか?
F: アマチュア時代にフランスのチームで走ったことがあるから、原則的にはそれも考えられるだろう。フランスでは、ツールに限らず、自転車競技は【ドイツより】ずっと立派な伝統をもっているからね。
ブエルタでもう一度プラス・ポイントを集めて、その後で契約書にサインするという可能性はどうでしょう?
F: たぶんそれはない。むろんスペインでぼくの市場価値を高めることができればいいけどね。でもできるなら、そのまえにすでに新しい契約を得ておきたいね。そうすればブエルタはあまりプレッシャーを感じずに走れるからね。
ブエルタの後の世界戦も目標ですか?
F: どうしたってね。これまでのシーズンでは、残念だけど胸を張って世界戦に出たいとは言えない。でもブエルタは伝統的に世界戦のとても良い準備になるレースだ。ドイツ自転車連盟がぼくを世界戦メンバーに選んでくれれば、喜んでドイツのために走るよ。
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