なんだかねぇ、嫌になるようなニュースばかりでね。キーワードは「ごり押し」だな。中国も日本も力ずくで、防空識別圏だの、秘密保護法だの、選挙前に一億よこせって都知事だの、ほんと、やんなっちゃうよねぇ。
というわけでトニー・マルティンのブログ、いつものように真面目な警官口調で、かなりふざけた内容をテキトーにご紹介いたしましょう。
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簡単に終わらせようとしたのだが、かえってものすごく時間がかかってしまった。わたしがドーピングチェックで4時間もかかったのは初めてのことだ。そもそも、いつものとおりの生活リズムだったのだ。7時に起床し、朝食前の1時間ローラー台に乗るつもりだった。いつものとおりの手順だ。これで身体は目覚めるし、食欲も湧く。その前にトイレへ行ってから、サドルにまたがった。7時3分に扉をノックする音。おやおや、と思った。こんな時間の訪問客はひとつしかないからだ。しかり、ドーピングコントロールである。まさに的中だった。
チェックは二人一組でやってきた。女性と、係員になりたての男性だ。入ってもらって、ちょうどトイレに行ってしまったところだから、しばらく時間がかかるし、お待ちいただかなければならないと彼らに言った。
血液採集はむろんなんの問題もなかった。それはさっさと終わった。それからわたしはローラー台に乗っても良いかと尋ねた。これは許可された。尿の検査には、スポーツをしても問題にはならない。ただし、朝の血液検査前には負荷は避けなければならないことになっている。
わたしは水分を多めに取り、ヘッドホンをして、二人はわたしの向かい側に座り、おしゃべりをしていた。こうして監視された状態で1時間のローラー台トレーニングが終わった。そしてわたしは尿意を催した。しかし、試験管のサンプルを見た瞬間に、このわたしが排出したモノはサンプルとして役に立たないだろうという予感がした。透明度がかなり高かったのだ。サンプルとなる尿には一定の濃度がなければならない。0.5の値(比重)が必要なのだ。わたしの尿は0.4の比重だった。
こうしてお楽しみは更に続いた。ふたたび水分補給をして、私はコンピューターの前に座り、いくつかの作業を行った。もちろん二人は常にそばに控えていた。雰囲気は悪くなかった。もちろんわたしは急ぐ理由はなかったが、アスレチックトレーニングはやりたかった。だがそれも先に延ばした。こういうわけで非常にリラックスはしていた。
半時間が過ぎ、再び尿意。しかしまたまた0.4の値だった。なんということだ。しかし規則通りにやらなければならない。むろんそれは当たり前だ。わたしもすべてが規則通りに行われることを望んでいる。
こうして再び待つことになった。そして3度目も駄目だった。またしても0.4。しかし4回目でとうとううまくいった。二人は11時頃にやっと帰って行った。新米の検査官の男性にとっては、おそらくかなりよい経験になったことだろう。
4度目の採尿前に、女性の係官が、これまで自分は4度目でも濃度が足りなかった例に出会ったことはないと言った。わたしのプロとしての血が騒いだ。この女性のために新記録を達成したいという気持ちが湧いたのだ。次回この女性に当たったときには是非新記録を樹立して見せよう。
さて、わたしの4週間にわたる休息は終わりを告げ、今週から再びトレーニングを再開している。ローラー台に乗り、いろいろと調整もしてみた。関節に負担をかけないように、わたしの腕と手はほとんど曲げずにまっすぐにしている。
それ以外にも、いまは肩のためのアスレチックトレーニングと体幹トレーニングをたくさん行っている。去年の落者の影響で、少しだが歪んでいるので、それも直したいのだ。これは痛いからという理由ではなく、後々の影響を避けたいからやっている。このトレーニングは実際かなりきついが、何もしなければ何も生まれない。
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マルティンのブログにはアスレチックトレーニングの写真が載っています。

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