たぶんこの法案が決まってもしばらくは何も代わりがないだろうと思います。そしてほとぼりが冷めたころに事が起こる。むろん最初から最前線なんかに行かないでしょう。しかし、徐々になし崩し的に、自衛隊が戦争に参加することが普通のことになり、どんどん歯止めがきかなくなる。最初の戦死者がでれば大騒ぎになるでしょうけど、そのうち、べつになんでもなくなる。
ちょうど国旗国歌法と同じで、あのときも散々反対の声があったのに、首相始め担当大臣たちは皆、強制なんて考えてない、そんなことをするはずがないと言い続け、気が付いてみれば、いまじゃあ国立大学にまで強制しようという勢いで、しかも一般の人々が当然のことのように考えているわけです。
各地で違憲訴訟が起きると言われていますが、裁判所だって果たして、違憲と言うかどうか。一票の格差の判決じゃないけど、違憲ではないが「違憲状態」というわけの分からない言葉でお茶を濁すだけかも知れません。
今朝の東京新聞では、内田樹は「善い国だが弱い国」から「嫌な国だが怖い国」への転換と言っています。なにか、本当にこの先にはろくでもないことしか待っていないだろうと予感させられます。

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