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デルガド講演会パート2

2016.02.20.12:12


というわけで、昨日の夜は魔女からの切替ができないままのデルガドでしたが、例によって Arturo さんと一緒に行ってきました。一昨日とは違って満員。私は諸事情から立ち見でした。昨日のセルバンテス協会の話のほうが現役当時の話が多く、今日のほうはどちらかというと現在のスペインの自転車事情やトレーニングの推移、自転車レースのTV放送でのシステムみたいな話で、正直言って昨日のほうが言いたいことをいっていたような気がします。それは上の写真と一昨日の写真を比べると分かるんじゃないでしょうか? 昨日も来ていて、私と同じように質問して本とサインをゲットしていたアビラの聖女テレーゼさん (笑)も言ってました。昨日は徹子の部屋で今日は講演会だそうです。うまい(しかし聖テレーゼって有名な彫刻があるけど、アッハーンってやつだよね?)。

昨夜は90年の宇都宮の世界戦のビデオを見直し、さらに89年のリエージュ・バストーニュ・リエージュのビデオも見た上で、手ぐすね引いて質問の準備をしていたんですが、いくら手を挙げても指名してくれない。聖テレーゼさんもそうでしたが、どうやら面が割れていたようです 笑) 

質問は二つ用意していたんですが、果たして日曜日にできるかどうか。。。

(1) 現在のシステマチックなレース展開について、昔の選手として、どのような思いを持ってるか? 
(2) ステージレーサーと言いつつも、デルガドは宇都宮では最後の最後に追走集団を組織してものすごく目立っていたし(結果は20位)、89年のリエージュ・バストーニュ・リエージュでは、最初に逃げて、4人の逃げを成功させた上で、4位に入っている。さらにサン・セバスチャンでも上位に入っている。ワンデークラシックに対して、現役時代どのような気持ちで臨んでいたのか?

とくに(2)を質問したかったんだけど、ちょっとカルトな質問かなぁ、まあ、質問者として指名されなくて良かったのかもしれない、と思っていたら、くだんの聖女テレーゼさんは、終了後に通訳の髭面のお兄さんを引きずり、デルガドに迫って質問、88年の雪のガビア峠越えのステージのことを教えてくれと。。。いやぁ、おそれいりました。デルガドの解答も面白かったです。あのレースはよく覚えている。あんな寒い日のレースは生涯に二回しかなかった、とのこと。どんな対策をしていたのか、という畳みかけての質問に、なにもしなかった、と。選手たちはみんな一週間指が動かなかったそうです。個人的にはそういう話のほうが聴きたかったなぁ 笑)昔紹介したことがあったはずだけど、もう一度ここにYouTubeから一つだけ張っておきましょう。


ほかにも1988 Giro とか Gaviaで検索すれば、何種類か引っかかりますので、どうぞ。


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comment

Theresa
いやぁ つながりましたね、(笑)

それでは、癲癇つながりでコンタドールに登場して貰って、デルガドさんに戻りましょう。

因みに私は癲癇持ちじゃないですよ〜
2016.02.22 00:14
アンコウ
theresa さん、

あれま、ドストエフスキーも出てきましたか 笑) しかも「白痴」、テレーザと癲癇つながりですね。
2016.02.22 00:02
Theresa
よみました。

ドストエフスキーの白痴のモチーフと同じく、 キリストの暗喩的存在を描いているのかなと思っていました。
2016.02.21 23:53
アンコウ
theresa さん、

遠藤周作? あれま、私も大好きな作家でした。拙ブログでも何度か書いたことがあります。私は母親がプロテスタントの信者で、子どもの頃は妹と共に教会へ連れまわされて迷惑をこうむりました 笑) 

お暇でしたら。http://tatsuya1956.blog48.fc2.com/blog-entry-790.html

そうそう、長崎の遠藤周作記念館も行きましたよ。 http://tatsuya1956.blog48.fc2.com/blog-entry-1473.html
2016.02.21 22:55
theresa
キリスト者ではないのですが、若かりし頃、遠藤周作とか読んでいるうちに色々読み漁りました。

Avilaのテレサは、癲癇の持病があったといわれていますが、脳科学的に彼女の著作表現は興味深いと思っています。 脳のcpuの性能が興味に追いつきません(笑)
2016.02.21 22:34
アンコウ
仰せの通りベルニーニ。アビラは電車の中でお話ししたように99年のスカパースペイン語放送で初めて見て、なにか昔のアラビアンナイトの絵本で、あんな風な城壁の上を魔法の大男が飛ぶ絵を見たことがあるんですよ。なにかちょっとしたトラウマみたいな、悪夢の中に出てくるシーンのような、そんなものを思い出させられて、ものすごく印象的でした。 もっともこの街のことは実はブログで過去何回か書いたことがあるんですけどね 笑)おかげでそのトラウマがますます固定されてしまったのかもしれません。

霊魂の城? Theresa さんはキリスト者? 私は転んでしまいました 笑)
2016.02.21 21:41
Theresa
こんばんは! 楽しかったですね!


ベルニーニの聖テレサの法悦のことですね(笑) アビラのサンタ・テレサの教会とセゴビアの修道会の方は行ったことがあるのですが、イタリアにはいったことがないので、まだあの像にはご対面したことないんです。 ベルニーニの作品だから研ぎ澄まされてて、本物以上にリアリティがあるんだろうな・・・

サンタ・テレサは、霊魂の城を読んだのがきっかけです。

さておき、ガビアとツールの優勝を決めた時のステージの話は、感動的でしたよね。

卵が先かニワトリが先かなんて笑わせながら話すデルガドさん、話術も巧みで 話先から聞きたい事たくさん出てきてこまりましたよ~

でも、大満足の二日間でした。
2016.02.21 20:06

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アンコウ

アンコウ
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あんけ・たつや。欧州ロードレースに興味を持ってすでに30年以上。主にドイツ人選手を応援。特に青田刈りにいそしむ。歳にも関わらず、あらゆる点ですごいミーハー。そのほか好きなものは、読書、音楽はバッハと友川カズキ、北方ルネサンス絵画、映画、阪神タイガース(村山、江夏以来ですが、強すぎないこと希望、弱すぎはもっと困るが)。北欧の社会民主主義に対する憧れ強し。家族構成は連れ合いと娘三人。

* 時々コメントが迷惑コメントとしてゴミ箱に入れられることがあるようです。承認待ちが表示されない場合は、ご面倒でも書き直しをお願いします。2017年8月3日記す(22年3月2日更新)

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