すっかり忘れ去られたリーヌス・ゲルデマン。rsnに総括の記事が載っていました。それをもとに今年をちょっと振り返ってみましょう。
去年一年間を所属チームなしで引退の危機に追いやられながら、今年は南アフリカのMTNクベカと契約してプロ・レース界へ復帰したゲルデマンですが、主に健康面であまり目立てないシーズンになってしまいました。
クベカへ移籍して早々に1月のガボンでのレース、トロピカル・アミッサ・ボンゴに出場したゲルデマンは総合5位になります。「あたしはすぐに調子を上げたわ。シーズンの早い時期にガボンのレースに出て、そこで総合5位になったのよ。」
ところが、おそらくそのレース中に腸炎にかかって、ひと月の休養とレース予定の変更という憂き目に遭います。回復後は、「5月6月の大切なレースに良い調子で出場するために、思いっきり大急ぎで、ちょっとリスキーな調整を決意したわ。」
というわけで4月はいくつものワンデーレースに出場し、5月始めのアゼルバイジャン一周でとうとうクイーンステージで優勝、山岳賞も獲得しました。「あるステージでパンクで遅れちゃったのよぉ。あれがなかったら、きっと総合優勝だって可能性があったと思うわぁ。」
その後バイエルン一周では不本意だったものの、
2011年には総合優勝したこともあるルクセンブルク一周では調子は結構良かったようです。「あたしの調子はよかったのよぉ。でも山岳ゴールのステージでゴール前200メートルのところで落車に巻き込まれて、大切なタイムをだいぶロスしちゃったわ。」
それに続くツール・ド・スイスでは気管支炎になりリタイア。ブエルタでこんどこそ、と思っていたら、チームはゲルデマンをメンバーに選びませんでした。「ドイツ選手権の後、チームは将来のことを考えて若手重視に切り替えたのがわかったわ。だからもう別の道を行くしかないわ、そう思ったの。」
というわけで、シーズン後半はブルゴス一周でのステージ8位を別にすれば、成績はほとんど何も残りませんでした。そして早めのチーム離脱発表。クベカに対しては居心地が良かったと強調してますが、来年はヴェークマンと同じデンマークのCULTエネルギーへ移籍です。「このチームがあたしに連絡してきたあと、ずいぶん考えたわ。でもチームの方針はわたしの興味をかきたてたのよ。まずは小さいステージレースで結果を出したいわね。」
ツールで驚きのステージ優勝からすでにもう7年も経ったんですね。その間にゲルデマンももう32歳。CULTエネルギーチームはワンデーはヴェークマン、ステージ総合はゲルデマンという布陣なんでしょうかね?

にほんブログ村
- 関連記事
-
スポンサーサイト
trackbackURL:http://tatsuya1956.blog48.fc2.com/tb.php/1934-b7bcb654