さて、こちらは着々と回復しているようです。
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今日から私は再び自転車に乗ることを許可された。血中の炎症値で、ふたたび負荷をかけてもよいことになったのだ。私は午前中に一時間走り、それから午後にまた二回のパワートレーニングを行った。世界戦に参加できるかは境界線上だ。さしあたってはまだ路上へ出ることはできない。立ちこぎは痛みが出る。しかしそれは折れた鎖骨のせいではなく胸郭の打撲のせいだ。しかし、日曜日には、パリでチームメイトたちとのパレード走行には同席するつもりだ。
ローラートレーニングは「東時代」の蓄積があるから私は好きである。退屈だからといって一時間でローラー台から降りてしまう同僚たちとは違っている。確かに緊張感はないが、子どもの頃にはローラー台でたくさんのトレーニングを行ったものである。もちろん今はローラー台に乗るためには良い季節ではない。気温30度で風もなくペダルをこげば、汗の出方もものすごい。だから私はファンを回している。これで少しは耐えられる。
ジーモン・ゲシュケよ、おめでとう! 彼のことは本当にうれしく思う。昔からよく知っているが本当に良い人間だ。この勝利に値する。それでなくても、このツールでドイツ人選手が5勝目だ。ドイツ自転車界にとっては素晴らしい日だった。私もドイツ人として、彼のチームがとうとうツールで1勝できたことが嬉しい。
ところで彼の成功は私にとっても世界戦の励みになる。彼も今シーズンすでに鎖骨を骨折していたのだから。
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東時代というのは文字通りに解せば、旧東独時代という意味のように思うんだけど、マルティンが自転車競技を始めたのは1999年で、とっくに東ドイツは消滅しています。うーん、たぶんその時代にもまだ残っていた東ドイツ的なスパルタトレーニング(?)を揶揄しているのでしょうか。
まあ、あまり意味はありませんが、旧東ドイツ地域からは今をときめくキッテル、グライペル、デーゲンコルプ、マルティン、それにゲシュケも出てきています。一方の旧西ドイツ地区だと、ネルツ、ブフマン、フレーリンガーやヴェークマン、ゲルデマンなんかが出てますが、結果を比べるとまだまだですねぇ。

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