ガゼッタだけにガセ? 笑)いや、rsnからの孫引きです。イタリアの由緒正しいスポーツ新聞ガゼッタ・デッロ・スポルトの月曜の記事にクラウディオ・ギザルベルティという記者が書いているものです。
電磁気で20から60ワットを生み出せるように細工された自転車、いわゆるEバイク(EバイクとかEドーピングという言葉はここ何年かでヨーロッパでは市民権を得た言葉のようです)はすでに新しい段階に来ているというタレコミがあったとのこと。後ろホイールに隠されたこのテクノロジーの値段は20万ユーロ(2600万円ぐらいでしょうか?)とかなりの高額。シートチューブに隠されたモーターなんて古いシステムで、こんなものは「貧者のドーピング」だそうです。
記者はこれらの情報を匿名の関係者から教えられたそうで、しかも選手たちは自分がそれを使っていることを知らされていないという話。だから選手たちは今日は調子が良かった、と思ってるだけだと。。。20ワットとかでも、ぎりぎりのところで走っている選手たちですから、とんでもない数値でしょう。
以上の記事、まあ、私は全く信じてませんが 笑)
しかし、ふざけた言い方をすれば、自転車に手を入れる「ドーピング」は少なくともエポを注射したり、冷蔵庫で保管した血液を再注入するような伝統的なドーピングよりはずっと「健康的」であります。
以前3回にわたって書いた記事でも言ったけど、ドーピングは何故駄目なのかといったら次の二点に集約されると思います。
1)選手の健康
2)競技の公平性(倫理性)
これについては上記の記事で3回に渡って書いて、いろんな方がコメントを付けてくれたけど、やっぱり僕は納得してません キッパリ 笑)
興味があれば読んでみて下さい。同時に当時コメントを下さった方にもあらためて感謝いたします。また、新たなコメントをいただければ嬉しいです。
ドーピングはなぜ駄目なのか? (長文注意)ドーピングななぜ駄目なのか? (その2)ドーピングはなぜ駄目なのか? (その3)今回のEドーピングは競技の公平性に反するということなんだろうけど、モーターは論外としても、機材の不公平というのは絶対にあると思う。自転車の重量も変速機の性能もあるし(個人的には電動の変速機なんていうものがすでに信じられない話だ)今年からはディスクブレーキが解禁になるそうだし。といいながら、僕はメカには全く詳しくないので、何とも言えないんだけど。
戦前のツールでは変速機が使えなかったし、最初の頃はフリーは不可で固定ギアだけしかオッケーではなかったそうだ。つまりツールの創始者(といわれている)デグランジュは機材による不公平をなくそうと必死だったんだろう。そもそも国別対抗の時代(1930年代から1960年まで)には自転車ですら同じもので、選手はサドルとハンドルだけもってパリに集まった(当時はスタートとゴールがパリ)そうだ。逆に薬によるドーピングについてはあまり気にしていなかったようだ。当時の薬では不公平性はそれほど感じられなかったのかもしれない。
それはともかく、今回の騒動、こんな単純な不正がバレないと思ったんだろうか?サドルを抜いたら見えちゃうんだよ?? それともフェムケ・ファン・デン・ドリースヘのいう通り、友人が買い取ったあとからモーターを組み込んで乗り回していたんだろうか?

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