ハラキリってどういうニュアンスなんでしょうね。カミカゼと同じような無謀な怖い者知らずのイメージなんでしょうかね? ゲシュケの日記、今回の表題は「下りでハラキリ」でした。
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第一ステージでは僕らはたしかにかなりうまくいかなかった。その代わりに今日はその分より良く機能した。みんなが丁度良いタイミングで集まって、最後の山で、チームはトム・デュムランと僕のためにスーパーリードアウトをしてくれた。
それはそんなに簡単なことじゃなかった。ステージはおおむねフラットで、ただ最後の2キロだけが急坂の登りになっていた。その前に大集団でまるまる10キロの下りでたくさんのカーブを走り抜けた末に、最後の登りが始まる前にはむちゃくちゃ狭いカーブへ突っ込んだんだ。
昨日僕らがミーティングで話したことの半分はこのカーブのことだった。そういうわけで、この下りはまったくハラキリだったね。だから僕らは集団を牽引する仕事をかなり早めに引き受けたんだ。そうしてトムと僕はこのカーブを前方でクリアして登りへ入れた。これで半分勝負は決まったようなものだった。
僕の調子はとても良かった。だから数百メートルしてアタックしてみたんだ。何か試してみたかった。そしてトムも前にいたから、これはとても良いタイミングだと考えたんだ。でも向かい風がかなり強いことに気が付くのが遅すぎたね。わかっていれば、もうすこし我慢したんだけど。
トムはその後のアタックにうまく反応できて3位に入った。一方僕は自分のアタックの賠償金を払わなければならず、いくらかタイムロスして10位でゴールだった。
総合では現在トムが3位で、僕は11だ。僕らは9秒と23秒の遅れで、総合優勝の目標だって諦める必要がないポジションにいる。土曜日にはもう一度もっと短い山岳ゴールがある。しかしとりあえずは、トムの3位を守ることが一番の目標だね。おまけとして、明日はひょっとしたらマルセルがステージ勝利を挙げることができるかもしれない。たしかにプロフィールマップでは真っ平らというわけではないけど、集団スプリントもありそうだ。
明日リードアウトがうまくいけば、僕らはよいカードを持っているからね。
南半球から。
ジーモン
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というわけで、ローアン・デニスの見事なカウンターアタック。教科書通りってやつですね。追いついて同時にアタック。時間のない方は10分ぐらいからご覧になるのがよろしいかと。

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