ネットアップ・エンドゥーラが来年からはボーラ・アルゴン18というチーム名に変わります。セカンド・ディヴィジョンチームですが、拙ブログとしては来年度、ひょっとしたらジャイアントシマノ以上に注目かもしれません。その監督のラルフ・デンクに rsn がインタビューしています。例によって編集しながらご紹介しましょう。
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このチームは今年ツール初出場でエースのレオポルト・ケーニヒが総合7位に入って注目されました。そのケーニヒがスカイへ移籍し、代わりにエース格として迎えたのが、我らが 苦笑)ドミニク・ネルツ君。さて、このあたりはどんなものでしょう?
「ドミニクはトップテンに入るうつわだ。私たちはレオ【ポルト・ケーニヒ】の代わりとしてできるだけよい人材が欲しかった。で、ドミニク・ネルツが私たちの望む候補になったわけだ。彼は大きなステージレースでまだレオのようなトップクラスの成績を上げてはいない。しかし、キャノンデールとBMCではもっぱらエースを助けるアシストの仕事しかしてこなかったのだから、それはしょうがない。だけど、ワンデーレースも視野に入れれば、彼の方がレオよりも完全な選手だと思う。」
ケーニヒ以外にもティアゴ・マチャドがカチューシャへ、ダヴィド・デ・ラ・クルスがオメガファーマ・クイックステップへ移籍して、ステージレースのスペシャリストが二人もいなくなってしまいました。その代わりにビェルン・トゥーラウが来ましたが。
「ビェルンは調子がよいときにはジョーカーとして走らせる。彼のモーターは排気量がでかいし、彼のメンタリティが気に入っている。彼はいつもいい逃げをするし、もうすこし適切な走り方を覚えれば、結果も付いてくると思う。ほかにも実は20才のジルヴィオ・ヘアクロッツが欲しかったんだ。来ないかと声をかけたんだけど、彼は今のチーム【コンチネンタルチームのシュトルティング】に残ると言うんだよ。でも彼はなんとか欲しい選手だ。ドイツでは最も才能のあるステージレーサーの一人になると思う。ジルヴィオのために我々のドアはいつでも開いている。」
他にもシクロクロスのドイツチャンピオンのクリストフ・プフィングステンが来ました。
「彼は長年シクロクロスをやっていただけあって、バイクコントロールがうまい。狭くてコーナーの多いコースには向いていると思う。彼は完全にロード一本で行き、来年はシクロクロスには一切出場しない。彼もその契約で入ってきた。」
来シーズンの計画は今年と同じような春先の予定のようですが。
「我々は無論来年はワイルドカード頼みだが、マジョルカ・チャレンジやカタール一周ならびにオマーン一周は出たい。ツール・ド・フランスに関しては、予想するのは早すぎるが、来週のパリでコースプレゼンがあるから、出席してASOと話し合う。」
今年に続いてツールに出場できるか、どうでしょう?
「ケーニヒがいればワイルドカードも比較的簡単に手に入っただろう。でも今年選ばれたのはチームとしてだ。我々は常に逃げに乗ったし、TTではヤン・バルタが3位にもなった。ワールド・ツアーチームになれば自動的にツールのチケットももらえるけど、そしてワールド・ツアーチームのライセンスは一チーム分まだあるけど、そのためにはまださらに5、6人の選手と契約しなければならない。でもむりやりチームを大きくするのはどうだろう?私たちは一歩一歩着実に階段を上がっていきたいんだ。スポンサーが約束してくれた予算のこともある。」
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うーん、トゥーラウが入っても、父ちゃんの名前は偉大かもしれないけど、でかいだけでいまひとつパッとしないからねぇ。あと、今をときめくポーランドのバルトシュ・フザルスキーがいますね。去年のブエルタでネルツが4位になったときのステージで3位に入った山岳のアシスト選手でしょうけど、どうかなぁ。。。ツールに出るためには、なんか足りないような気がするけどねぇ。

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