cyclingnews.com のさいたまクリテに対するコメントは62もあって、出来レース(八百長)の批判がかなりありますね。中にはかなり辛辣なのも。まあ、むろん全部読むほどの英語力もヒマもありませんが。。。でも、ある意味、いつもcyclingnews を読んでいるようなマニアの上から目線を感じないこともありません。
スカパーで放送した奴のビデオを見たら、三人が抜け出すところは確かに「あたかも魔法にかかったよう」でしたし、最後のフルームの逃げ出したときのサガンとルイ・コスタの反応もちょっと疑問符がつくような気がしないでもありませんでしたが。
ただ最近はどうなのか知りませんが、アフター・ツール・クリテリウムって大体こういうものだったんじゃないかなぁ。ツールに出た選手たちが小遣い稼ぎに各地の村祭り(ケルメス)で顔見せ興行的に走るもので、目の肥えたファンのためというよりは、パレードみたいなものだったんだろうと思われます。
まあ、1987年のスーパークリテリウムも、あきらかにモゼールが優勝するっていう筋書きができていたんだろうと思うけど、あのときは円谷が強くて、追いついて勝っちゃいましたからね。そういう意味ではもっと日本人が引っかき回してやれば良かったんでしょう。三人に追いつきそうな瞬間があったし、その時に日本人選手たちが引っ張ったら、追いついたんじゃないかなぁ(そう考えるとアルゴスの列車もお約束だったのかもしれませんね)。そういう意味では選手も観客もやや「なめられた」かも。
まあ、モゼールのときも今回も、最初から筋書きがはっきりとできている(上記コメントでは何人もの人が fixed と書いていますが)わけではなく、流れのなかで、ある程度暗黙の了解みたいなものだったんだろうとは思いますが。。。その意味ではジャイアント馬場のプロレスみたいなものだとも言えるかも。。。だって、もし仮にゲシュケが優勝だったりしたら、やっぱりみんな しらけた でしょうからね。
私としては、純粋に、目の前でキッテルとゲシュケが見られたことと、フルームに小さな声で「ハイ」と言ってもらえたこと、それとポイントレースのラストで、目の前でサガンが腰を上げたところが見られたこと、これだけで充分満足でした。

にほんブログ村
- 関連記事
-
スポンサーサイト
trackbackURL:http://tatsuya1956.blog48.fc2.com/tb.php/1524-721de605