うーむ、友川カズキの興奮冷めやらぬうちに、今日は四ッ谷のセルバンテス協会というところで行われたデルガド講演会。コメントをよくくれる Arturo さんと一緒に行きました。デルガドが Arturo さんを見つけるや話しかけてくるんだもの。びっくりしましたわ。10年ぶりの再会だそうですが、まあ Arturo さん、日本人にしては個性的だからね。すぐ分かったんでしょう。それにしても Arturo さんのスペイン語力に驚きましたわ。
(手前の後頭部が Arturo さんです 笑) 会場は半分弱ぐらいですかねぇ。。。結構ガラガラでした。明日の講演とは違って、あまり告知が充分ではなかったのかもしれません。明日の方はツィッターで流れて即一杯になったようですが。
いろんな面白い話も聞けました。89年のツールのプロローグ、マイヨ・ジョーヌ【前年度の総合優勝者だったから】でルクセンブルクのスタートに遅刻という大ハプニングで、結果的に3位に終わったのですが、このツールはシャンゼリゼでの最終日のTTでレモンがフィニョンを逆転、8秒差で優勝したことで知られていますが、もしデルガドの遅刻が無ければ、おそらくデルガドが優勝したのは間違いなかったのでしょう。
講演ではこの時に遅れた理由を問われて、(1)ウォームアップ中に美女にコーヒーを誘われて、ついうっかり(2)ウォームアップで戻るときに道路が封鎖され、警官に止められて、ルクセンブルクだったのでドイツ語がまるで分からず警官を説得出来ず回り道をしたら遅れた(3)UFOがやってきて連れ去られそうになって遅れた、と3つの眉唾の理由を挙げてましたが、同時通訳を通じてタイムラグのあるジョークなので、今ひとつ笑えなかったかなぁ 苦笑)
結局ウォームアップに夢中になりのんびりしてて遅れたということなんでしょうね。このあと2,3年してロッシュもプロローグに遅れる失態をしでかしましたが、たしかロッシュの方はトイレへ行ってたんだったと思いますが。。。他にも86年のツール期間中に母が脳梗塞で急死、リタイアしたときの話(同時通訳がちょっと分かりづらかったけど)も聞けました。あのときはNHKでも自転車から降りて泣きながらサドルに突っ伏すデルガドの姿が映っていました。
最後に質問した人には本とサインをくれるというので、思いっきり目立って手を挙げ、見事ゲット。一緒に写真も撮ってもらえて、またまた大興奮でありました。まあ、サインも一緒の写真もスーパークリテの時に一度経験してるんですけどね。ただし写真の方は諸事情により今はありませんけど 苦笑)なにしろこの人、そのスーパークリテの時もそうだったけど、愛想が良いし、サービス精神旺盛で、頼まれるとホイホイとサインし一緒に写真に収まっちゃうんですよね。
(本と中表紙にサインしてもらいました。ただ、スペイン語なので何一つ分からないけど 笑い) さてアンコウの質問は、この十年フレイレやバルベルデやコンタドールという凄い選手がスペインからずいぶん出たけど、やめたりベテランになってしまった。彼らの跡を継ぐような、あるいはあなたの期待するスペインの若手の名前を何人か挙げてくれ、というもの。
解答はスカイのミケル・ランダとモビスターのヘスス・エラーダの名前を挙げてましたが、いずれにしても、どちらももっともっと練習を積まなければ駄目だとも言ってました。ちょっとデルガドが注目しているということで、拙ブログも気にしておきましょう。
さ、明日もいくぞ! しかし一週間足らずの間にこんなに興奮して大丈夫か?おれ?? 行きの電車の中では西村賢太の小説を読んでいて、ものすごく面白いところで終わっていたんだけど、帰りはさすがに興奮状態で、続きを読むのを諦めましたわ 笑) しかし、西村賢太、ドストエフスキーの「地下生活者の手記」とかのような主人公による私小説(まあ、西村自身がああいうどうしようもない嫌なDV男なわけではないんでしょうけどね)で、読んでてなかなかに腹立つし不愉快で面白い 爆)
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