キッテルが出ないというのはデーゲンコルプがスプリント賞狙いに徹することができると言うことで、サガンにとってはあまり有り難くないことかもしれません。同時に、もしデーゲンコルプがスプリント賞を取ったりしたら、これをきっかけにアルペツィンがチームとして変質する可能性もあるわけで、キッテル欠場はさまざまな方面に影響を及ぼす可能性がありますね。
ただ、キッテルは欠場が決まってからも4時間もチーム上層部と話し合ったそうです。でもrsnの記者の一人は、もしキッテルが出場していたら、彼を最初の一週間なんとかタイムアウトにさせないようにするためには、少なくとも二人の選手がアシストとして彼に貼り付いていなければならなかったに違いないと言い、単純にチームとしては欠場やむなしではないかとも臭わせています。
デーゲンコルプは、インタビューでは「頭がどうかなりそうなほど悲しいけど、僕にとっては大きなチャンスでもある」と正直に語っていますが、ブログではキッテルの話題は完全にスルーです。

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http://www.johndegenkolb.de/de/-------
労多くして功少なし。今日は本物の選手権レースだった。そしてもう認めるしかないね、勝者にふさわしい者が勝った。ぼく自身はこの単純とはとても言えないコースでうまく走れたと思っている。常に注目を集める優勝候補でありながらレースで目立つのは難しいことだ。いずれにしてもぼくらはチームとしてスタートラインについたわけだし、ジーモン【ゲシュケ】とニキアス【アルント】というもう二人の有力選手も一緒だった。エマヌエル・ブフマンがゴール直前に抜け出したとき、ぼくらは彼をノーマークだったし、捕まえられると踏んでいて、逃がしてしまった。ニキアスがあと少しで追いつきそうだったんだけどね。でも彼はとても強い走りを見せたよ。
おめでとうと言うしかないよ。僕らのチームにはああいう無名のくせにドカンと活躍する選手がいなかった。ぼくらは最近、国際的に登りで活躍できる若い選手がいなかった。彼はすでにドゥフィネで潜在能力を示していたからね。彼もツールに出るので、ドイツの自転車競技界にとっては良いことだろう。
素晴らしい選手権を主催してくれたオーガナイザーや、素晴らしい雰囲気を盛り上げてくれたファンに感謝したい。もう何度も僕の名前を呼ぶ声が聞こえて、本当に圧倒されたよ。今はもう来年のドイツ選手権が楽しみだ。できたら次はチャンピオンジャージを持って帰りたいね。
しかし今はなによりツールだ。火曜日に出発する。楽しみだよ。
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