ボーラのHPに載っていた記事です。まんまドイツ語版からのご紹介。
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今年最初の「モニュメント」107回目のミラノ〜サンレモは最初の1時間、平均時速47キロを超える速さで始まった。この恐ろしいスピードの中から11人の選手が逃げを決めた。そこにはヤン・バルタもいた。ボーラ・アルゴン18の彼は、これで2014年から3年連続で「ラ・プリマヴェラ」で逃げ集団に入ることに成功したことになる。
160キロ地点の落石でコース変更を余儀なくされたが、イタリア警察のおかげで素早く対処でき、高速道路を経由する迂回路がセッティングされた。これによってレースの距離は295キロに延長された。集団ではティンコフとカチューシャがイニシアティブを取り、これによって徐々に逃げグループのリードは小さくなり、残り80キロで4分に縮まった。
リグリア海沿いに入ると集団の中でのポジション争いに火が付き、スピードも上がった。逃げは最終的にゴール前25キロのチプレッサで吸収された。ヤン・バルタは先頭集団でほぼ260キロ逃げたことになる。
最後はミヒャウ・クヴィアトコフスキがポッジオでアタックを試みた。彼の逃げはサンレモへ向かう急な下り坂の最後に捕まり、30人以上の集団がスプリントの準備をすることになった。この有力集団の中にボーラ・アルゴン18のパウル・フォスもいた。パウルは結局23位、ミラノ〜サンレモでのチーム史上最高の成績になった。パウルはティレノ〜アドリアティコでも調子の良さを見せていたが、このレースでも強さを見せた。ゴール前500メートルでの落車が大きく影響した激しいスプリントの中、最後に勝ったのはアルノー・デマールだった。
監督ラルフ・デンクの話。「今日は満足できると思う。ヤンは今シーズンで最高の走りを見せ、逃げグループの中でも存在感を示した。もうサンレモのスペシャリストだと言ってもいいぐらいだ。うちのスプリンターのサム・ベネットは残念ながらカポ・ベルタとチプレッサの間で落車してしまった。本来彼で最後の上位を狙っていたんだが。そこで我々は方向転換し、ドミニク・ネルツとパトリック・コンラートがパウル・フォスをアシストした。パウルはまたしても素晴らしい走りを見せ、ポッジオでは有力選手たちについていけたスプリントでは他の選手たちが強かったが、しかし23位はうちのチームのミラノ〜サンレモでは最高成績だ。」
パウル・フォスの話。「俺は今日も調子が良かった。たくさん落車があってポジション取りは非常に難しかった。ドミニク(ネルツ)とツェツェ(チェザーレ・ベネデッティ)が素晴らしいアシストをしてくれてポッジオを良い位置で登れるようにお膳立てしてくれた。だから有力選手たちについていけたんだ。スプリントでは残念だけどちょっと後ろ過ぎた。だから落車にも邪魔されることになった。でも、これ以上良い成績は無理だっただろう。だからこの結果には満足している。」
パトリック・コンラートの話。「最後は大混乱、常に落車があった。僕らも3人失った。残念なのはサム(ベネット)だった。だから方針を変更して僕はドミニク(ネルツ)と一緒にパウルを良いポジションでポッジオへ連れて行こうとしたんだ。」
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というわけで、ゲシュケは同タイムで19位、ネルツは53秒遅れの62位、コンラートは2分40秒以上遅れて90位でした。しかし、フォスで勝負に行ったのかぁ。。。たぶんポッジオでフォスを前へ行かせるためにネルツが脚を使い果たしたんでしょうけど、ポッジオをクリアしてサンレモに入ってからフォスのアシストができたら、もう少し上位へ行けたんでしょうけど、そういう意味ではもう一枚足りなかったというところでしょうか。
今年は完走が180人もいて、落車の多かった割に完走率がいつもより高いんじゃないでしょうか。

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