これまでも毎年シーズンオフになると rsn ではドイツ語圏の選手たちの結果から順位付けして、それぞれの選手たちの総括を行っています。ただ、毎年繰り返してますが、この順位付けは単純に順位に基づいてポイントを与えて決めているので、フレーリンガーみたいな完全なアシスト選手がポイントを取ることはまずなく、個人的にはこのシリーズがどうも気に入らないんですがね。
まあ、そうは言っても、このシリーズは拙ブログ得意のドイツ語圏若手選手青田刈りのチャンスではあります。
というわけで、まずは拙ブログではすでに何度も紹介してきた2013年U23のドイツチャンピオンのヘアクロッツ君です。
「今シーズンは、シーズン前に想像していたようには行かなかった。シーズンが終わって良かったよ。でもスポーツってこういうものだよね。病気も怪我もあった。でも、それを乗り越えて以前よりも一層強くなるために、そういう目に遇わなければならないのかもしれない。」
シーズンのスタートはそこそこ良かったんですがね。なにより4月のアンダー23のリエージュ・バストーニュ・リエージュでは2位、しかもこれは審判者がコースを間違えて、コースに戻る間に遅れていた選手が追い抜いていって優勝をさらわれてしまったというものでした。
これについては拙ブログでも紹介した通りです。その他にもU23のいくつかのレースで3位以内に入ったんですが、その後が良くなかったですね。
「5月のバイエルン一週は落車で傷めた膝のせいでやめなければならなかった。膝が良くなって、再び調子も上がって夏以降が楽しみだと思っていたら、ウィルス性の病気のせいでドイツ選手権も含めて2カ月もレースに出られなかった。」
とりあえず来シーズンはボーラ・アルゴン18でプロデビューとなります。
「ボーラで準備してくれているレースプログラムが一番僕にふさわしいと思った。他のワールド・ツアーチームからの誘いもあったけど、チームの上層部と話し合ったら、僕の成長をしっかりと注意深く考えてくれているのがわかったんだ。でも、水準的にはもはやコンチネンタルチーム(3部)やU23のレベルではないのはわかっている。しかし対応できると信じているよ。」
この選手、身長が190以上あるんじゃないかな、比較的ガッシリ型が多いドイツ人には珍しくひょろひょろなんですよね。登りがかなり強いようだし、TTが今ひとつみたいだけど、将来はステージレースで上位を狙うタイプになるのではないかと、ちょっと期待しています。でもまず来シーズンはネルツのアシストだね。

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