NHK衛星プレミアムで先週から始まった「刑事フォイル」、今日は第一回の後半でした。吹き替え版なんですが、さすがに最初はかなりの違和感がありました。でも見ていくうちに、簡単に慣れます。むしろ字幕では文字数制限でよく分からなかったところが、吹き替えでよく分かったりします。
たとえば、最後の方で車の中でフォイルとサムがノルウェーでの戦いについて語り合うシーン、字幕の時には今ひとつ意味がわからなかったんですが、今回の吹き替えで、ノルウェーに亡命していたドイツ人たちがドイツ軍のために寝返ったと新聞にあった、という意味だとわかりました。
だから、その後のフォイルの、さあ、それはどうかな、彼ら(亡命ドイツ人たち)は国を捨ててうんぬんとつながるんでしょう。つまりフォイルは新聞の記事を疑問視しているわけです。
しかし最後の上司を追い詰めるところのカタルシス! さらには、犯人の悪あがきをさらりといなして、ナチスと同じになってしまう、と言うシーンの格好良さ。ただし、このシーンは吹き替えの台詞回しがちょっと臭くてイメージじゃないな 笑)
さて、前後編に分けて放送ですが、マニアに見てもらうわけじゃないから、やっぱり1時間番組にする必要があるんだろうけど、前半が状況の説明になりがちだから、当然かなりまったりした感じになるし、それに対して後半は謎解きだからかなりテンポが良くなります。このバランスは放送としては結構むずかしいところなのかもしれませんね。
私としてはミステリーチャンネルの字幕版は全部見てしまって、もう終わってしまったと、かなり寂しかったんですが、もう一度吹き替え版で見ることができるのはとても楽しみにしています。
最後に題名の「刑事フォイル」はミステリーチャンネルと同じだけど、これって原題に忠実に「フォイルの戦争」と出来なかったんでしょうか?

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