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わたしのコンピューターでは、今日の気温は常に44、45度だった。昨日と違って、今日はしかし、車にはたっぷりのボトルと氷が積まれていた。この氷は、女性のストッキングに入れてある。足の部分を切り離して、氷を一杯詰めて、それを結んで閉じておく。そうしてマイヨの首筋のところに入れておくのだ。わたしはできるときには同時にふたつ、それを入れている。しかしそう長く持つものではなく、すぐに溶けてしまう。しかし溶けた冷たい水と、走っている風が相まって、二重の効果があるのだ。
何人かの選手たち、とくにスペイン人や、私たちのチームのコロンビア人ウランなどはこのような気温もそれほど気にならないらしい。彼らも確かにときどき氷を使うが、このような暑さには慣れているのだ。おそらくクライマーたちは、その体型から、それほど辛くないのだろう。わたしのような筋肉量の多いタイプの選手は暑さに、より影響されやすいのだ。限界状態で走ることが長すぎないように注意しなければならない。
今日の私たちの目標はトムのスプリントのお膳立てをすることだった。しかしゴール30キロ前で、彼は登りでスピードについて行けなくなった。わたしは彼のそばに付いた。すると彼は、先に言ってくれと言う。そこでわたしは役割をスイッチしてウランのアシストをした。
デーゲ【ンコルプ】にはおめでとうと言いたい。こんな山を越えて、さらにスプリントで強さを発揮できたことに敬意を払わざるを得ない。わたしたちが同じチームで走った2011年のことを思い出した。彼はこの全く同じ山で今日と同じようにゴールへ向かい、飛ぶように走ったのだった。彼はどんどん進歩している。もういちどおめでとう、デーゲ。では、また明日、アンダルシアの灼熱のオーブンで。
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うーん、氷を入れて首筋につけておけるような袋、きっと来年には商品化されているんでしょうね。

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