2週間ほどまえに、ロジャースのクレンブテロール陽性の話に続けて、同じように中国のステージレースでクレンブテロール陽性になって
自殺を図ったヨナタン・ブレイネ(23)という選手のことに触れました。幸い発見が早く、胃洗浄で命を取り留めたこの選手、レキップのインタビューに答えたのがrsnに載っています。
これによると、インターネットのいくつかのフォーラムに書き込まれた文言が自殺未遂の引き金になったそうです。これって洋の東西を問わない問題なんでしょうね。ネットで匿名で勝手なことを書き込めるようなところで悪意のあるコメントがたくさん書き込まれた結果、自殺した人って、最近日本でも岩手だったかの市議さんにいましたよね?
「自転車ファンのコメントがものすごく重荷になった。詐欺師呼ばわりされるのに耐えられなかった。僕は決して詐欺師じゃない。」
彼は駐車場で車の中で睡眠薬を大量に服用して意識を失っているところを、ある女性が見つけて救急車で病院に運ばれ、胃洗浄をほどこされたそうです。
「僕はこんなことをして、僕の家族や友人や、僕を支えてくれた人々全てに対して、本当に申し訳なく思っている。でもぼくが各フォーラムで読んだ言葉はまだ心に残っていて、忘れることはできそうにない。自殺を図った影響は肉体的には何も残っていないけど、突然のキャリアの中断に、精神的に打ちのめされている。心は折れている。泣きたいよ。検査が陽性になったことを知らされてから、自転車には全く乗ってない。」
むろん原因ははっきりしないとしても、陽性は陽性ですからチーム(コンチネンタル・プロ・チームのクレラン・ユーフォニー)は解雇され、現在失業保険で生活しているそうです。ただ、2年間の出場停止だけでなく、1年分のサラリーも罰金として支払わなければならない可能性もあるようで、これが本当に中国での食事に原因があるんだとしたら、ちょっと酷だなぁという気もします。もっとも、rsnの論調はロジャースに比べると、こちらの二部の選手には同情的な気がしますが。。。

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