さすがに
家族旅行も1週間をすぎると、そろそろ行くところもなくなります。。しかも今日は雨だったし。。。ただ、午後からは雨も上がって、きれいな虹が。お借りしている友人宅の展望台(いや、屋根の上)から撮ってみました。

毎日飲んだくれて、釣りと海水浴で明け暮れて、これも明日でおしまい。しかし、我が家はマンションの8階で蚊も飛んでこないところなんですが、さすがにこちらは藪蚊がすごい。ちょっと油断しているとボコボコニされます。でも数年前には蚊なんてなんでもないような大変な出来事が!!
といっても、どうやら普通の人にとってはそんなに騒ぐことか?という程度のことらしいんですが。
いや、あれは3年前、このお宅を借りて、さあ、帰ろうという日の午前中のことでした。掃除をしていたのですが、連れ合いがカーテンを開けながら、キャッと悲鳴を上げて後ろへ飛びのき、固まっています。はて?なんじゃとカーテンを開けてびっくり。ぎゃー。悲鳴を上げましたね。15センチはあろうかというムカデがSの字で壁にへばりついています。
いや、私も東京生まれの東京育ち、連れ合いは純沖縄の血とはいえ、やっぱり生まれも育ちも東京。こんなん見たことありまへん。そのおぞましさといったら、邪悪という言葉を形にすればこうなるっていうやつですね。
鋼のように黒光りする金属的な背中に対して、作り物のように鮮やかなオレンジの腹。うー、ノアは大洪水のときに、こんなやつまで箱舟に乗せてやったんでしょうか?
ともかく常に冷静な連れ合いが玄関からトングとフマキラーとゴキジェットをもってきて私に渡してくれますが、なにしろこんなんトングでつまむぐらいならゴキブリを素手で30匹つかまえるほうがなんぼかまし。
子供たちは親がパニックになっているので、特にやさしいダウン症の次女がべそをかきはじめ、それを目の見えない長女がなぐさめるという、なんとも涙を誘う光景です。一方好奇心旺盛の三女は親よりムカデに近寄ってじっと観察。そういやぁ、こいつ保育園のころよくダンゴ虫を捕まえて集めていたっけ。いや、子供のころはぼくだってそのぐらいできたよ、もちろん。でもね、おとなになるとできなくなることもたくさんあるんだ。
ようやくぎゃっとかわっとか悲鳴を上げながら、二丁拳銃よろしく両手に殺虫剤の缶を構えて、指も折れよとばかりに吹きかけ、動かなくなったところをトングでつまんで窓から放り投げさらに殺虫剤を吹きかけ続け、最後にとどめとばかりに外へ出てでっかいスコップでグサグサ。土をかけてスコップの背でたたいて、ようやく落ち着きましたが、しばらくは呆然としていましたね。50年以上生きてきて、こんなに怖かった(おぞましかった)記憶はあまりありません。
当然のごとくその晩は悪夢にうなされ、その後しばらくは壁に背中をつけて寝ることができませんでした。
さて、それを友人たちに早速話して聞かせたのですが、その反応がどうもこちらの期待したようなものではなく、なんだ、そんな話かぁ、というようなものばかり。良く行くお店の岩手出身の奥方なんか、えー?でもただのムカデでしょ?とか、鎌倉の友人なんか、え?殺しちゃったの?だめだよ、ちゃんとほうきで掃きだすようにしてやらなくちゃっていう反応。四国の先輩なんか、ムカデなんて夜中にトイレに行くときに廊下でよく踏んづけたもんだ。翌朝ペチャンコになってたよ、だって。世の中、そんなにしょっちゅうムカデって目にするもんなんですかねぇ?
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