コルシカ島で行われたクリテリウム・アンテルナショナル。初日は前半100キロ足らずのロードレース、後半個人TT、2日目は山頂ゴールの山岳ステージという組み合わせの小ステージレースですが、ボーラとしては大満足だったようです。初日の最初のレースでサム・ベネットがスプリントを制し、TTはスルーして 苦笑)最終日はネルツがステージ7位で、総合で7位になりました。ボーラに移ってから最高の成績でした。ものすごいハイテンポで始まり、スピードが落ちないままのレースで、最後の登りでは選手がどんどん千切れていく生き残りレースになったようです。ラスト2キロでクラドックがアタックした時についていけませんでした。
まずは監督のクリスチャン・ペマーの話です。「今日は非常にハードなステージだった。通常はこういう日は早めに逃げグループができて、集団は最後の上りまではのんびり走るものなんだけど、今日は全く違ったね。スピードが一日中速かった。そんなわけだから、最後の登りが始まった時には、すでに多くの選手が赤信号状態だったね。こういうレースはドミニクに向いてる。彼はレースのスピードが一日中とても速くて、最後はもう誰も激しく動けないような時に強さを発揮するんだ。彼は要するに高速で非常に長い時間走れるけど、スピードがコロコロ変わるのは苦手なんだ。今日みたいなレースだと、ずっとリミットで走り続けてきたから、誰もアタックできなくなっていた。ドミニクは今日は信じられないぐらい強さを見せたね。彼が隠していたものを、やっとこうやって見せてくれて、本当に誇らしいとともに、気が楽になったよ。彼がこの後、怪我や病気にならずに順調に準備をしてくれれば、きっと何かやってくれることは請け合うよ。彼はグランツールの総合でトップテンに入れる選手なんだ。」
このステージは最初の1時間が平均時速50キロを超えたそうで、かなり無茶苦茶なサバイバルレースになったみたいです。結果を見れば、途中リタイアが60人出てます。半数はリタイアでした。その中にはヴェークマンもケムナもヘアクロッツもいますねぇ。。。
でも、そういえば、ネルツが一番目立ったのはブエルタの激坂アングリルで4位になったのでしょうけど、あれも生き残り合戦みたいなレースでした。
何れにしても、去年が病気と怪我で全くいいところなしで、このところ話題にもあまり上りませんでしたが、やっぱりドイツで一番期待されているステージレーサーだと言われるのは、それなりに理由があるわけですね。まあ、そうは言ってもね、総合優勝争いができるようには絶対にならないでしょうけど。でも本当にトップテンに入れるようなら、応援のしがいもあるってもんですけどねぇ。
ドミニク・ネルツの話。「7位というのは僕にとって凄い成績だよ。去年はボロボロだったからね、今後のためにも自信になる。【5つあった山岳の】最初に逃げグループができそうになった時に、そこに加わろうとしたけど、うまくいかなかった。結果的にそれが幸いした。」
というわけで、ネルツ以外にも、ブフマンが13位、フォスが14位と、ボーラとしては良い週末だったと言えますね。
追記:YouTube にありました。埋め込んでおきます。
今年のネルツは青い靴ではなくなりました。4分ほどのところでピエール・ロランの後に千切れていくのがフォス、7分すぎに切れていったドイツチャンピオンマイヨがブフマンですね。6分ほどのところでアタックするジャン・クリストフ・ペローは靴が左は赤、右は青と違う色の靴を履いてます。自分の靴を片方忘れて、誰かに借りたんでしょうか? ネルツは相変わらずフォイクト風のフラフラした走り方です。残り2.3キロでクラドックがアタックした時に切れちゃいましたね。

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