今年のマルティンは浮き沈みの振り幅の大きなシーズンでしたね。ツール・ド・フランスでマイヨ・ジョーヌを着て、終に最大の夢を実現した一方で、4度目の世界チャンピオンを狙った世界戦個人TTで惨敗でした。
ツールでは初日のTTでローハン・デニスに敗れ、その後もチームメイトのカヴェンディッシュの怠慢で 笑)カンチェラーラに1秒差で黄色いマイヨを持って行かれ、ついにソロアタックを決めて逃げ切り勝ちで念願のマイヨ・ジョーヌを着ることができたと思ったのもつかの間、第6ステージでゴール直前に落車で鎖骨骨折リタイア。
ツール以外ではアルガルベ一周とツール・ド・ロマンディ、それにドイツナショナル選手権でもそれぞれ個人TTで優勝し、ツールでの怪我から回復した8月末にはツール・デュ・ポワトウ・シャラントで総合優勝し、世界戦も万全かと思ったらチームTTでは銀メダル、個人TTは惨敗でした。
「わたしの総括としては良かったり悪かったりだった。世界戦ではもっと良い成績を期待していたのだが、これが今シーズンに暗い影を投げかけている。来シーズンはリオのオリンピックで勝つことが最大の目標だ。厳しいコースに最大限の準備をするために、たぶん登りの力をもっとつけるようにしなければならないだろう。」
オリンピックのコースはかなりハードなコースで、マルティン向きとは言えないようですが、本当に登りの能力を高めようとするんでしょうか? もし本当にそれがうまくいけば、ツールはムリにしても、ツール・ド・スイスぐらいなら総合が狙えるようになるかも??
しかしそれ以上にチームメイトとなったキッテルとの連携がどうなるか、個人的にはこれが一番気になります。

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