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ツール・ド・フランドルの最初の優勝者

2014.04.08.19:28

ヴェークマンとネルツが出ているバスク一周、アラシロが12位は立派です。しかし拙ブログ応援のヴェークマンは9分、ネルツに至っては17分近く遅れてます。うーん、ネルツはアシストだとしてもこれほど大きく遅れることってあまりない。そもそもこんなに遅れるのって平地のアシストかスプリンターだよ。落車でもしたんでしょうか?

というわけで、rsn にツール・ド・フランドル開催にちなんで、いろんな過去の出来事が書かれていましたので、その中から、第一回大会の優勝者の物語をご紹介。

昨日のTV放映中に、大きな記念碑が写ってカレル・ファン・ヴェイネンダールの記念碑だとテロップが出ました。この人がスポーツ新聞スポルトヴェーレルトのジャーナリストで、ツール・ド・フランドルを主催した人です。放送では無視されましたが 笑) 

ベルギーのワロン地方(フランス語圏)にはすでにリエージュ・バストーニュ・リエージュがあったけど、フランドル(オランダ語圏)にはまだこれと言った自転車レースがなく、しかも1912年にはオディーレ・デフライエがベルギー人初のツール・ド・フランスの覇者となり、ベルギーは自転車が大ブームになります。

というわけで、1913年、今と違って第一回ツール・ド・フランドルは5月23日に開催されたようです。全長370キロは、当時の自転車レースとしてはごくごく普通の距離ですね。優勝タイムは12時間以上、平均速度は30キロ程度。優勝したのはパウル・デマンというベルギー人。この人は第一次大戦中はベルギー軍の軍人として、機密文書を金歯に隠して自転車でスパイ活動をしたそうです。終戦直前にドイツ軍に捕まり死刑判決を受けるけど,アメリカ軍によって救われます。戦後は1920年にはパリ〜ルーベにも参加したそうです。そして引退後は自転車の製造に携わり、1961年に72歳でなくなっています。

そういえば、以前書いたけど、ジーノ・バルタリも戦争中、ユダヤ人のために偽パスポート用の証明書や写真を自転車で運んだそうですけどね。まあ、現在では想像もつかない話ですね。



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アンコウ

アンコウ
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あんけ・たつや。欧州ロードレースに興味を持ってすでに30年以上。主にドイツ人選手を応援。特に青田刈りにいそしむ。歳にも関わらず、あらゆる点ですごいミーハー。そのほか好きなものは、読書、音楽はバッハと友川カズキ、北方ルネサンス絵画、映画、阪神タイガース(村山、江夏以来ですが、強すぎないこと希望、弱すぎはもっと困るが)。北欧の社会民主主義に対する憧れ強し。家族構成は連れ合いと娘三人。

* 時々コメントが迷惑コメントとしてゴミ箱に入れられることがあるようです。承認待ちが表示されない場合は、ご面倒でも書き直しをお願いします。2017年8月3日記す(22年3月2日更新)

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