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ゲシュケのツィート日記、第19ステージ

2015.07.25.20:46

スカパーの放送では後半は完全にスルーしてましたが、まあ、ニバリが逃げた瞬間について、フルームはやっぱり文句を言いますよね。拙ブログでも触れたことがあるけど、2010年のシュレックがチェーンを落とした瞬間にアタックしたコンタドールは、あそこでもしシュレックを待っていたら、単純計算では640/1000秒差でシュレックの優勝になっていたわけです。もっともその後コンタドールのクレンブテロール事件で優勝取り消しになって、めでたく(?? 苦笑)シュレックが2010年のツールの総合優勝者として名前を残すことになったのですが。。。

個人的にはああいうアタックはそんなに騒ぐことではないと思います。自転車競技は機材で少しでも有利に立とうとする面だってあるわけで、それが裏目に出て機材故障を起こしたのなら、プラスマイナスの問題だと思うし。

むろん待つことを否定するつもりもありません。アームストロングやウルリッヒはお互いに待ったわけで、それはそれでお互いに対するリスペクトの現れと言えるわけでしょう。ただ、待たなければならない、待たない奴は汚い、となってしまうのはどうかと思うのです。

さて、ゲシュケは28分遅れの93位、グルペットゴールでした。

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C: どうだった?

ゲ: とてもとてもハードだった。調子は昨日よりはちょっとだけ良かったけど、総じて今は回復が遅いよ。

C: パリへ行きたいと最も大きな声で叫んでいるのは、君のどの部分?

ゲ: そんなの当たり前だよ、僕の脚だ!

C: 今日は開始早々にハードになったけど、最初の「グルペット!」の声はいつ上がったの?

ゲ: パレード走行中も、その後は誰も声に出す事はなかったよ。でもこういう日はグルペットは自然にできるんだ。

C: 君は、たとえばグランドン峠でスプリンターたちを見て、連中は本気で苦しんでる、おれなんかマシな方だ、なんて考えることはあるの?

ゲ: うん、みんな考えるよ。特に今日なんかはスタートで思ったよ。僕なんか軽量級なのにもうすぐに苦しかったもん。

C: 明日はラルプ・デュエズだね、雰囲気を楽しみにしている? それともさっさと終わりにしてしまいたいと思ってる?

ゲ: 雰囲気が楽しみという気持ちが強いね。アルプ・デュエズは全くスペシャルな登りだからね。
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comment

アンコウ
Arturoさん、

サガンで、話が一周しました 笑) サガンが総合狙えるようになったら本気で疑うぞ、って話でしたね。TVの解説がその可能性の例として上げたのがアームストロングとジャラベールだったので、という話でした。

僕の話は現代のツールでスプリント賞を取った選手が、しばらくして山岳賞を取ったということで、これはエポ時代の奇貨というか、まあ他の時代には見られなかったレア物ではないか、というのが私の見解。でもこれはただの憶測、推測にすぎません。ジャラベールがやっていたと言ってるならこの推測も結構信憑性があるかもしれないけど、現時点ではまあただの推測です。
2015.08.15 19:30
Arturo
アンコウ様。
  なるほど、この辺は少し意見の一致を見ないようですね。
  かつ、論点の混乱、と言う印象も持ちました。
  取り敢えず整理し直して申し上げると、仮にサガンに総合成績を狙わせたら、確かに僕だったら、Tvのどなたかのコメンテイターとは異なり、この二人を上げるでしょう、と言う事です。(でも文面を見る限り、ケリーに対しては意見の一致を見ているとも言える!?)
  この二人共に、きつい山岳は無理だろう、と言う事ですが、一方相似化させた僕の方としては、まあ早い話、サガンにも同様の事が言えるのでは?とも思っています。(でもまあ彼もある程度登れるようにはなるかも!?。)
  先の「コンタドールがツールに勝つ気がしない。」(結果、そうなりましたが、、、)ではありませんが、同様に、ケリー、マルテンス同様、この先サガンがツールに勝つ気がしない、と言うのが現状です。かつ勿論未だジャッジには早いかもしれませんが、、、、。でももし大化けしたらしたで、それはそれでちょっとね、、、。

  山岳賞に関する概念は、僕とは根本的な異なりがあるような気がします。僕の概念は、あれは狙って獲る物である、です。(まあ緑ジャージもですけどね、、、スプリントが出来れば獲れるもんじゃないのはチッポリーニが示すとおり。と言うかピュアースプリンターにはむしろやや不向きなタイトル。先に書いた通り、ルーティェ・スプリンターが狙うタイトル。)記録を打ち立てた、ビランクが示したように、、、、。かつてアンクティルがグランツール総合を獲る定義付けをしたように、彼はシステマティックにこれを狙うマニュアルを確立させましたね。
  しかし、かつ端的な話、じゃあ、(同時代でもある)パンター二より登坂力が優っているかと言えば、全くその逆だと思っています。いつだったか以前、サルティーニのコメントを紹介した経緯がありますが、、、(彼に匹敵する登坂力を持った選手は、過去二人しか心当たりがない。の件)
  キンタナも、彼を上回るのはキビしい!?。(と言って、いつの日かラルプドゥエズの記録を塗り替えたら、この偉そうな発言も撤回しなきゃいけなくなる!?)
  アブドゥの山岳逃げの件の説明は、ここでも省略します。逃げた理由が分かれば、翌日はやらなかった理由も連動で解る。(初期目的は達した。もはややる理由もない。)
 
 でもEPOは使えば最後、皆、駄馬がサラブレットに変身!、ポパイのほうれん草の缶詰みたいに、飲んだが最後!な~んて風には勿論思いません。反面、スカイのように資金力のあるチームなら、”最善”の方策を構築するのは不可能でもあるまい、とは思った次第です。

でも山岳ゴールやめっこない!は完全に意見の一致を見た!?。
2015.08.14 23:54
アンコウ
Arturoさん、

こんにちは。マルテンスとブエルタの印象は、僕は逆です。あの時代のブエルタはマルテンスが優勝できるぐらい山岳の難易度が低かった時代ではないでしょうか。

ケリーはツールの総合でも総合上位に入ったけど、結局難易度の高い山がダメだったわけです。だけど、パリ〜ニースでの7連覇やLBLの勝利もあって、なんとなくスプリンターといってもピュアスプリンターというより、少人数で逃げてスプリントという現在のデーゲンコルプタイプのような印象があります。逆だ。僕はデーゲンコルプにケリーのような選手になってほしいと前にも書きましたっけ。ただ、デーゲンコルプの方がかなり体重がありそうですね。そういう意味ではむしろサガンのほうがケリータイプというのは当たっているかもしれませんね。

インドゥラインはちょっとなんともいえないなぁ。ルイス・エレラが引退したときに言った「あんなケツのでかい奴が俺と同じスピードで登るようになっちゃあ、俺にやれることはないね」(かなりの意訳 笑)という言葉がどうも気になってねぇ。ベルツィンもロシア人だしねぇ。

僕の印象では、80年代前半ぐらいまでが全盛期の長身痩躯のスプリンター、例えばアドリ・ファン・デル・プールやファンデンブラウク一族、フォンス・デヴォルフとかファンデラールデンとかアルジェンティンが結局山岳まるで駄目なままだったというのがジャラベールとの対照になるわけです。

ポール・キメイジの本によれば、80年代末にエポが自転車界に広まり、同時に自転車選手の突然死がトートツに多くなったそうだし。

むろんジャラベールがエポやってたなんて根拠なんかありませんよ。それにエポにそれほど凄い効果があるなら、他の連中だってやっていた奴一杯いるだろうから、もっとたくさんのジャラベールが出てきたはずだというのもあるしね。ただ、薬の話は例のハミルトンの本にもあるように、合う合わないがあるらしいし、資金力の問題もあるし、なによりシステマチックに指導してくれる医者が必要で、簡単にやったやらないで強くなるならないは言えないんだと思うけど。それに前にも書いたけど、エポやればそれだけで強くなるわけじゃない。アームストロングはエポやりながら、どれだけ辛いトレーニングをしたかを想像すると、まあ、やっぱり大したアスリートだったんでしょう。

アブドヤパロフが逃げたのはまあ一日だけでしょう。最近ではツィオレクも2,3年前に山岳コースで逃げて結構上位でゴールして、スプリンター廃業か、って言われていました。でもやっぱり一日だけでした 苦笑)70年代初めごろにも屈強なドイツ人スプリンターのルディ・アルティヒがツールのバロン・ド・アルザス頂上ゴールであわや優勝しそうになったことがあります。結局メルクスに破れちゃうけど。まあ、そういう例はきっと一杯あると思うけど、要は山岳賞が取れるほどか、ってこと。そもそもスプリンターだから山登れないなんて言ったら、ツールの完走なんかできないよね。

まあ、エポがなければ山を登れないなんていうつもりはありません。ただ、山岳賞となるとエポなしで可能か?っていうことです。むろん根拠なんかないけどね。 ところで根本的なところだけど、ジャラベールって告白してたっけ?

ヒルクライムゴールなしはあくまで「夢想」、興業面からもやりっこない 笑)
2015.08.08 02:13
Arturo
アンコウ様。
(返信、異様に遅れました)
  それはそうですね。
  これまたおさらいですが、ヒルクライマーがTTの改善を図ろうすると、結果、肝心の登坂力を削ってしまう、と言う事になりがちなのに対し、逆にTTの速い選手が体重を削減、パワーウエイトレシオを上げて、総合力を高める、と言うのは、いつかカンチェラーラの件でも述べましたが、インドゥラインを筆頭にアリ得る、と言う印象です。(今回継ぎ足しておくと、途中までうまく行った例としては、僕の時代ではベルズィンもあげておきます、、、)
  サガンの総合狙いの見本で言うなら、確かにジャジャ、と特にランスってのはイマイチですね。僕だったら、同じあげるなら、ケリーとメルテンスをあげたかも!?、(どちらもヴエルタ優勝歴アリ、かつ、緑ジャージの経験者)

  ヒルクライムゴールなし、と言うのは、夢想はともかく、一寸現実論としては想像つかないですね。今回の極短TTも過去を振り返って、ここまで、と言うのは全く心当たりないしで、、、。そもそも、総合力を問うのがステージレースの性格、底辺だし、ましてや、もっとも人気のあるヒルクライムゴールやめちゃうなんてのは、事実上、限りなく不可能に近い!?、と想像します。まあ、とにかく繰り返す通り、来年はTTが拡張復活するでしょう。(=コロンビア人のノルマ、アップ)

  スプリンターは、山を登れない、EPOなくしては、、、と言う観点は僕の
見解はやや異ります。
  一般に誤解されているフシがなきにしも、、、ですが、山岳ステージで、スプリンター系が最後グルペットで登ってくるのは、あれでしか走れないのではなく、今日は仕事日ではないから、極力、出費を少なくして、脚を溜める、しかしタイムオーバーになっては、元も子もないので、時間調整をして走っている、と言う事だけど考えられます。(後述の94年ではありませんが、”時間調整”を間違って、大量タイムオーバーになっちゃた事がありましたね。仕方ないので、主催者は救済措置を講じましたが、、、)そっちの専門家と張り合っても、得るものがない、と言うだけの事と考えられます。(勿論、実際には、そうでない選手も混在はしていますが、、、)
  一つリアリティーのある、過去の例を一つ書いておきます。
  僕の時代、当然、アンコウ様も勿論ご存知と思われる、アブドゥと言うスプリンターがおり、この年94年は、まさに緑ジャージを着た選手でもある訳ですが、その前のジロ、レ・ドゥーザルプのステージでしたが、(いつか話に出した、パンター二と、アルジェンティーンの話をした同じステージでもあり)言うまで無く、この日は、超の字のつく山岳ステージでしたが、この日、レース中盤まで彼、アブドゥは逃げの集団に乗っかって、イタリアはピエモンテから国境(勿論山岳)を超え、イゾアールも超えて逃げの集団で逃げて走りました。必要があれば、こんな事もする、と言う見本かと思います。(あえて、”必要”については省略します。勿論、酔狂でやった訳ではない。只、この日、プレスルームでは、「なんだアブドゥはヒルクライマーになったのか?」と言う驚きの声が上がっていましたが、、、。)用事が済んだら減速、最後はお決まりのグルペットでゴール、と言うシナリオ。
  それと、ジャラベールがEPOのおかげで、山岳賞、、、と言うのも、これも、やや違う印象があります。ヤクに手を出せば自由自在、とも行かないと考えます(当たり前!?)チッポみたいなピストもやれそうな純スプリンターがそうなっちゃったら、、、ですが、彼の場合、チッポと違い、予め、95年の時点で、総合4位にもなり(同時に緑ジャージ)、かつ同じ年ヴエルタも獲れた選手でもあり。(当たり前ですが、山を登れなければ、4位もヴエルタ優勝もない)まあ、簡単に言っちゃうと、彼はスプリンターと言っても、仏語で言う、ルーティェ・スプリンターだから、、、と言う事で、、。
2015.08.07 20:26
アンコウ
Arturo さん、

まあ、本当にドーピングの時代が過去のものになっているのだとすれば、一昔前のようなむちゃくちゃな変身はないんだろうと思います。これまた繰り返しだけど、エポ以前にはスプリンターが突然山岳賞を取ったり、ワンデーの選手がTTも山も登れるスーパーマンになるような、あんな無茶苦茶な変身はなかったですよね。特に、スプリンターが山に登れるようになったケースって90年以前にはだれもいなかったでしょう? 突発的にワンステージだけというのはあったかもしれないけど。

だから、この先、個人的にはキンタナにはTT速くならないでほしいと思っています。逆にTTスペシャリストのマルティンが、突然長い登りを軽量級の山岳スペシャリストと同等に登れるようになるなんてのはたぶんないでしょう。数年前にはカンチェラーラが体重をあと何キロだか落として、リエージュ・バストーニュ・リエージュを勝ちたい、なんて言ってましたが、落とす体重も2,3キロじゃあ話にならないだろうし、やっぱりちょっと無理でしょうね。

あるいは、日本のTVではサガンが将来総合を狙える選手になれるんじゃないか、みたいな解説もありました。その時に例として出てきた名前がジャラベールとアームストロングだったので、のけぞりましたが 苦笑)、いやぁ、万が一そうなったら、現オーナーがアレだし、僕はかなり疑いますね 笑) まあ、サガンの雰囲気からして、薬に手を出してまで総合を狙うはずはないだろうけど。

コース設定意図あり、の件だけど、今年のようにTTが初日の短いのだけなんていう年がある、ということは、逆に登りゴールのない年なんてのもありなんじゃないか、と夢想したりします。戦前のように、アルプスにせよピレネーにせよ、ゴールは登った後に下ってしばらく平地を走ってゴール。そうすると、山岳スペシャリストの総合優勝はほぼ絶望的でしょう。そうなると、これまではグルペットで甘んじていた選手たちも、総合上位の可能性が見えてくるんじゃないかなぁ。まあ、重量級のスプリンターは無理だろうけど。

>> でも英国人が最後弱みを見せた事で、ヤクの疑惑に答えた格好にはなった!?。

これは僕もちょっと信じたい気持ちがあります 苦笑)
2015.08.02 00:55
Arturo
アンコウ様。
  投稿遅れて申し訳ありません。(この先リアクション、また悪くなるかも!?)

  コースの意図アリの件、96ー97年のアンチ インドゥラインの件ではありませんが、これは本音では絶対あると思います。しかし、今回の意図が果たしてキンタナの為に、、かと言うと、そんな気がしない、と言う程度です。強いて、僕側の勝手な憶測を書くなら、似たタイプの選手による、(勿論フルームもシチリア人も来ますが、、、)競合、アウトサイダーも入れる、そこでこれに当該するのがキンタナ、、、そんな味付けにしようとした?!アンコウ様とは似て非なる見解と言えるかも!?。

  確かに僕も、あの時ガリビエのパンターニを思い出しました。只、少し違うのは、ガリビエの時は、やっぱ、やるなら、ここからやるしかないよな。(以前投稿したパンターニとのやり取りの件は、ダブリ投稿回避も兼ねて省略)状態だったのに対し、今回は、もうやんの?、と言う感触はありました。
  いずれにしても、ヒルクライマーが一発逆手のの勝ちを手にするには、この例も示すように、ホームランか三振か、みたいなバッティングならぬ、走りをしないとならない。よって安定して5勝出来た選手はいない。と言う図式と言えるかも?!。(98年に成功させたパンターニも00年には、”撃沈”している、、、見事な三振。、、モルズィーヌでしたね、、、。)
  さてキンタナがTTを速くなるのか?この問いに今答えるのは少しムリがあるにしても、コンタドールがダブルツール出来る気がしない、、、(この場合は実際そうなってしまいましたが、、、)ではありませんが、あの姿を見ると、彼がTTのスペシャリストに変身する気がしない。と言う言い方にはなると思われます。過去、振り返っても、そう言った選手の心当たりがない!?ランスだけ?!。でも、そもそもランスはヒルクライマーでもなかったしで、、、すると誰も思い当たらない、、、!?。
 でも5勝クラスか否かは別としても、いつか優勝のチャンスが来る気はします。

 ワットどうこうは僕にも全く分かりません。先の投稿でも示すとおり、そっちの説明は完全アバウトでしたから、、、。
 でも英国人が最後弱みを見せた事で、ヤクの疑惑に答えた格好にはなった!?。
2015.07.31 21:18
アンコウ
Arturoさん、

コースに意図あり、の話は、あくまで印象。ただ、どこかでそんな話を読んだ(というより小耳に挟んだ程度)ことがあるような気もします。まあ、これはファンの立場から勝手に言ってるだけですので、たんなる印象です。

今回、最後のラルプ・デュエズの前のクロワ・ド・フェールで、いちどキンタナがアタックしたので、ちょっとガリビエのパンターニを思い出しました。こちらは失敗したけどね。でも、あのときもアシストのタスマニア人がいなかったらどうなったんでしょうね?

おっしゃる通り、戦後は複数回勝っている選手で、TT弱かったのって思い当たらないですね。ただ、キンタナがTT弱いと言えるのかどうかは知りません。いずれにしても、去年のジロでまだ24歳で総合優勝(めぼしい強豪がいなかった?)ですし、すでにツールで2位2回ですから、来年以降優勝してもちっともおかしくないでしょう。

ところで、あの体重当たりのワット数ってなんなの? どうもフランスの専門家はフルームの体重を実際より重めに見積もっていて、数値が違うと反論を食らったみたいだけど。 その後体重測定をしたかどうかは知りません。 ただ、最後の2日間の遅れを見ると、それからドゥフィネでも一瞬だけものすごい高回転登りを見せたけど、その後ガタッと落ちて抜かれたのを見ると、やっぱりアームストロングとは違うな、という気もするんですよね。アームストロングはハンガーノックになったの以外、パンターニにもウルリッヒにも遅れなかったもんねぇ。
2015.07.30 01:23
Arturo
アンコウ様。
  いや、フルームを勝たせない為、と言う推量、認識は僕もしておりません。但し、今年の設定のTTの短さは抜きん出たものがあったんじゃあないのか?とは先に言いたかった訳ですが、、、。
 97年のレイアウトは、引退したインドゥラインへのアンチ設定が踏襲されていたイメージがありますが、、、。(言うまで無く、コース発表10月の時点で、インドゥラインはまだ去就を明らかにしていなかった、、、)只、あの時はインドゥラインの6勝は困る、(二人のフランス人を上回れてしまう、、、)と言う理由は考えられえますが、今回は特定の誰かに特別な理由を持つ要因は見当たらない感じがします。

  以前、RCS(当時の名称は違うにせよ)でコースレイアウトの話をした、アンコウ様のリクエストに答えて書いた記憶がありますが、この時,92年当時に、やはりトリアーノ氏は「オーガナイザーと言うのは特定の選手を意識してコースレイアウトはしない。」と口では言っていましたが、、、ジロは露骨なイメージがありますね。
  確かに、ツールは悪く言えば保守的変化が少ない、しかし、よく言えば、そういった事はしにくい、、、と言うイメージは持っています。単純に、このTTの短さは、プリュドンムらが、一寸”冒険”をしたくなった、だけ?だったりして、、、。

  山岳の強さはTTのマイナスを補いえるか?。今回に関しては、数字が示すとおり、ノー、と言う事でしょう。先に書いたとおり、実際にそれをやったから、パンターニは偉大だと書きたかった訳で、だいたい他に記憶がありません。今回コロンビア人は二日かけて、獲ったのは二分そこいらで、パンターにはあのガリビエで9分突きつけた訳で、いかに凄かったか?(その前のジロでも、TTでは圧倒劣勢だった、ズッレを”粉砕”している訳で、、、二回連続です、、、。)
  逆に5勝選手(取り消しの7勝選手も含め)は皆TTが速かった!。多く勝つには何が重要か統計が語っている感じがしますが、、、。

  後ね、山であまりに強くて、完全にぶっちぎっちゃうような走りを毎日したら、「これは体重辺り8ワットの走りで、異様に高出力と言わざるを得ない。」と言う懸念があるかも(笑)
2015.07.28 22:48
アンコウ
Arturo さん、

いや、フルームを勝たせないため、という意図ではありません。ツールのコースって、過去にも、なんとなく(すぐに具体例が出ないけど、ウルリッヒの初優勝だったかパンターニの勝った年だったか、どちらかは、結構始まる前からウルリッヒの為にコース設定したんじゃないか、なんて言われてませんでしたっけ?)この選手に勝たせたがっているんじゃないか、って思われるコースの設定が合ったような気がします。ただし、それが露骨に誰かを勝たせないためのコース設定というわけではない。

キンタナは一昨年センセーショナルなデビューで、昨年は出てこないでジロを選び、下馬評通り優勝、そうなると、今年のツールとしても、キンタナがある意味で呼び物だったのではないか、という、単なるげすの勘ぐりです 笑)

TTは確かにそうでしょうけど、今回も最後の方で見せた山岳の強さは、TTの弱さを補って余りある??
2015.07.28 07:46
Arturo
アンコウ。
  書き忘れとして、TTの能力ですが、ジロで13位クラスとなると、ツールでは、一気に20位オーバークラスという感じもしますが、TTの場合、順位より、タイム差を重視すべき種目ではあるものの、ステージレースでは、この数字は平凡な部類、コロンビア人のイメージの例外に漏れる感じはしないですね、、、。(過去、ご存知のとおり、コロンビア人でありながら、TTも強い、という選手もいたしで、、、)
  コース発表もされておらず、鬼が笑うような話ではありますが、意外と未だ彼は、来年は苦戦するかも!?。2回TTで、各2分のロスだと、しめて4分、ノルマはアップ!?。
  
2015.07.28 00:32
Arturo
アンコウ様。
  個人的にはあまりそうは考えないですけどね、、、。
  去年の勝者はシチリアの男だった訳で、、あまり英国人(アンチ)に特化している訳ではないと想像します。(ご存知の通り、コース発表は、去年の10月の時点で済んでいる。ガリビエ取り消しとかやむを得ない変化はあるにしても、、、。)
  繰り返す通り、まあ、あれだけ驚異的に強かった(TT)インドゥラインの時代でさえここまではやらなかった訳だし、、、。まあ、こうすればサープライズが起こりやすい素地はあるとは思います。勿論、コロンビア人の参加も視野に入っていたとは思いますが、、、。あれだけアンチインドゥラインの設定だった96年も、ここまではやらなかった、、、。

  まあ、来年はTT又入れ直すでしょうし、そうすれば、必ずしもコロンビア人の為に、、、と言うのは成り立ちにくいとは思います。フランス人の為に、、と言うのは有り得やすいでしょうが、、、問題は当該人物が居ない!?。
2015.07.27 23:47
アンコウ
Arturo さん、

キンタナのTTは、 調べてみると、去年のジロのTTでは13位。フルームやコンタドールにはかなわないかもしれないけど、弱点とは言えないんじゃないかなぁ。

ただ、今年のコース設定はTTをなくして山を続けることで、やっぱり主催者の意図はキンタナ優勝だったんじゃないか、という気がしてなりません 笑)
2015.07.27 11:42
Arturo
アンコウ様。
そうですね。
 ラルプの時点で、黄色と白で、二人並んで、インタビューを受けていましたが、当然ながら、英国人は、このコロンビア人を「まだ若い~(将来性}」と持ち上げていた印象があります。
  しかし、彼に対しては、個人的には未知数なので、特に、今年はTTがナイに等しい、変則的な設定だったので、TTの方ははどうか?。かつこの結果からして来年はちゃんとTT入れるでしょうしで。するとどうか?ではあります。
  ツールを複数回獲れる選手は、TTを走れないとマズイ、と言うのは歴史の常ではあります、、、。今年のコースは往年のキャプッチでも狙えたかも?!。
2015.07.27 07:00
アンコウ
Arturoさん、

なるほど、そういえば去年あたりから下馬評ではキンタナ優勝の声が大きかったような気がしますね。レモンなんかもキンタナが出ていれば絶対キンタナが総合優勝と言ってましたっけ。ことしTTを少なく設定したのも、キンタナに優勝させたかったのかなぁ? 主催者には結構意図ありなところが、これまでもありますよね。

でも、キンタナはフルームよりだいぶ若いから、いずれ複数回優勝するんじゃないかなぁ。この後もっと凄い若手が出てくるかもしれないけどね。
2015.07.26 01:03
Arturo
アンコウ様。
  そんなに騒ぐほどでない、と言うのは同感です。シュレックのあのメカトラ事件と相似化させるのは明らかにオーバーと考えます。
  シチリアの男は、アタックに際して、「オレはメカトラは見ていない。」と言ってはいましたが、、。

  それと、ツール実質終わりましたね。
   最終山岳は、僕も見てしまいました。コロンビア人のアタックには感心しました。これはひょっとして、、、という気分にさせてくれたのが大きいです。1日前は、「行動に移すのが遅すぎる。区間を狙うにしても、総合を詰めるにしても、中途半端だ。」と言われていたのが、今日は、そういうそしりはもはや受けないでしょう。
  2年前も、英国人は、終盤ガス欠になる、イメージがあり、当時もウルリッヒに相似化させていただいた投稿をした記憶がありますが、今回の攻撃は、その辺を見越しての事か?等と思いました。90年代、僕の時代ですと、ウグルモフを思い出した次第です。反面、一発でひっくり返すのは、やっぱ難易度が高い、とも再認識しました。(だから、98年のパンターニは偉大だった、ともやはり以前投稿した記憶ありますが、、、)
 しかしアンチインドゥラインではありませんが、今回のコースは、そもそも、TTが異様に短い訳で(インどゥラインの時代でもここまでやんなかった、、、)、一般的なコロンビア人のイメージに従うと、今年のツールは”狙い目”だったのかも?。、
2015.07.26 00:21

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アンコウ

アンコウ
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あんけ・たつや。欧州ロードレースに興味を持ってすでに30年以上。主にドイツ人選手を応援。特に青田刈りにいそしむ。歳にも関わらず、あらゆる点ですごいミーハー。そのほか好きなものは、読書、音楽はバッハと友川カズキ、北方ルネサンス絵画、映画、阪神タイガース(村山、江夏以来ですが、強すぎないこと希望、弱すぎはもっと困るが)。北欧の社会民主主義に対する憧れ強し。家族構成は連れ合いと娘三人。

* 時々コメントが迷惑コメントとしてゴミ箱に入れられることがあるようです。承認待ちが表示されない場合は、ご面倒でも書き直しをお願いします。2017年8月3日記す(22年3月2日更新)

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