ISDチームとはどうコンタクトがあったの? S. 「イェルク・ルーデヴィヒ(元選手)の仲介で知り合ったイタリアの代理人を通して。4月終わりに初めて話して、それからはあっという間だった。ISDはキャプテンのジオヴァンニ・ヴィスコンティをきついレースでアシストできる選手を探していて、それでぼくに話が来たっていうわけ。監督のルカ・シントはマペイ時代から知っていたしね。」
契約の時にきみの過去は問題になった? S. 「いや。チームはアシストできてレースにすぐ出られる選手を探していたんだ。それにぼくが合致したんだ。」
ルクセンブルク一周の後のきみのレースプログラムはどう? S. 「ルクセンブルクの後はスロヴェニア一周が予定されていて、その後はドイツ選手権を走り、それからオーストリア一周、7月終わりにはブレシア・ツールを走る。8月に入ったらイタリアのクラシックとポーランド一周およびポルトガル一周が予定に入っている。」
ISDはイタリアのチームですね。レースプログラムにドイツのレースがあまり入っていないけど、どう? S. 「昔と同様、ドイツで走りたいよ。5月1日のフランクフルトのレースはなんとかまた走りたい。ドイツ選手権は大きな目標だ。もしうちのチームがヴァッテンフォール・サイクラシックに招待されることになれば、それはとてもうれしい。」
この間、もうどこかのチームと契約できないのではないかと希望を失ったりしなかった? S. 「大変だろうとは思っていたけど、希望は失わなかった。自分に課した目標に到達できることを信じられるぐらい、ぼくが成長したってことだろう。年齢的には今が最高だし、どうあってもまだ走りたかった。長い間できなくなって、ようやく自分に欠けたものの大きさがわかるんだ。この間、ぼくは自転車レースに出たいと思ったんだよ、出なくてはならないって言う気持ちではなくて、出たいって。きちんとしたチームでもう一度プロの条件の下で自転車に乗りたいっていうのがぼくの目標だった。そしていま、ぼくはそうなった。」
でも、契約は今シーズン終わりまでだよね、なぜ? S. 「チームもぼくもそう願った。シーズンが終わるまでまだ長いし、今は目の前のレースに集中したい。来年のことなんか考えられない。ぼくにとって時間の進み方が変わったんだね。」