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読売の国民を舐めきった設問設定

2015.06.14.15:51

噂には聞いていたけど、読売新聞なんて読むことがないので全く知らなかった。先週末の世論調査の設問だ。

「新たな安全保障法制は、日本の平和と安全を確保し、国際社会への貢献を強化するために、自衛隊の活動を拡大するものです。こうした法律の整備に、賛成ですか、反対ですか。」

世論調査と称してこんな露骨な誘導質問をしているのか!

見てのとおり、設問の中ですでにこの安全保障法制について肯定的な評価を下した上で、これに賛成か反対かと尋ねているわけだ。これじゃあ、安全保障法制について関心がなかったり知らなかったりしたら、賛成と答えるしかないだろう。これだけ各地で反対の声が上がり、憲法学者のほとんどが違憲だと言っているのに、こんなのまともな設問じゃないよ。

でも、これって考えて見ると恐ろしいことだ。この設問の文言を考えた記者は日本国民を完全に馬鹿にしきっているんだ。こんなレベルの文言でも、聞かれた人間は怒らないと思っているわけだ。

しかし、救いはこんな無茶苦茶な、舐めきった質問でも、賛成40% 反対48% 答えない12%という結果になっていることだ。この中の答えないの12%は、ふざけるな!と怒った人たちなんじゃないの?

たとえば、新たな安全保障法制は、日本の平和と安全を確保し(。。。)拡大するもの「だと言われています」。

としただけでも、賛成の数は一気に減るだろう。

しかし、本当に中立に聞くというなら、少なくとも憲法学者の多くが違憲だと言っているという文言は入れるべきだろう。

新たな安全保障法制は、日本の平和と安全をテロの脅威にさらすという意見があり、多くの識者が憲法違反だと言っています。こうした法律の整備に、賛成ですか、反対ですか、という設問なら、賛成15% 反対75% 答えない10% ぐらいにはなるだろう。

しかし、こうして操作された世論が、日本人全体の意見だ、とすり替えられていくんだね。



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comment

新米提督
アンコウさん

こんにちは。

>ネットの情報ってどこまで信じられるのかな、という気持ちがあります。

これは私も同じです。
よく、「テレビや新聞はあてにならない」などと言っている人がいますが、それはネットも同じです。

如何にしてリテラシーを養うかは難しい問題なのですが、ネット情報に関して言えば、きちんとしたソースがあるか、その記事については、同様のことが他でも書かれているのか、を常に気にかけてはいます。

まあ、これだけでも不充分なのですが、常に「自分は騙されているのかもしれない」と意識の片隅に置いておくことは、そうしないよりは、いくらかマシなのかと考えています。


私も読書は好きです。
でも、もっぱら小説ばかりで(お堅い純文学からラノベまで、守備範囲は広いですよ)歴史もののノンフィクションは読んだことがなく、というかあまり食指が動かなかったのが正直なところです。

今はそれらの知識を得ることの必要性を痛感しています。

この頁への書き込みは前回のものを最後にしようと思っていましたが、
せっかく丁寧な返信を下さったので、「拝見しました」といいうことを示す意味で、書き込みさせていただきました。

また、これからも、ときどき他のページにもお邪魔するかもしれません。

でも、自転車ロードレースのことはあまり知らないかな…

若いころは、ランドナーで、あちこち(といっても、そんなに遠くには行かなかったですが)何泊かで旅をしたこともあります。
日本縦断中の自転車野郎と知り合ったりして、楽しかったですね。


では、このへんで。
2015.08.06 16:49
アンコウ
新米提督さん、

繰り返しになるけど、ネットの情報ってどこまで信じられるのかな、という気持ちがあります。ぼくらは古典を読み込んでいないというのが大きな問題なんだと常々感じています。

それから、誤解しないでください。ぼくはあなたのことを批判しているわけではないですよ。あなたの韓国観をどうこう言うつもりももちろん全くありません。さらに、僕はとりたてて韓国朝鮮について詳しいわけではないです。学生時代に何人かの在日朝鮮人作家の小説を愛読していたことがあるというだけです。ただ、現在では韓国に関心興味があるわけでもありません。拙ブログの性格上、どうしても理論武装しなければならないので 笑)、この1,2年の間に、関東大震災や従軍慰安婦についての信頼性があると思われる本を読み、いくつか紹介はしましたが。。。

それと、同時代性でしょうか、私が学生の時代はすでに学生運動は終わっていたけど、お隣の韓国では軍事独裁政権で、キム・テジュン事件(金大中事件)なんかがあり、日本から韓国へ留学した日本人学生が北朝鮮のスパイとして懲役二十年だかの刑になったり、岩波新書では「韓国からの通信」という本が普通に読まれていた時代でした。漫画の「あしたのジョー」では、矢吹ジョウは朝鮮戦争で家族が皆殺しになったという設定の韓国人ボクサーと壮絶な試合をします。

僕個人は正直に言って現在の韓国が反日教育をしていることに対して、何の思いもありません。腹も立たない。まあ、ちょっと残念だなとは思うけど、現在の日本と韓国は、これまで書いてきたような歴史的経緯のなかで、現時点では、同じ土俵上で是々非々で議論できないでしょう。つまり、現在の日本には、過去に対する誠意がなさすぎる。そこを何とかした上で、初めて話ができると思うわけです。何度も繰り返しますが、そのための指針、モデルとしてドイツという国が大きな目標になるとも思っています。むろん、ドイツを理想化しすぎてはいけないんでしょうけどね。

でもそれより、僕は日本人だから、韓国のへんなところよりも日本のへんなところのほうがずっと問題だと思ってます。少しでも日本の社会がよくなるように願っています。

それに、反日教育をしている韓国内でも、それがおかしいと言っている韓国人はたくさんいることでしょう。たぶんそういうのはネットに上がってこないんでしょうけど。韓国のことはそういう良識ある韓国人に任せておけば良いのではないでしょうか。

これも繰り返しになるけど、河野談話、村山談話のままであれば、韓国だっていまほど反日教育の方針をとらなかったでしょう。それを日本の政治家たちが不規則発言したり靖国参拝したから、こじれたんでしょう。中国との関係も、現状の火付け役は石原慎太郎でしょう。これについては書いたことがあるのでもう繰り返しませんが。さらに誤解を恐れずに言えば、北朝鮮との関係だって、小泉が行った直後に、あるいは蓮池さんたちが戻ってきたときに、いろいろとチャンスはあったはずです。これについては蓮池さんのお兄さんが本を出していますが、現在の日本ではこういう本は取り上げられません。

いずれにしても、繰り返しですが、韓国がどうこうより、日本の現状の方がよっぽど問題だと思います。そして日本が変われば日韓関係だって変わるのではないかと思っています。繰り返しますが、足を踏んだのは日本ですから、日本から誠意を見せるのが筋でしょう。韓国批判のまえにまず日本がやるべき事があると思うのです。ただし、これはあなたが、とか僕がとかいう個人のレベルの話ではないですよ。うん、うまくまとめられないけど。もう少しうまい表現がありそうだけど、ちょっとこれは考えて見ます。

それから、何かある意見に対してどう思うかは、その人の経験と知識に左右されるでしょうから、賛成するか反対するかは、当然人によって違うでしょう。まあ、私の見方は、記憶の片隅にでも留めておいてもらえれば、何かの折に、ひょっとしてアンコウが言っていたのはこういう事か、と思うこともあるかもしれません。ないかもしれません。いずれにしても、僕の意見はそれほど珍しいものではないと思いますよ。

毎日新聞のことは、まあ、よく経緯は分からないけど、謝ったのは、悪ふざけが過ぎました、ごめんなさいという意味でしょう? CYPRESS さんが指摘していたことは、リテラシーという意味からしても、大きな意味があると思いますよ。海外の人間があの記事を読んでそのまま信じるとすれば、いわゆる「国益」(カッコ付きね、僕はこの言葉を全く信用していません)をそこなった、といえるかもしれないけど。

それよりマスコミはよく第四の権力と言われています。本来三権分立というのは権力が束になったら独裁になるからバラバラにしておこうという発想なのは、大昔の中学で習ったような気がします。第四の権力たるマスコミの役割は、だから、常に権力を批判する立場になければいけないんだと思うんです。読売新聞は、まあ、ぼくの知識もネット以上のものではないけど、記事を見たり、本記事の世論調査の文言を見る限り、政府御用新聞だと言われてもあながち外れていないような気がします。そしてそれはマスコミのありようとしては非常に危険だと思うのです。だから、読売の方がマシというあなたの言葉に過剰に反応して失礼なことを書いてしまったわけです 笑)

タイガースは僕にとっては自虐ネタです。勝つと不安になります 苦笑)

また、お話ししましょう。あなたはどうやら真面目な方のようだから、ネットよりも時間と手間はかかるけど、図書館でいろいろ知識をつけた方が良いような気がします。でもこれはまったく余計なお世話ですね。どうも、上から目線みたいな書きぶりになりがちです 苦笑)お気を悪くなさらないように。
2015.08.05 22:03
新米提督
まず、はじめに。
韓国の反日教育を示す情報は、ネット上にもたくさんあります。
また、それに関する書籍も出版されています。
よろしければ、お時間のある時にでも参照ください。

http://shiratorijun.blog4.fc2.com/blog-entry-22.html 
※ 念のために言いますが、「韓国の地下鉄の駅に、こんな絵が飾られている」
という事実をお見せするために、このブログを紹介しています。
コメント欄には、ずいぶんと差別的な発言も見られますが、それらに私が同調してい
るわけではありません。


http://bookmeter.com/b/4801300405 

http://dengon.holy.jp/kyk01.html 


閔妃殺害事件については、概略のみ知っています。
本当なら、細かく読み込んで(公使が首謀者だった、いや、公使は巻き込まれただけ、など諸説あるようなので)、自分なりにしっかりした見識を持っておくべきなのでしょうが、それはできていません。
本来なら、それらを詳しく勉強していない私のような者が、こういうところに書き込んではいけないのかも知れませんね(とても良く勉強されている管理人さんとはレベルが合わないので)

いずれにしろ、今少し興味を持って、大陸中国と半島の大雑把な歴史などを学びなおそうかと考えています。
箕子朝鮮のあたりから、いろいろと文献を調べても面白いのかなと思います。

さて、もともとの私の書き込みは
「意図的な印象操作は、読売新聞だけじゃないですよ」
というものでした。

それに対するアンコウさんとのやり取りの中で、
「公正なブログとは」
のような話になり、一例として、韓国人に対するスタンスを例示したところ、今のようなやり取りになっています。

しかしながら、私が現状の知識のままで、これ以上この件で議論を続けても多分平行線なのかな、と思います。

だから、韓国に関する書き込み、コメントはひとまずこれを最後にしたいと思います。
ただ、ひとつ反論させていただくと、アメリカと韓国の日本に対するスタンスの違い、これについてはアンコウさんの説明は受け入れがたいものがあります。

野坂昭如氏のその小説は読んだことがないのでなんとも言えませんが、アメリカには卑屈に接したからアメリカは気分が良い、韓国はその逆、というのは全然あたらないと思います。

私の世代は(当然戦後生まれですが)、徹底的な道徳教育で「差別=悪」と叩き込まれました。
「にんげん」という教科書で、昔の様々な差別(部落差別や江戸時代の農民の悲惨な暮らし、そして戦前、戦中のアジアに対する差別など)の事例を教えられ、被差別者たちの悲惨な状況を教えられました。

なので、私は「俺、日本人だから高級、あいつは韓国人だから低級」など
そんな思想は持っていませんし、このことは私だけでなく、私と同じ世代やさらに若い世代の人たちは、みな同じだと思います。

ひとつ前のコメントで書いていたとおり、これら教育のおかげで、私は当初、中国や韓国に親しみを感じていて、なんでもかんでも欧米人中心の世の中(卑近な例かもしれませんが、オリンピック競技の、あいつらに都合の良いように、頻繁にルールが変更されたりとか、腹立ちませんか?)にある中で、日中韓は連携していくべきだと、思っていました。
でも、今は残念ながらそんな考えは微塵もありません。(あ、誤解のないように言いますが、差別が悪いことであるという考え自体は変わっていません)

アンコウさんの説が正しいのであれば、現在の日本に対する台湾の態度、それから、たくさんの迷惑をかけた、他のアジアの国々(フィリピンやタイ、インドネシアなど)の日本に対する態度の説明がつかないと思いますが、違いませんか?

「個人レベルでの善悪の資質とは別に、全体に施されている反日教育のために、日本人に対してフィルターのかかった思いがあるので、そのことには警戒しなければならない」

最初の私のコメントです。

NHKの連ドラ「マッサン」では、戦争中、徹底的に「鬼畜米英」と教育されてきた日本の子供たちが、街で見かけた、主人公の亀山エリーに対して、石を投げつけます。

なんにも悪いことをしていない、日本を愛しているエリーに対してです。

もちろん、「マッサン」はドラマですし、エリーは架空の人物ですが、このエリーには
「竹鶴リタ」というモデルがいます。
ニッカ創業者の妻で、スコットランド人です。
このリタさんは、ドラマの中のエリーと同じ目にあったと聞きます。
(余談ですが、白人女性とみて石をぶつけた子供たちは、相手が「ドイツ人かもしれない」とは思わなかったのでしょうか? 不思議です)

韓国人に対して何の悪意も持たない日本人であっても、いつ、このエリー(リタ)と同じ目にあわされるかわかりません。
韓国政府が、今の反日教育を改めない限り、私はこの思いだけは変えることなく持ち続けるのだ(たとえば、もっと深く歴史を勉強し、日本の謝罪は不十分だ、もっと謝るべきだ、と考えを変えることがあったとしても、です)という、そのことだけは断言できます。

またまた、長々と失礼致しました。

話は変わりますが、私も阪神タイガースのファンです。
次に書き込むときは、タイガースの話題などの、楽しい内容で書き込めればうれしいです。
2015.08.05 15:15
アンコウ
新米提督さん、

もう一つ言い忘れました。アメリカと日本は敵国どうしでしたが、今は和解してよい関係になっているのに、韓国の日本に対する姿勢はなんなんだ、ということですが、これは簡単。

アメリカ人に対する劣等感から日本はアメリカに対して卑屈になり、一方、韓国に対する優越感(=差別意識)から韓国に対して居丈高になるからでしょう。アメリカは良い気分だし、韓国は気分悪いよね。

話が少しずれるかもしれないけど、安倍のアメリカ議会での演説は、まあ、ご存知かもしれないけど、両国の和解・融和を語りながら、激戦地を上げつつも強調した例がパールハーバーとバターン死の行進。一方の広島、長崎の名前はふれもしなかった。なんという卑屈さでしょう。野坂昭如の小説に「あめりかひじき」という日本人のアメリカ人に対する、読んでいて顔が赤らむような卑屈さを描いた傑作小説があります。まあ、お暇なら是非どうぞ。
2015.08.05 02:43
アンコウ
新米提督さん、

たとえばミンピ虐殺事件というのがあります。これは日本に例えるととんでもないことになるので例えません。ご存じなければお調べになってください。そして、日本だったら殺されたミンピは誰に当たるか考えて見てください。これは韓国人なら誰でも知っているけど、日本人で知っている人は少数派でしょう。僕も偉そうに言うほど韓国朝鮮の歴史や文化を知っているわけではないです。でも、たとえばアメリカ人に広島や長崎のことを知らないと言われたら、やっぱりこちらの思いは複雑でしょう。そして説明したところ、リメンバーパールハーバーと言い返されたら、日本人ならどう思うでしょう?

いずれにしても、65年の条約を謝罪と言えるのかどうか。そしてその後金銭的にもかなりの額を出しているから良いんだ、もう謝罪は終わったんだと言えるのかどうか。ことはカネの問題ではなくメンツの問題でしょう。

前にも書いたことがあるけど、僕らの父祖たちの世代は河野談話や村山談話で謝罪したんですよ。だからその後しばらくは日韓の関係はそこそこよかった。だけど問題は、そんななかでも、責任ある、というか日本を代表する立場の政治家が頻繁に不規則発言をし、挙げ句の果てには河野談話や村山談話の見直しなんて公言しちゃう。これって謝ってるんですか?

たとえば親族を殺された人が犯人から謝罪されても、なかなか許せないでしょう。でも心の底から改悛し、謝罪し続けられたら、ある時点でもういいかなと思うそうです。そういう話は聞いたことがあると思います。だけど、その後、いやあれは謝罪じゃないとか、殺してないとか言い出されたら、親族はどう思うでしょうか? まあ、この譬えには冤罪だったという可能性もあります。でも日本と韓国の関係では冤罪の可能性はないですね。

日本は韓国を植民地として支配し、独立運動があれば弾圧し、天皇のご真影にお辞儀をしなければ靴で殴り(これは多くの体験談があります。手で殴ると手が痛いから靴で殴ったそうです)、名前まで日本風に改名するようすすめ、戦争になったときには彼らを兵士や慰安婦に仕立て、運良く生き残った場合にもBC級戦犯として処刑された人まで出たわけです。台湾も似てますが、この後が違いますね。

韓国・朝鮮はようやく日本の支配が終わったと思えば、こんどは身内で殺し合いですよ。しかもこの朝鮮戦争で日本はボロ儲け。さらには戦争が終われば、今の大統領の父親による軍事独裁政権で、それこそ戦前の日本みたいな社会になり、左翼とみなされた人間は殺されたり拷問にあったりしたわけです。その間日本はもはや戦後ではないなんて首相が公言し、高度経済成長、一方の韓国はベトナム戦争に兵士を提供しなければならず、一方ぼくらは憲法9条のおかげで平和な日本で生活できた。9条がなければ朝鮮戦争はわからないけど、ベトナム戦争には間違いなく派兵していたでしょう。

戦後の韓国の窮状は日本と関係ないじゃん、と思いますか? でも彼らの立場に立ったときにどんなふうに感じるでしょう? 彼らには日本を憎む理由があります。そんなのただの「ねたみ」だよ、と言う人もいるかもしれませんけどね。まあ、そういう想像力の欠如した人は別にすれば、だからこそ、日本はもっと誠実に(特に政治家!)隣の国との歴史と向き合うべきです。65年の日韓条約で、それまでの請求権はチャラね、って言われて、経済援助費(正式名称失念)を出したんだから、もう良いだろうと言われたら、そして挙げ句の果てに、韓国は日本の植民地になってよかったんだ、なんて責任ある政治家が放言したら、あなたがもし韓国人なら納得しますか? いずれにしてもこれはカネの問題ではなくメンツの問題ですよね。

前のコメントでも書いたように、僕はどうしてもドイツと比べたくなります。ドイツが近隣諸国にやったことは日本の比ではないひどいことです。殺した数だけでも日本軍の数十倍でしょう。だけど、今は近隣諸国ととても良好な関係を築けている。なぜなんでしょう? 周りの国が寛容だから? ドイツの経済力のおかげ? たしかに経済力に物をいわせている面はあるかもしれませんが、でも、それだけではない、一番の原因はきちんと謝罪し、子供たちにも自分たちの父祖がやったことを伝えているからでしょう。あまり美化ばかりするつもりはありませんけど。

前のコメントでも言ったように、僕らが謝罪する必要はないでしょう。でも知らないのは相手を侮辱することでしょう。僕らは日本人として、韓国とのこの100年間の関係をきちんと知っておかなければならない。知らないから、先方も1000年謝罪を求め続ける、なんて言い出すんですよ。日本の側に誠実さが足りない。これが僕の結論です。

もし韓国が反日教育とやらをやっているのなら(ただ、韓国の本屋にはどこにも、日本の本屋の嫌韓コーナーのような反日コーナーなんてものはないそうですけどね)きちんと話し合って申し入れるのが筋でしょう。しかし話し合って、お互いに是々非々で議論できるようになるためにはどうするべきでしょう。まあ、リアルな話、安倍とパクではダメでしょうね。お互いに相手を罵ることで国内の人気を得ようとしているんだから。
2015.08.05 02:28
新米提督
アンコウさん

こんばんは。
ご丁寧な返信、感謝いたします。

韓国人に関する例示に関しては、あくまでも、自分と異なる意見の者と
冷静に異論できるか、それとも、相手の言うことに聞く耳を持たず、
ただただ罵るばかりで終わるか、その差を示したかったということでご理解いただければと思います。

さて、その前提の上で、あえてコメントいたしますが、
私の言いたい事は2つ、1つは、「韓国はいつまで反日教育を続けるのかということ」
自分個人のことを言えば、韓国に対しては何の責任もありません。
それどころか、私の父親さえも、責任がないと言えるでしょう。
にもかかわらず、いまだに、韓国では日本のことを悪く言い続けています。

現大統領の、日本への恨みは 1000年たっても忘れない、と言う発言。
1,000年前のことを持ち出して良いのなら、日本は未だに元寇の件で、
関係国に謝罪と賠償を要求してもよいのでしょうか?

どこかの頑固親父が、1000年たっても日本は許せねえ、とかくだを巻いているのならともかく
一国の大統領が、公式の場で発言するセリフだとは、とても思えません。

過去の日本の韓国に対する行いについて、ここで細かく議論するつもりはありません。
ただ、少なくとも「日本は良い事しかしていない」「一切謝る必要は無い」
などと言うつもりはありません。

しかし、日本は過去にキッチリと 謝罪し、賠償も終わっているのではないでしょうか。
そのための日韓基本条約なのでは無いのですか?

過去日本が戦った相手(アメリカやイギリス)また日本が植民地支配した国(台湾)
これらの国々との態度の違いを見ても、韓国の異常さが(中国も同じかもしれませんが)
際立っていると思いませんか?

私たちはいったいいつまで、謝り続けないといけないのか?
あれだけ熾烈な戦いをした相手、アメリカとの態度の違いは一体何なのか?

私事で恐縮ですが、私も以前は、中国、韓国に対して悪い印象は持っていませんでした。
同じアジアの国同士、連携していかなければならない、そう考えていました。
しかし、やむことなく続く日本たたきにうんざりし、いつしか反感を覚えるようになりました。

今の日本に生きている人たち、そのほとんどはあの戦争をあるいは植民地支配の時代を
知らない人たちです。
新しい世代の人たちに対してまで、いつまでも謝罪謝罪と言い募る事はやめてもらいたいと思います。

ただ、その韓国政府の方針と、今生きている韓国の人たちとは切り離して考えなければなりません。
例えば、ヘイトスピーチに見られるように、在日韓国人は全員日本から出て行け、などと罵る事は反対です。

もう一つ、仮に、今現在韓国の言っていることが100%正しく、
日本人が1000年経っても謝り続けなければならない、と仮定してみましょう。

たとえそうであったとしても、一般の日本人が、幼い頃から反日教育を施されている
韓国人に対して、そのつもりで、一定の警戒感を持って接しなければならない事実に変わりはありません。
このことと、差別とは別の問題です。
誤解のないように言いたいのは「韓国人は怖いから、近寄らない」とか
「何をされるか分からないので、関わらない」と言っているわけではありません。
そんなことが不当なことだし、それこそ差別です。

ただ、あくまでもあの国の教育の実態を心にとめておかなければならない、
我々日本人のことをどのように教えられているか、そのことを念頭に置いておくこと、
それが大事だということです。

過去、日本が行ったことに対する責任と、このこととは
また別の問題だと思います。

長文失礼いたしました。
またスマホからの書き込みゆえ、つたない文章となっていますこと
ご容赦ください。
2015.08.05 01:09
アンコウ
新米提督さん、

もう来ていただけないと思っていました。再度コメント下さったことに感謝いたします。そして謝罪を受け入れていただけたことに安堵しています。ご丁寧に恐れ入ります。

さて、言葉の定義と毎日新聞の件はおいておいて、公正なブログのことで、ちょっと重箱の隅みたいな事かもしれませんが、韓国との関係に対して、私はあなたの上げた例文がとても公正とは思えないのです。

「個人レベルでの善悪の資質とは別に、全体に施されている反日教育のために、日本人に対してフィルターのかかった思いがあるので、そのことには警戒しなければならない」

という文言を例として出されてますが、これは僕には公正な文言とは思えません。つまり、なぜ韓国が反日教育をしているのか、ということが見えてこないと思うのです。

個別に見れば、確かに、日本人としてはムッとするような話が韓国や中国からは伝わってきます。ですが、過去100年で、日本が韓国や中国(以下、中国のことは別にします)に対してしたことと、それからそれに対する政治家は無論のこと、一般の日本人の態度を見たとき、韓国人なら、日本に対して悪意を抱きこそすれ、好意を持つことなどあり得ないでしょう。

個々の事例は言いません(これについては以前別のコメントを下さった方ともやり合いましたので【ご関心があれば、http://tatsuya1956.blog48.fc2.com/blog-entry-1196.htmlでのコメントのやりとりをご覧ください】、例を一つだけあげると、過去100年間で日本人が殺した韓国朝鮮人の数と、韓国朝鮮人が殺した日本人の数を単純比較してみたらいかがでしょう? 殺したが不穏当なら殴ったでもいいですよ)が、日本人はそうしたことを何も知ろうとしないで、逆に韓国に対してよいことをしてやったのだというような論調が余りに多すぎる、と思います。

たとえば、ドイツでも戦後しばらくはそんな調子だったそうですが(特にポーランドに対して)、69年に当時の与党社会民主党のヴィリー・ブラント首相が、ワルシャワで跪いて頭を垂れて謝罪します。おそらく右派からは、日本だったら土下座外交と言われたことでしょう。ですが、これが契機となって周辺国のドイツに対する見方が変わります。その後80年代にはヴァイツゼッカー大統領が有名な荒野の40年という演説で、過去に目をつぶるものは現在にも目をつぶる(文言は正確ではありません、あしからず)といって、いよいよ周辺国のドイツに対する信頼を高めていきます。今、ドイツのことを土下座外交という人は右派にもいないでしょう。

いつまで謝罪すればいいのだ、という論調や、謝罪すればつけあがる韓国、という論調をたびたび目にしますが、ではそう書いたり言ったりしている人たちは本当に日本がどんなことをしたのか知っているのか、そして、謝罪しているとして、何に対して謝罪しているのでしょうか?

ぼくらはむろん戦後生まれで、終戦までのことに責任を問われても困る。同じ事はドイツにも言えますよね。でも現在のドイツでは日本と比べて、自分たちの父祖が行った行為を教育の場でも様々な形で学ばさせられて(!)いるわけです。それに対して日本ではどうでしょうか? 昨今の教科書の記述を考えれば、雲泥の差ですよ。日本のリベラルな教育を日教組といってバカにする人は、ドイツの教育をなんというのでしょう?

ドイツで政治家がユダヤ人を迫害したのはナチスだけではない、歴史的に見ればどこの国でもユダヤ人を差別していた、と言ったら、それでその政治家は政治生命はおろか、人間としての信頼性も、間違いなく失うでしょう。でも日本では、それに類したことをいう政治家が山のようにたくさんいます。これは何も与党自民党だけではないですね。

たしかに現在のドイツでも右翼が台頭しているのはニュースなどでいわれていることですが、たとえば右翼排外主義者のデモがあるという前日に、首相のメルケルはあのデモに参加するな、と国民に向けてTV演説しています。日本ではどうですか? 安倍はさすがにそんなことは言わないが(でも思っているでしょうね)、同じ自民の政治家にはヘイトスピート団体を煽るような発言をしたネトウヨの女王とか、ネオナチまがい(ほんもの?)と一緒に記念写真を撮っちゃうような女政治家がいるわけで、そんなのが与党にいたら、韓国だって、反日教育に力を入れるでしょう。

まず足を踏んだのは日本なのです(これは比喩です、日本がやったことは足を踏んだ程度のことではありませんよ)だからそれをきちんと検証した上で、誠意を持って謝罪してからでしょう? それがないことが、日本で嫌韓が叫ばれ、それに対して韓国で反日が叫ばれる原因なんでしょう。どちらにとっても不幸なことです。しかし、どっちが先になにをすればいいのかは明らかではないでしょうか?

日本は戦争が終わったときに、自分たちできちんと戦争責任を検証しなかった。そういうところをウヤムヤにするのが日本的特質です。これは昨今の原発事故にしても、新国立競技場にしても同じことを繰り返してます。本来自分たちで責任を追及して裁くべきところを、何もしないどころか、本来責任あるはずの人間がその後も大きな顔をして威張っている。それを海外から指摘されると、どういうわけか一般の日本人が逆ギレして、責任ある奴ら、本来裁かれるべき奴らをかばう。そういう図式が見えませんか? もっともこんなの、僕の独創でも何でもない、丸山真男の時代から言われ続けてきたことなのに、なぜか忘れられてしまいました。

自戒を込めて言えば、ネットの無責任な発言など(私のブログも同類です 笑)信用せず、きちんとした、それなりに定評のある古典的な著作物を読むことが、今の僕らには一番大切なんだろうと思います。ちょっと偉そうなことを言ってますね。自分でできてませんけどね。

どうも上から目線みたいな物言いになったかもしれません。お気を悪くされないように。
2015.08.04 22:12
新米提督
アンコウさん
CYPRESSさん

長らく返信できておらず、大変失礼しました。

まずは、当方の書き込みに対し、丁寧な返信、抗議に対する誠意あるお詫びにつきまして、お礼申し上げます。
ありがとうございます。

さて、いただいた返信について、2~3コメントさせていただきます。

■ 慰安婦の強制性
  このことに関しては、私はまだまだ勉強不足です。
  吉田青治の本に虚偽があった、以上のことは私は知らず、系統的に勉
  強もしていないので、この点に関しては、もう少し勉強して出直しま
  す。

■ 以下のアンコウさんのコメントについて

>わたしは「ブサヨ」扱いされてもちっともかまいませんよ。あなたが挙げているブロガーの方々を私は存じ上げませんが、公平・公正という言葉で、あなたがどのような立ち位置を想定しているのか知りませんが、私は右に書いてあるように、レッテルを貼るなら北欧的社会民主主義信奉者です。へんに公平・公正なんてことを期待されても困ります。

これについては、意見が2つあります。

まず、私の中では、左翼とブサヨとは違います。
私も、自分のことを、右翼と呼ばれても全然かまいませんが「ネトウヨ」と呼ばれるのは心外です。

その線引きは何か、と言われてもどこまで明確に示せるのか心もとなくはあるのですが、たとえば
 「ヘイト発言の有無」(○国人は出ていけ! 安倍のイヌは○ね!など)
 「他人の意見をきちんと聞けるか」
 「レッテル貼りの有無」

これらによって、右翼とネトウヨ、左翼とブサヨは区分されるのだと思います。


もうひとつ、公正というのは「思想的に中立」という意味ではありません。
上述の「ブサヨ、左翼の区分」ともダブりますが、
たとえば「韓国人の中にも良い人もいれば、悪い人もいる」という主張に対し
「半島に帰れよ」「ザイニチ乙」などと反論すること、
「集団的自衛権賛成」という意見に対し、「人殺し」などと罵ること、
これらが「公正ではない」態度です。

公正なブログであれば、たとえば、
「韓国人~」に対する意見に対しては「個人レベルでの善悪の資質とは別に、全体に施されている反日教育のために、日本人に対してフィルターのかかった思いがあるので、そのことには警戒しなければならない」ときちんと反論したり、

「安保法案」に対しては「将来、アメリカが日本の存立危機とは関係のない戦争を始めた場合、それへの参戦をはたして断れるのか? 断ることによる安保に及ぼす影響を考えたことがあるのか」と理性的に反論する、

これらのスタンスが守られているのを「公正なブログ」と評しています。

■毎日新聞の記事について

あのあとも、ネット上でソースをいろいろ漁りました。
毎日新聞としても公式な見解・謝罪をしているので、事実だと考えて間違いないようです。

http://www.mainichi.co.jp/20080720/0625.html
おわび

http://www.j-cast.com/2009/01/01032977.html
ITジャーナリスト・佐々木俊尚氏の見解

まとめ
https://www.sal.tohoku.ac.jp/~gothit/mainichi.html

しかしながら、この後も、当時の責任者が社長に昇進したり、ネット民に対する恫喝(?)があったりと、うわべだけで全然反省してないじゃないか、という印象を持っております。

以上、遅ればせにながらの返信で恐縮ですが、お時間のある時にでも、目を通していただけると幸いです。
2015.08.04 13:51
アンコウ
CYPRESSさん、

いやいや、保守系の評論家はなかなか読もうと思わなかったよ。それに読もうとして挫折したのは「漱石とその時代」だし。
2015.07.12 01:04
CYPRESS
ブログ主殿、
驚くのはこっちの方です(笑)。
とっくに読んでると思ってました(笑)。

ネトウヨが喚く「サヨク教育」は中国共産党でもボリシェビキでもなく、
アメリカ連邦政府が始めたのが分かります。
新聞各紙の「太平洋戦史」、ラジオの「真相はかうだ」で日本の伝統文化、思想を破壊しました。
アメリカの公文書館へ実際に出向き、自ら記録を掘り起こした力作。
全て一次資料に基づいてます。
小林よしのりの「戦争論」にはこの本を丸写した様な部分まである始末。

イラクに大量破壊兵器が無かったのに謝罪もしないアメリカをなぜ日本は非難しないか?
理由は色々あると思うんですが、アメリカの大衆文化、ポップカルチャーによって完全に懐柔されてるんじゃないかなぁ?
特に野球が果たした役割が物凄く大きい。
100年近く日本人を感動させてきたんだから、野球の故郷アメリカを悪く思うはずありません。

アメリカ人は、ウォール街を筆頭に物凄く頭がいい。
リーマンブラザースにいとも簡単に手玉に取られた東大中退の堀江貴文を思い出してもらえれば納得出来るでしょう。
(当時ライブドアに資金提供したのは、リーマンブラザース。
あの短期間で20億は取られたらしいけど、倒産してどこに行ったのでしょう?)
プロパガンダは何も自国の政治や海外政策を力づくで分からせる必要が無いんです。
ただ、自国を悪く思われない、それで十分なんです。
それに一番効果がある対象が、政治家、思想家、文化人とかではなく、
一般市民。
それに一番効果があるのが、毎日の生活に密接した「大衆文化」。
マクドナルド、ハーゲンダッツ、リーバイス、音楽、映画、ドラマ、ラップ、アイビー、ナイキ、その他無数。

不満の矛先が中国、韓国に向かい、緊張状態が続くと軍事力を最低でも維持しなければなりませんから、
アメリカの軍需産業にとってはいつまでたっても上得意の顧客。
マキャベリの「分割と統治」をやってるにすぎません。
そして中国が少々やり過ぎると国務長官が「安保の範囲内」と言ったり、
巡航ミサイルを満載できるB52を飛ばせば十分。

、と言う訳で若いもんにエラソーな事を言わないかんので今頃になって「孟子」を読んでるヲヤヂであります(笑)。
2015.07.11 23:58
アンコウ
CYPRESSさん、

あれま、江藤淳なんて読むの? ぼくは対談は読んだことがあるけど、評論は挫折しました 笑)
2015.07.11 21:56
CYPRESS
山本弘氏と桑原一馬氏のブログを少し見ました。
穏当な様です。

江藤淳の力作『閉ざされた言語空間』とかネトウヨの方々は読まんのかねぇ、「国益」をいつも考えているのに(笑)。
2015.07.11 09:17
アンコウ
CYPRESSさん、

こんにちは。

お見事です。

しかし、こういういい加減な記事が拡散して反日・売国のレッテルが一人歩きするんでしょうね。前にも書いたけど、ウソに基づいた憎しみや憎悪に簡単に乗っかる人が多くなっているような気がします。
2015.07.10 16:27
CYPRESS
新米提督さん

毎日新聞変態報道事件のリンク先とその中の元と思われる記事一つを英語で読んでみました。
こんな記事を一般紙が載せるのもどうかと思いますが、
この記事、明らかにタブロイド誌からの引用で、信じる人はいるのでしょうか?

英文の記事の最後に毎日新聞社は引用した記事の内容の責任も取れないし、記事の信憑性の保証も出来ないと書いてます。

信憑性皆無の記事が反日運動の手助けになったり、海外の人が日本に対して偏見を持ちますかね?
2015.07.10 01:23
アンコウ
新米提督さん、

うん、あなたの指摘はごもっともです。前コメントは出かけなくてはならず、急いでいたので、つい手が滑りました。「あなたを初めとするネトウヨさん」は撤回します。この点はお詫びします。

さて、強制連行の捏造は朝日がしたものではありません。繰り返しますが、朝日を擁護するつもりなど全くないけど、この件に関する朝日バッシングはちょっと異常だった。あそこで朝日が謝罪したのはあくまで吉田清治の本に書かれていたことを無批判に使ったということであって、強制連行がウソだったなどとは言ってないでしょう。

あなたが書いているような、『捏造はあくまで「強制連行」の部分』というのは間違っています。朝鮮に関しては強制連行がなかったかどうかは直接的な資料を関係者が敗戦時に処分してしまったから正確なことは分からないのです(ちなみに朝鮮以外なら強制は証明されています。白馬事件参照。)。

また、吉田清治の本を否定した秦郁彦自身が「済州島の事件が事実無根だとしても、吉田式の慰安婦狩りが無かった証明にはならない」と言っています。

そもそも歴史学関係16団体が今年の5月に慰安婦問題について、朝日新聞の取り消しによって慰安婦の強制連行が否定されたかのような言動に対して、深い憂慮を示すという声明を出しています。そして、この共同声明は「歴史学の学界の総意である」としています。
http://rekiken.jp/appeals/appeal20150525.html 参照

つまり歴史学の専門家が強制連行があったと言っているわけですし、多くの間接的な証言はそれを証明しています。

過去に私はこのテーマのエントリーをいくつか書いていますので、拙いものですが、よろしければどうぞ。

日本の恥を世界中にばらまくのは誰?
http://tatsuya1956.blog48.fc2.com/blog-entry-1859.html

朴裕河(パク・ユハ)「帝国の慰安婦」覚書き
http://tatsuya1956.blog48.fc2.com/blog-entry-2000.html

青木理「抵抗の拠点から」覚書き
http://tatsuya1956.blog48.fc2.com/blog-entry-2113.html

いずれにしても、前のコメントに書いたように、「慰安婦」強制否定をアメリカの新聞に広告出したり、「軍による強制性を裏付けるものはない」とか「慰安婦は人身売買の犠牲」と称して、日本軍の関与を曖昧にするようなことが、日本の「国益」を損なっているのは間違いないと確信しています。

で、わたしは「ブサヨ」扱いされてもちっともかまいませんよ。あなたが挙げているブロガーの方々を私は存じ上げませんが、公平・公正という言葉で、あなたがどのような立ち位置を想定しているのか知りませんが、私は右に書いてあるように、レッテルを貼るなら北欧的社会民主主義信奉者です。へんに公平・公正なんてことを期待されても困ります。

現在は資本主義が完全に行き詰まり、多くの人間を不幸にしていると確信しています。左翼というレッテルは別にかまいませんし、今の日本では立派に左翼シンパでしょう。ただし、30年前はおそらく左翼からは日和見と蔑まれたはずですけどね。

ついでながら、社会民主主義についてもちょっとだけ書いたことがあります。

トニー・ジャット「荒廃する世界の中で」
http://tatsuya1956.blog48.fc2.com/blog-entry-773.html
2015.07.09 21:04
新米提督
>あなたを初めとするネトウヨさんたちは

ほほう、自分の意に沿わない意見を書き込む相手に対して、
いきなり「ネトウヨ」認定ですか。

それこそ、自分とは反対の意見を述べる者を、すぐに「反日」とか「ザイニチ」とか決めつける、ネトウヨと同じレベルですね。

あなたも、他人からいきなり「ブサヨ」認定されたら気分悪いでしょう?

このブログを見て、山本弘さんや桑原一馬さんのブログのような、公平・公正なものかと期待していましたが、いやはや、大期待外れでした。

もう少し、社会人として、常識ある行動をとられてはいかがですか?
少なくとも、こちらは紳士的に書き込んだつもりですが?

あと、慰安婦に関しては、その存在そのものを否定したつもりは一切ありませんので、誤解なきよう。
捏造は、あくまでも「強制連行」の部分です。
任意参加の慰安婦はいたと思ってますよ。

最後に、「変態毎日新聞」に関する情報はこれです。
よろしければご覧ください。

http://www.wdic.org/w/POL/%E6%AF%8E%E6%97%A5%E6%96%B0%E8%81%9E%E5%A4%89%E6%85%8B%E5%A0%B1%E9%81%93%E4%BA%8B%E4%BB%B6

私も、自身のネットリテラシーを、もっと強くしなければと思っています。
この情報がデマだというのなら、それを教えていただけるとありがたいです。
2015.07.09 15:05
アンコウ
新米提督さん、

朝日の捏造ですが、朝日を擁護するつもりはありませんけど、あの吉田某の本を元にした記事は読売も産経もみんな同じように、過去に書いています。(ちなみに別記事に書いたけど、この本を私は読んでいます。)

あなたは朝日が捏造したと書いているけど、その時点ですでに間違ってますね。ちなみに毎日の記事は何の話かしりませんので、コメントできない。

ともかく、「捏造」したとすれば、吉田某で、朝日は(読売も産経も)その吉田本を信じただけ。しかも、吉田本だって最初から最後まですべてウソなのかどうかは、いまだに議論が続いています。結論は出てませんよ。

さらに、朝鮮人慰安婦は存在したわけで、これを否定している人はいない。なのに、あなたを初めとするネトウヨさんたちは、あたかも朝鮮人慰安婦そのものが捏造であるかのように信じているわけです。

いずれにしても、信憑性のない本に基づいて記事を書いてすまんかったと謝った朝日を、自分たちも過去に同じことをしていたくせに鬼の首を取ったようにバッシングして、読売に至っては、この機会を利用して、公然と販路拡大に広げようとしたわけで(後に、行きすぎがあったと言って、読売のお偉いさんが謝罪してます)、これのどこが「マシな」新聞ですか?

さらに一番問題なのは、国益って言葉。あなたはこの言葉で何をイメージしているんですか? もし仮にあなたがイメージしている国益が、海外での日本の評判(特に西欧向けの)という意味でしたら、現在の政権の、過去の侵略戦争を美化する姿勢こそ、一番国益を害していますよ。たとえば、ドイツでは日本に対するイメージが伝統的に良かったんですが、安倍になってから、日本のイメージはどんどん悪くなっている、過去の誤りを正面から見つめていないといって。メルケルが日本に来たときの談話からもその批判がわかります。さらに、ご存知のように、アメリカですら、この姿勢を批判しています。
2015.07.09 13:56
新米提督
いやいや、朝日新聞もひどいものです。
詳しくは、もしよろしければこのブログをご覧ください。

http://blogos.com/article/103980/

新聞というのは、テレビと違って、ある程度偏向していても良いらしいですね。

だからといって、慰安婦記事を捏造して、著しく国益を害したり(朝日)
「日本の母親は変態」みたいな記事を海外に配信して、日本の評判を落としたり(毎日)することが許されるとは思いませんが。

その点、読売はそんなことしないだけマシだと思いますよ。

2015.07.09 13:05
アンコウ
ピロシさん、

こんにちは。 いやはや、噂には聞いていたけど、なんていうのか、臆面もないというべきか。。。

ただ、そうした「世論調査」の結果が数字として一人歩きして、影響力を持って、さらにそれに煽られていくということなんでしょうね。もう少しみんな目を覚ませよ、と言いたいです。
2015.06.15 22:03
ピロシ
記事を読んでて思い出しましたが、
前回の衆院選で初めて
出口調査のアンケートを受けました。
そのアンケートが読売新聞のものでした。

質問の文言まで覚えてませんが、
すべて経済政策がらみのもので、
最後に「安倍内閣を支持しますか?」と。


はい/いいえの回答だったと思いますが、
「経済政策以外も含めて支持しません」
って書いておきました。

天下のマスコミが、
国政選挙をなんだと思ってるんでしょう?

今回の選挙は経済政策が争点です!
っていう露骨な誘導(洗脳?)に吐き気がしました。
あれを世論調査の結果として紙面に載せるのか…


選挙結果にさらなる吐き気を覚えたのは
言うまでもありませんが。
2015.06.15 03:20

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アンコウ

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あんけ・たつや。欧州ロードレースに興味を持ってすでに30年以上。主にドイツ人選手を応援。特に青田刈りにいそしむ。歳にも関わらず、あらゆる点ですごいミーハー。そのほか好きなものは、読書、音楽はバッハと友川カズキ、北方ルネサンス絵画、映画、阪神タイガース(村山、江夏以来ですが、強すぎないこと希望、弱すぎはもっと困るが)。北欧の社会民主主義に対する憧れ強し。家族構成は連れ合いと娘三人。

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