知り合いが地元の市長選挙に立候補した。
http://chinobu.seesaa.net/http://members2.jcom.home.ne.jp/tunagukai/なにも特別な人ではない。以前から不登校の児童や学校統廃合、保育や障害者問題など当地の市民運動に取り組んだり、車椅子の人たちと北欧へ行ったりする人ではあったけど、普通のおばさんだ。
国は国民の税金を消費税という形で引き上げて、ごく一部の儲かっている企業の法人税を引き下げるという、あまりに露骨なむちゃくちゃぶり。
そもそも、前の民主党政権が消費税という言葉を口にしたとき、国会議員の定数削減と、社会保障のサービス向上というセットで言った。今回の決定では定数削減は全く話題にもならないし、社会保障についても具体的なことはなにも言っていない。
しかしそれ以前に、野田が当初言っていたように、シロアリ退治(役人の無駄遣い)なしで消費税を上げるなんてもってのほかだったはずだ。
それ以前には生活保護の受給額が減額された。生きていくのにかつかつの人たちの「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」(憲法第25条)を危険にさらした。
ふつうは怒るだろう?? ところが多くの人々がそれに腹を立てるどころか、頑張れと言わんばかりのありさまだ。生活保護問題のときも、もっとやれやれとばかりだった。ぼくのブログにもそういうコメントをピンポンダッシュで書き込んだ奴がいたっけ。いずれ生活保護の引き下げと連動して、自分の最低賃金に跳ね返ってくるんだよ。
なさけは人のためならず、自分のためなんだ。
フクイチの問題だって、政府は全く嘘八百を並べている。でも多くの人たちはそんな事故も放射能もないことのように興味を失っている。そして大所高所から日本の国益とかいう言葉に踊らされている。右翼レイシストの政治家たちが発する憎悪とざまあみろの声に喝采を叫ぶ。
そんなことよりも前に、まず、自分の足許を見つめ直してみろよ、自分たちの生活をきちんと考えてみろよ、と言いたい。数年前には存在すら知らなかった無人島があなたの生活とどう結びついているの?
国がこんなすさんだ状態だから、地域がしっかりしなければならないのだ。陳腐な言いぐさかもしれないけど、地域から、自分の足もとから、まともにしていかなければならないんだと、ぼくは思う。だから、知り合いが蛮勇をふるって行動したこと、出馬したことに大きな敬意を表し、12月の投票日まで、できる範囲でお手伝いしていこうと思っている。

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