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HTC マルティンのスイス日記 5

2010.06.17.09:04

いやあ、ジロの第5ステージでの新城くんのアタック、これだったんですよ。ラスト1キロのアーチが見えたところでアタック、ブルクハルトはまんまと成功させました。

しかし毎年思うんだけど、ツール・ド・スイスは緑がまぶしいぐらい鮮やかです。というわけで、マルティンのスイス日記ですが、まだアップされてませんね。これから出かけちゃうから、また後で。ミルラムのジロ日記以来、頻繁に拍手をくださる方々、どなたか分かりませんがありがとうございます。今しばらくお待ちくださいませ。

追記
ようやくマルティンのスイス日記がアップされましたが、また長いね。

「今日は天候が主役だったね。実際スタートからゴールまで、時に強く、時には弱く雨が降り続いて、4時間以上レインジャケットを脱げなかった。それはともかくとして、ぼくにもうちのチームにも、比較的くつろいだ一日で、明日の最大のステージを前にちょっと力を温存できた。

雨だったけど、ぼくらはかなり早い時期から嬉しい気分だった。というのは逃げた5人に総合で危険な選手はいなかったからね。一番総合の良い選手でも11分遅れだったし、追いかけるのは内のチームの仕事じゃなかった。最悪、10分リードでゴールされてもかまわなかったんだ。

もちろん、ラボバンクはたぶんフレイレのためだろうけど、差が6分になったとき仕事をし始めて、ペースを作り、おかげで差はあっという間に4分以下になった。もう逃げグループは捕まえたようなお気楽な気分になった。

だけどちがった。ゴール前50キロ、集団の前方で引いていたロットの選手がひどい落車をした。これでロットはショックを受けてモチベーションが一気になくなった。集団が追走する気になる間に、先頭の5人はまた1分差を広げてしまった。そのあと、カチューシャが集団を引いたけど、ゴール前10キロで差はまだ1分半あったので、追い風を利用して逃げた連中は捕まえられないということがわかった。

ゴール5キロ前で、ぼくらは前へ出て行った。むろんぼくのイエロージャージを守るためと、落車の可能性を減らすためだ。4位争いのスプリントになったとはいえ、最後の数キロは非常にコントロールされていた。

ところで、カヴに対する抗議行動については、ぼくはまったく何も気がつかなかった。スタートの号砲が鳴ったとき集団のだいたい真ん中あたりにいたんだ。だけど最初誰も走り出さなかった。そこで昨日の落車のためにそうなったんだと言われた。これについてぼくが何か言うことはできない。ただ、カヴが意図的にやったわけじゃないことは確かだし、誰だってあんな状況で意図的に落車を引き起こすことなんかできっこないだろう。それに残念だけどぼくらのスポーツには落車がつきものなんだ。

スイスの天気の悪さはひょっとしたら明日のステージにも影響するかも。噂では、ひょっとしたら最初の二つの峠はプログラムから除外されるかもしれない。1600メートル以上になると雪が降っているらしいんだよ。

んじゃあ、また明日」

カヴに対する抗議行動は、第5ステージのスタート前にセルヴェロとケース・デパーニュ、それにアージェードゥーゼルの選手が、カヴに対する抗議の意味を込めて先頭をブロックしてレースのスタートを2分遅らせたというものです。

まあねぇ。昔から荒っぽいスプリントをする選手は結構いたしね。ヴァン・リンデンなんていう選手は、ライバルのジャージを引っ張って落車を引き起こしたりしたそうですし、強烈な印象に残っているのはやっぱりアブドゥヤパロフ(ウズベキスタンの国旗ね (^^) がデビューした頃の斜めスプリントですね。もう自転車を左右にぶんまわして斜行していくんです。きったねぇスプリントと思ったけど、なにしろ迫力があって格好良かった。

ま、カヴとハウスラーは去年のミラノ・サンレモもあるしね。と思ったらカヴェンディッシュ、リタイアですね。背中の痛みが理由みたい。


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アンコウ

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あんけ・たつや。欧州ロードレースに興味を持ってすでに30年以上。主にドイツ人選手を応援。特に青田刈りにいそしむ。歳にも関わらず、あらゆる点ですごいミーハー。そのほか好きなものは、読書、音楽はバッハと友川カズキ、北方ルネサンス絵画、映画、阪神タイガース(村山、江夏以来ですが、強すぎないこと希望、弱すぎはもっと困るが)。北欧の社会民主主義に対する憧れ強し。家族構成は連れ合いと娘三人。

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