パリ〜ルーベだけ見ていると、みんな普通に走っているし、こういうもんだと思っちゃうんですが、ツールのようなステージレースに石畳区間を混ぜると、石畳を走るというのがどういうことかがよくわかります。しかもウェットだったから、大変だったことでしょう。なのに平均スピードが50キロ近いっていうのはどういうこと??
いずれにしてもパリ〜ルーベは出場しない選手は徹底して出ませんから、今回のツールに出ている選手の中でも、こういう長い石畳区間を走ったことのない選手というのはかなりの割合だったのではないでしょうか?
ツールの総合優勝をした選手でパリ〜ルーベでも勝っているのは81年のイノーが最後ですね。それ以前だってメルクスは別格としても、戦後はコッピ、ジモンディ、ヤンセンだけですね。戦前になると結構いるのは、戦前はツールのコースそのものが未舗装悪路だったり、町中が石畳だったから、パリ〜ルーベとあまり代わりがなかったということかもしれません。
うーん、考えて見れば、イノー以降でツール優勝者でパリ〜ルーベに出走した選手だって限られますね。レモンぐらい? フィニョンは出てるかなぁ? 調べるのはちょっと面倒なので、そのうち。いずれにしても、ツールに総合優勝した後はレモンも出なくなったしね。
レモンが優勝してツールが世界的に有名になり、ツールだけ格が上がって、というかツールだけ突出してしまって、その結果として、パリ〜ルーベ「なんか」に出て落車で怪我してツールを棒に振ったら元も子もないということになったわけでしょうね。以前ならツールに勝つこととパリ〜ルーベに勝つことは同じぐらいの意味があったはずなんですけどね。

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