うーん、全く分かっていませんので、とんちんかんじゃないと良いけど。ディスクブレーキって乗ったことないし、正直言ってロードに付いてるのなんて見たこともない。マウンテンは見たことあるけど仕組みなど知らないし、触ったこともない。ただなぁ、80年代の細くて華奢なホリゾンタルフレームのロードが一番格好良いと思っている私なんかに言わせてもらえば、一言、格好悪い! というわけで、CYCLINGMAGAZINE.DE でボーラ・アルゴンのパウル・フォスにこの問題についてインタビューしていますのでご紹介。
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サイクリングマガジン:パウル、2016年からディスクブレーキが許可されたけど、この決定はウエルカム?
フォス: 正直に言えば、ノーだね。安全面で導入は危険だと思う。それを別にしても、選手の意見を聞かなかったのが良くないと思うね。
サ: どこに危険があるの?
フォ: ディスクブレーキは高い制御能力があり、プロトンで使う選手と使わない選手が混じると、選手ごとにブレーキの効果が変わってしまうと思うので、危険だと思うんだ。それにタイヤが耐えられるのかが疑問だね。充分なグリップがあるのかどうか。それにディスクは鋭いし長い下りでは熱くなる。落車が起きれば危険だよ。また忘れてならないのはニュートラルなマティリアルカーの問題だ。違うシステムのものがセットされていたら提供されても使えないよ。技術を前進させたいのはわかるさ。でもこの決定は時期尚早で、充分に考えられたものじゃないと思う。
サ: プロトンで混じっていると困難が生じると言うことだけど、もう少し説明してもらえる?
フォ: ノーマルブレーキは同じような効果がないからいくらか早めにブレーキをかけなければならないんだ。ディスクの方だと遅らせてブレーキがかけられる。そうするとカーブの前で後ろから追い抜いていくことになると、それだけでも危険だよね。ましてやタイヤがそうした通常じゃない不可に耐えられるかどうかわからないんだから。
サ: ディスクブレーキには利点もあると思うから、選手たちも、特に下りが得意の選手たちは使うんじゃない?
フォ; そうだね。チームもスポンサーも製品のプレゼントして興味あるだろうしね。でもそもそもブレーキが自転車を速く走らせるわけじゃない。シクロクロスや遊びで走っているときならディスクもいいよ。でもロードでは一秒が、一グラムが大切なんだ。ロードでは僕は使いたくない。プロトンでみんなが同じものを使うなら問題は無いと思うけど、そうじゃないなら、最初に言ったように安全性を考えると不安だね。
サ: 今はUCIが決定してしまったけど、選手達同士で意見交換はしてるの? 仲間たちはどう言ってる?
フォ: もちろんみんなでよく話はしてる。たいていは僕と同意見だ。ただ、レースで試してみたという選手と話をしたことはない。ぼく自身もレースではディスクブレーキを使ったことがない。でも、何人かは快適ではないと言っていると聞いている。
サ: チームはどうするの?
フォ: アルゴン18は強制はしてない。僕ら選手が自分で決められるんだ。でもディスクを使うつもりだという選手はウチではいないと思う。
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というわけで、なるほど、ブレーキのタイミングを遅らせられるということは、下りに関しては絶対速くなりますね。でもフォスが言う通り、プロトン内のバランスが崩れる可能性はありますね。メンテナンスなんかもどうなんだろう? スカパーの放送では中野さんだったかは、慣れだろうと言っていたような記憶があるけど。

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