国連が慰安婦問題の日韓合意に対して遺憾の意を表明したというニュース。このニュースで何よりも恥ずかしいのが「日本の指導者や当局者が慰安婦問題の責任に関し、「(元慰安婦の)名誉を傷つける発言を控えるよう」要請」という点だろう。議員の間から繰り返される元慰安婦に対する侮辱的発言や、露骨に、あるいは巧妙になかったことにしたがる安倍らの対応は、国際標準から見れば呆れるようなものだということだ。日本国内ではそういうことを言えば喜ぶ輩も多いのだろうけど、それは国際的に見れば、日本の恥を広めているっていうことなのである。
政治家を始めとして権力を持っている者たちにとって、自分が治めている(と思っている)日本という国が美しく、国民は、自分が治めている(と思っている)この国を誇りに思っていてくれれば、さぞかし気分が良いのだろう。過去から将来にわたって、自分が治めている(と思っている)日本という国が世界で一番素晴らしい国であって欲しいと思うのは、彼らにしてみれば当然のことかもしれない。しかし、そう思うのは勝手だが、現実を見ずに、「あって欲しい」が「あるはずだ」になり、「あらねばならぬ」となっては、一般人はかなわないのである。
前にも書いたように、世界に日本の恥をばらまいたのは朝日新聞なんかじゃない。韓国や中国のロビー活動でもない。世界標準から見たら、日本人は悪いことは何もしなかったと強弁する政治家やマスコミが恥をばらまいたのである。

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