「アラビアのロレンス」、「ロード・ジム」、「マーフィーの闘い」、「将軍達の夜」、「チップス先生さようなら」「ラ・マンチャの男」。。。高校1年だったかなぁ?? 今はもう存在しない テアトル東京 っていうでっかい映画館で「アラビアのロレンス」がリバイバル上映されたのでした。
あのころ、どういうきっかけだったか正確には覚えていないんだけど、この俳優が好きだったんですね。たぶんTVで「ロード・ジム」(まだイチゾウ・イタミなんて言っていた伊丹十三や早川雪舟が出ていたと思います)やUボートと一人で戦う「マーフィーの闘い」なんてのを見たんだったと思います。で、なんか気になって、映画好きの友人とピーター・オトゥール、格好いいよねと、盛り上がったのではなかったでしたか??
まあ、思い込みが激しいタイプだったかもしれないからね、どんどん好きになって、とうとう「アラビアのロレンス」がリバイバルで、エラク興奮して見に行った記憶があります。女優でこれほど好きになった人はいないな、なんて書くとまた、アンコウはあっちの人だから、なんて言われちゃうかもしれないけど 笑)違います キッパリ)あんな風になりたいって思ったんです!!
しかも、ロード・ジムとチップスは原作まで読みました。むろんロレンスの伝記も読みましたねぇ。もっともロード・ジムは途中で挫折したような記憶がありますが 笑)
でも、ピーター・オトゥールって、チップスをのぞけば、どれもちょっと神経症的だったり執念深かったり、なんとも一筋縄ではいかないヘンな役ばかりだったんですけどねぇ。ロレンスだって、あの最後のトルコの敗残兵達に襲いかかるシーン、そんなことをしているヒマはないのに、っていうシーンの、泣きそうな顔なんか、すごかったです。あきらかにロレンスの人気にあやかった(?)「将軍達の夜」のナチ役も、その後のこのタイプの人物像を決定したような演技でした。いや、それ以前にも別の人であったのかもしれないけど。。。
しかし、淀川長治が、マレーネ・ディートリッヒが死んだときに言った台詞を思い出します。「あれ、まあ、人間ってやっぱりホントに死んじゃうのねぇ、悲しいねぇ」
合掌

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